日本人にも馴染みの深い「ポートフォリオ」という言葉が出てくる。
日銀は「指し値オペ」というのを行っている点でアメリカ金融政策とはいまのところ違うようだ。
日米同時株安にならないようにしているのか、膨大な投機資金がこれまでと違う動きをすることは間違いないだろうが私にはよく分からない。
気になる一行『しかし、金利が上がればコストが上がるのなら、どうして反インフレになるのだろうか。』
2022年5月6日
私たちの嘘の世界
ポール・クレイグ・ロバーツ
もし私たちが聞かされているインフレの話が本当なら、米国政府の制裁政策は意味がない。最もひどい被害を受けるのは、供給制限の代償を物価と金利の上昇で支払うことになる米国とヨーロッパの人々だからだ。
ロシアはエネルギーと鉱物の輸出国であるため、価格が上がれば輸出収入が増える。 制裁を受けるのは、物価高に悩むアメリカやヨーロッパの人々である。
供給不足、無頓着な鎖国政策によるサプライチェーンの混乱、インフレ率の上昇、なぜ米国政府は制裁で供給を抑制することでインフレ率を上昇させたのか、自問自答してみてほしい。 現在のインフレの原因は、連邦準備銀行の貨幣印刷なのか、それともワシントンのコビド・プロトコルと「ロシア制裁」による商品やサービスの供給削減なのか?
なぜバイデン政権は、アメリカのインフレ率やアメリカ国民の福祉よりも、ギャング国家のウクライナを心配しているのか、自問自答してみてほしい。
現在のガソリン価格の高騰は、本当に石油が市場に出回るのを制裁で防いだ結果なのか、自問自答してみてほしい。私の知る限り、ロシアは石油と天然ガスの販売を続けている。 米国がロシアの石油を少量購入しているのが止まっているだけである。 石油の量が少ないからと言って、価格上昇を説明することはできない。 おそらく、石油会社が "危機 "というストーリーを用いて価格を引き上げているのだろう。
金利が半ポイント上昇しただけで、ダウ平均株価が1000ドルも下落するか? おそらく、金利が上がればコストが上がり、収益が下がる、だから株式市場は下落する、という論法だろう。 しかし、金利が上がればコストが上がるのなら、どうして反インフレになるのだろうか。 最も可能性が高いのは、連邦準備制度理事会(FRB)が、株価や債券価格を支えるためにお金を印刷する政策をやめると言ったから、株式市場が下落したのだろう。その代わりに、連邦準備制度はニューヨーク銀行とウォール街を支援するために、10年以上にわたって株式や債券を購入して構築した9兆ドルのポートフォリオから株式や債券を売却しようとしている。 量的緩和が始まったとき、連邦準備銀行のポートフォリオは8000億ドルだった。現在ではその11倍にもなっている。このように連邦準備銀行のポートフォリオが大幅に増加したことで、ダウ平均株価の長期的な上昇とウォール街で築かれた富の説明がつく。
私たちが聞かされている物語は、どれも真実ではない。 これらの物語は、一般には公開されていない意図に沿ったものである。
欧米の民主主義国家が自律的であるというのはフィクションである。 隠された意図に奉仕する偽りの説明に支配された世界に住んでいる人々が、どうやって自己統治することができるだろうか?
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https://www.paulcraigroberts.org/2022/05/06/our-world-of-lies/