こんにちは、ちょびです。
今回は良く英文に登場する第3文型の賢い使い方を見ていきましょう。
【第3文型の必殺技】
前回までの説明で、文型のすごさが分かってもらえたと思います。
今回の第3文型SVOですが、残念ながら第3文型だけは単語力勝負になります。
しかし!とらえどころのない第3文型にも1つだけ素晴らしい英語の法則があるので今回はそれを解説します。
SV that~は「Sは~と思う・言う」という意味になる
これ、必殺技です。SV thatという形を見たらVha「思う」か「言う」という意味になるんです。
これを知っておくと、英文を読むのがすごく楽になりますよ。
実は、直後にthat節をとる動詞は、認識や伝達の意味を持つ動詞に限られるのです。
例えば、think,know,sayなど。
つまり、このルールを逆手に取るとSVthat~「Sは~と思う・言う」という必殺技ができあがるのです。
ここからちょっと余談です。
私たち日本人は「思う」と「言う」をはっきり区別しますね。
例えば、言葉に宿っている霊を言霊といいますが、
「思っても口に出さなけりゃOK」みたいな発想があります。
対して、英米人は少なくとも語法の上では、
「思う」と「言う」をほとんど区別していません。
おそらくキリスト教的な観点がありますね。
絶対的で全知全能な神がいると考えられているので、
神の前で隠し事はできない=思った時点で神にばれる
という思考なのではないかと。
こんな風に歴史文明や思想宗教とつながっていくのが
言語を学ぶ上で面白いところですね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160625/15/janjanmarumaru/30/6d/j/t02200175_0727057913681563173.jpg?caw=800)
(余談ここまで)
それでは、実際の入試問題を見てみましょう。
東大の問題ですが、文型を活用すれば恐れることはありません。
例 次の英文を和訳しなさい。
I hold that most uses of animals in medical science, including some that result in the deaths of many animals, are fully justifiable. (東大)
一つ一つみていきましょう。
普通の受験生だったら、いきなり先頭のI holdでつまづいてしまいます。
でも先ほど解説したあの技を知っていれば簡単ですね。
I hold thatは SV that~の形ですから
holdは「思う」「言う」と考えるとばっちり意味が取れますね。
※正確に言うとholdは「思う」です。もともとholdは「~を抱きかかえる」という意味で、そこから「考えを抱く」=「思う」になりました。
先ほどの英文はthat以下が難しいのですが、一番大事なのは
I hold that~の形です。まずはここを完璧にマスターしてください。
most uses of animals in medicial scienceがthat節の中のSになります。
直訳の「動物の大半の使用」だけでは固いので、名詞を動詞っぽく訳します。
usesを「使うこと」と訳し、「医学で動物を使うことの大半は」とすれば完璧です。
※こういった和訳のテクニックも要望があれば後々公開していこうかと思います。
including~は「~を含めて」という意味です。
someは、some {uses of animals in medical science}のことです。
前にあるmost uses animals in medical scienceがヒントになります。
thatは関係代名詞です。
文中that,直後にV(今回はresult in)は関係代名詞thatになるというルールがあります。
ちなみにこのルールは重宝します。是非覚えておいてください。
including some {uses of animals}that result in the deaths of many animalsは「結果的に、たくさんの動物が死ぬこと(使い方)も含めて」という意味です。
だいぶ後ろにあるareがV、fully justifiableがCになります。
justifiableは「正当化される」という意味ですが、
「正当化」=「OK」ということですね。
ですから、この英文を簡単に言うと、
「医療での動物実験はOKだ」という意味になります。
このように例え東大の問題でも、
基本テクニックを使うことであっさり解答できます。
訳例:医学で動物を使用することの大半は、それが多くの動物が死んでしまうことになっても、完全に正当なものであると私は考えている。
今回のポイント
・SV that~は「Sは~と思う・言う」という意味になる
・文中that,直後にV(今回はresult in)は関係代名詞thatになる
いつもより長くなりましたが、
最後まで読んでくださってありがとうございました!
ちょび
たった1週間であなたに早慶レベルの思考をインストールします。
禁断の暗記術はこちらから
![にほんブログ村 受験ブログへ](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fjuken.blogmura.com%2Fimg%2Fjuken88_31.gif)
にほんブログ村
![](https://blog.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_1963_1.gif)
大学受験 ブログランキングへ
今回は良く英文に登場する第3文型の賢い使い方を見ていきましょう。
【第3文型の必殺技】
前回までの説明で、文型のすごさが分かってもらえたと思います。
今回の第3文型SVOですが、残念ながら第3文型だけは単語力勝負になります。
しかし!とらえどころのない第3文型にも1つだけ素晴らしい英語の法則があるので今回はそれを解説します。
SV that~は「Sは~と思う・言う」という意味になる
これ、必殺技です。SV thatという形を見たらVha「思う」か「言う」という意味になるんです。
これを知っておくと、英文を読むのがすごく楽になりますよ。
実は、直後にthat節をとる動詞は、認識や伝達の意味を持つ動詞に限られるのです。
例えば、think,know,sayなど。
つまり、このルールを逆手に取るとSVthat~「Sは~と思う・言う」という必殺技ができあがるのです。
ここからちょっと余談です。
私たち日本人は「思う」と「言う」をはっきり区別しますね。
例えば、言葉に宿っている霊を言霊といいますが、
「思っても口に出さなけりゃOK」みたいな発想があります。
対して、英米人は少なくとも語法の上では、
「思う」と「言う」をほとんど区別していません。
おそらくキリスト教的な観点がありますね。
絶対的で全知全能な神がいると考えられているので、
神の前で隠し事はできない=思った時点で神にばれる
という思考なのではないかと。
こんな風に歴史文明や思想宗教とつながっていくのが
言語を学ぶ上で面白いところですね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160625/15/janjanmarumaru/30/6d/j/t02200175_0727057913681563173.jpg?caw=800)
(余談ここまで)
それでは、実際の入試問題を見てみましょう。
東大の問題ですが、文型を活用すれば恐れることはありません。
例 次の英文を和訳しなさい。
I hold that most uses of animals in medical science, including some that result in the deaths of many animals, are fully justifiable. (東大)
一つ一つみていきましょう。
普通の受験生だったら、いきなり先頭のI holdでつまづいてしまいます。
でも先ほど解説したあの技を知っていれば簡単ですね。
I hold thatは SV that~の形ですから
holdは「思う」「言う」と考えるとばっちり意味が取れますね。
※正確に言うとholdは「思う」です。もともとholdは「~を抱きかかえる」という意味で、そこから「考えを抱く」=「思う」になりました。
先ほどの英文はthat以下が難しいのですが、一番大事なのは
I hold that~の形です。まずはここを完璧にマスターしてください。
most uses of animals in medicial scienceがthat節の中のSになります。
直訳の「動物の大半の使用」だけでは固いので、名詞を動詞っぽく訳します。
usesを「使うこと」と訳し、「医学で動物を使うことの大半は」とすれば完璧です。
※こういった和訳のテクニックも要望があれば後々公開していこうかと思います。
including~は「~を含めて」という意味です。
someは、some {uses of animals in medical science}のことです。
前にあるmost uses animals in medical scienceがヒントになります。
thatは関係代名詞です。
文中that,直後にV(今回はresult in)は関係代名詞thatになるというルールがあります。
ちなみにこのルールは重宝します。是非覚えておいてください。
including some {uses of animals}that result in the deaths of many animalsは「結果的に、たくさんの動物が死ぬこと(使い方)も含めて」という意味です。
だいぶ後ろにあるareがV、fully justifiableがCになります。
justifiableは「正当化される」という意味ですが、
「正当化」=「OK」ということですね。
ですから、この英文を簡単に言うと、
「医療での動物実験はOKだ」という意味になります。
このように例え東大の問題でも、
基本テクニックを使うことであっさり解答できます。
訳例:医学で動物を使用することの大半は、それが多くの動物が死んでしまうことになっても、完全に正当なものであると私は考えている。
今回のポイント
・SV that~は「Sは~と思う・言う」という意味になる
・文中that,直後にV(今回はresult in)は関係代名詞thatになる
いつもより長くなりましたが、
最後まで読んでくださってありがとうございました!
ちょび
たった1週間であなたに早慶レベルの思考をインストールします。
禁断の暗記術はこちらから
![にほんブログ村 受験ブログへ](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fjuken.blogmura.com%2Fimg%2Fjuken88_31.gif)
にほんブログ村
![](https://blog.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_1963_1.gif)
大学受験 ブログランキングへ