どうも、井上です!
これまで、ホンイツ・タンヤオ・トイトイ・チートイ・三色・イッツーの6つの役をご紹介してきました。
残る役はなんでしょうか?
狙うべき役の最後を飾るのは・・・
チャンタです!
しかし最後の役だからといって、それほど強い役かというと、そうとは言えません。
チャンタは非常にリスクの大きい役だからです。
なぜリスクが大きいのか、その理由を今からお伝えします。
まず、チャンタとはヤオチュウ牌(1・9・字牌)が含まれるメンツだけで構成される役です。
(チャンタ)
こういった手牌ですね。
チャンタは面前なら2翻で、鳴くと食い下がりが発生して1翻になります。
そして、
(純チャン)
このように字牌なしのメンツで構成されるチャンタは、「純チャン」といって、面前なら3翻、鳴くと2翻の役になります。
これらはチャンタを上がったときの形ですが、配牌時点だとこのような手牌です。
カンチャン・ペンチャンばかりで、すごく上がり辛そうな手牌です。
そう、チャンタのリスクの1つは「上がれる確率が低いこと」です。
また、上がり辛い理由は愚形が多いだけではありません。
チャンタはヤオチュウ牌を含んだメンツで作らなければならないので、4~6牌は使えません。
それ故に、を含めた真ん中の数牌をバンバン切ることになります。
そうすると、他家は
「こいつ真ん中の牌ばかり切ってるな・・・チャンタじゃね?」
と思い、なかなか鳴かせてもらえなくなります。
これも上がれる確率が低くなる要因の1つです。
真ん中の牌を切ることは、他にもデメリットがあって、
・他家に赤5を鳴かれてしまう。
・4~6という危ない牌を中盤以降も切らなければならず、振り込むリスクが高い。
また、チャンタのリスクはこれだけに留まりません。
例えば、2回鳴いてこのような形で聴牌したとします。
ポン、
待ちの純チャンですね。
しかし正確にはでしか上がれません。
このように、両面待ちで片側しか上がれないことを「片上がり」といいます。
ここにをツモってしまった場合はどうなるでしょうか?
フリテンになってしまい、再びをツモる以外には上がれなくなってしまいます。
このように、チャンタは聴牌時に片上がりになり、フリテンになってしまうというリスクを孕んでいます。
チャンタのリスクをまとめるとこのようになります。
・愚形が多く、上がりにくい
・他家に読まれやすい
・他家に赤5牌を鳴かれてしまう
・4~6の危険牌を切らなければならない
・フリテンになってしまう
このようにチャンタは非常にリスクの大きい役といえます。
「なら、チャンタは狙ってはいけないの?」
と思われるかもしれないですが、狙ってはいけない役なら記事を書きません。
そのリスクを上回るリターンがあればいいのです!
そのリターンについては、次の記事でお話しようと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!