とうとう2000人に近づいた東京コロナの人数
これでいてオリンピック開催って・・・
まぁ、私は仕事なので全く関係ないんですが道が朝空いているのは歓迎w
さて暖機運転について職人さんから聞かれました。
「暖機運転てさ必要ないってネットに書いてあったけどしなくてもいいの?」
う~ん。
これそもそも間違った認識の上に問題化しているんですよねぇ。
メーカーは「必要ありません」と言いますし、
昭和時代からの人は必要と言います。
ネットでの知識のみをうのみにした人も両者います。
では本当のところはどうなんでしょう。
ちなみに私は多少必要と思います。
良く耳にするのが、「オイルを回すために」とか「オイルが下がっているからコールドクランキングは悪い」とかなんとか
これって、車の構造知らない人が良く言う人です。
オイルの役目は潤滑ですが、エンジンを切っておいておいても付着してますからクランキングでダメージを追う事はありません。
ピストンにはオイルを保持する為にハッチと言う線があります。
そこに溜まっているんですね。
ですのでまず通常使用なら問題ないんです。
つまりオイルは関係ない・・・訳ではありませんが、気にする必要はありません。
オイルの潤滑という意味ではオイルラインに回るのが粘度が高い状態(オイルが冷えた状態)だと
回りにくいからと言う人もいますが、極寒冷地でマイナス40度になるような環境でなければそんな事ありません。
5w←のような最初に付くwはWINTWERの略で、始動性が良くなるなどの文句がありますが、日本の一般の環境では5wでの0wでも10wでも大差ありません。
最低粘度を保っていられる温度表記ですから。
ではなぜ暖機が必要なんでしょうか。
暖機と言ってもアイドリングで水温油温があがるまでやる必要はありません。
現在の車はセンサーが多種多様ついていてECUの制御も進化していますので、エンジンをかけてすぐに発進しても問題はないんです。
昔のキャブ車やECUがまだ7成熟していない時は、アイドリング暖機が必要でしたね。
なぜか!ノッキングを起こすからです。
いわゆる異常燃焼ですね。
これがダメージになります。
今はこのノッキングをしないように制御しているので大丈夫なんですが、ゼロではありません。
だから1分くらいアイドリングするとECUが考えてエンジンが落ち着くんです。(難しいことは割愛)
その後はしばらくおとなしく走って暖機運転をするってのは、サスペンションやミッションオイル、ブレーキフルードなど動かさないと熱が入らない場所のオイルを回してあげるという意味になります。
これをすることによって細部の動きがスムーズになりわけですね。
数キロ程度で構わないと思います。
さて、ここまで話してエンジンオイルが潤滑しないとダメみたいな文言はあったでしょうか?
ないですよね。
加工精度とかいう人もいますが、今は膨張を考えて真円ではなく、楕円に加工出来る技術があります
適切な温度、例えば水温90度 油温95度みたいなのはその車のパフォーマンスが最大に発揮できる条件だよという事です。
こういう理由により過度な暖機は必要なし、ただしいきなり全開するような走り方などは控えるべし!
と言うのが現在の車なんです。
あ、あと欧州車などはどうの日本車だからどうのと言う人がいますが、これもほとんど関係ありません。
逆に欧州車の場合設計が日本の気候に適した環境を想定していないので、気を遣う必要があると思います。
さて、これを見てあなたは暖機運転しますか?しませんか?
やるかやらないかはあなた次第!ww