さて、むふふな余韻に浸りながらお店を後にしたわけですがー
これまた続きがあります。
最短距離で駅に向かうには、また竹下通りを通らねば…。
そんな時、上京してしばらく経った頃に出来た、
オシャレ好きな友達とこの辺りに買い物に来たことを思いだしました。
黒人の客引きは、相手のファッションを見て声を掛けるかどうか判断するって。
もし声掛けられたくなければ、違った服をチョイスするといいって。
そんなこといってたなぁ。
確かに後日ここを訪れた時に体感したことがありました。
とはいえ! それはたまたまだろ! さっき声掛けられたのは偶然だ!
そもそももう金ねぇし、無理なもんは無理だし!
なーんて言い聞かせながら、迂回すりゃいいのに、また竹下通りに足を踏み入れてしまいました。
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関門は2ヶ所。
雑踏を掻き分け掻き分け第1警戒区域へ。
客引きの動きにも視界で確認できる範囲で警戒しつつ素早く歩く。
ジロジロ見てたら変に感心持たれちまう。おれは空気だ。景色だ。
こっちに向かってくる人を次々かわす。
人の流れても見方して上手いことスルー。
ふぅ… なんとか通り抜けられたぜぇ。 でもやっぱ目つけられてたな。
一瞬近づく素振りまで見せやがった。
なんで? なんでおれなの? この格好、黒人好むパターン!?
んー、いかんいかん!冷静になれ!
次の警戒区域は…っと
(゜ロ゜;
もう既に入っていた。
客引き『オオ、オニイサ~ン、キョウハイイテンキダネ~♪』
ジャン『そうっすね~』
軽くあしらうつもりだった。
客引き『ハッハーァw HEY~w』
ハイタッチを求められ、思いっきりバチ~~ンっと応じてしまった…。
客引き『キョウ、ナニ?カイモノ~?』
ジャン『そうっすよw
でもね~、ほらこれ~。(買い物袋をちらつかせ)
もう帰るの~w また今度行くからw』
客引き『エ~、モウカエッチャウノ?ヨッテッテヨォw』
ジャン『いや、金ないからw また今度ねw』
客引き『OK~w ジャ~、バショダケ、オシエルカラ~w』
ジャン『オッケーオッケーw 場所だけね~w』
はん、かなんとか言ってどーせ買わせるつもりなんでしょ。
その手には乗りませんよ~だ。
それにしても、黒人の人ってやっぱカッコいいなぁ。
客引き『オニイサン、ヤルトキハ、ヤルデショ?w ハッハーww』
おいおい、もう下の話かよ…。 なんて話してたらお店の前に。
客引き『コッチw ハイッテw』
ジャン『あ、はいはいw』
見てろよ~。思いっきり拒否ってやっかんなー。呼ぶからだぞー。
って、あれ?店員いないんだ。
どうやら客が少なくお昼休憩を取ってる時間帯だったらしい。
でも、店内に入ってみて、やっと理解した。おれに声掛けた意味が。
その日の格好はTシャツに七分丈のGパンに、このスニーカー。
そこには短パンからおれ好みのGパンその他が揃っていた。
見せんじゃね~よ、欲しくなっちゃうじゃん(ToT)
客引き『オニイサンw オレ、チャント、コノミワカッテルw
コレミテw』
ジャン『おぉ…w』
なかなかのGパンが目の前にあった。
客引き『チャント、キジモ、サワッテミテw ネ?シッカリシテルデショ?w』
ジャン『おぉ…w くっ!
でもね、やっぱり手持ちがないのよ。』
客引き『オニイサン、オレ、チャント、ワカッテルw オカネナイノワカッテルw
デモコレ、イイモノ、ワカルデショ?』
ジャン『うっ… わかる…』
客引き『コレ、サッキキタ、オキャクサン、12000円デ、カッテイッタw
デモ、オカネナイノワカッテルw ドノクライナラ、ダセル?w』
ほほう…とか何とか言ってどーせ買わせるつもりなんでしょ。
欲しいけど無理なもんは無理。
タイミング良ければ間違いなく買ったんだけどなー。
残念だけど、諦めさせよう。
ジャン『6000円…。』
客引き『エ…!?』
ジャン『…6000円なら!買うよ!』
客引き『エ!? ダッテコレ12000円! (電卓取りだし)6000円、ハンガ(半額)…』
ふっ、諦めてくれたか。 ごめんよ、悪気はないんだ。
ほんとに今月厳しいんだ。
客引き『オニイサン…オレ、チャントワカッテル。イマ、オミセ、ダレモイナイ。
オレト、オニイサンノ、ナイショ。シーッダヨ?
デモ、ヤクソクシテ。
コンド、オニイサン、ココキタトキ、コンドハ、オレヲ、タスケテホシイ。』
ジャン『え!?マジでいってんの!?』
客引き『OK~w 6000円~w』
んー、話が上手すぎると考えるべきなのか…。普通に考えたら破格だよ。
んなこと言って実は、商品自体に問題あるんじゃないのかな。
でもなー、マジで悩んでくれたっぽいし。
流石に引き下がれないか。
ジャン『オッケー、6000円ね、買うよw』
客引き『ホカニホシイノナイ?w』
ジャン『いや~、ほんと金ないからさ~』
客引き『Tシャツとか、大丈夫?』
ジャン『Tシャツかぁ…』
客引き『ダイジョブ、オレ、ワカッテルw 2000円w』
そういう手口なのか?
ジャン『ったく、上手いな~もうw でももう無理だかんね?w』
客引き『ソウカw』
このまま何も見ずにお店を出ればよかった。でも…
出口付近に飾ってあったスニーカーに目がいってしまった。
ジャン『あ、FUBUだ。取り扱ってるんだねw お、ファットもw』
客引き『オニイサン、シッテルンダネw』
ジャン『持ってたからねw』
客引き『ダッタラ、コレ5000円で売ってあげるよw』
ジャン『え!?5000…』
疑いの念を抱いていた自分がはずかしかった。
少なくともこのスニーカーの相場は知ってた。
ジャン『もう無理w ほんと無理w』
客引き『ソウカw デモ、オニイサン、イイカイモノシタw』
ジャン『だねw それは間違いないw』
最後の挨拶に、こちらからハイタッチ求め、客引きへと戻る彼と別れた。
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と、黒人らしい情に感動させられました。
申し訳ないないと思いつつも衝動買いってこともあって…再確認の意味も込めて、購入したものを少々調べてみました。
パンツ:12000円→5000円
シャツ:4~5000円→2000円
シューズ:13440円→5000円
これ絶対採算あわないですよね。
でも、終始楽しく買い物出来たのは久しぶりでした。
本当にありがとう。
今度はしっかりお金貯めて、恩返ししに行こうと思います(≧▽≦)