では鳳凰卓第55戦中編2の開始です。
東4局2本場
かなり良い配牌の所、何と第一ツモでが暗刻となりリャンメン2つの1シャンテンになりました。
いつもと景色がまるで違いますね。
まぁわたしにもこうあるべきですが、本当に不思議で仕方ありません。
まぁ居ないとは思いますが、これでツモリ三暗刻が見えたと思うような人は、麻雀の才能はありませんね。
よって、ここは当然や切りは有り得ず、か切りのリャンメン固定となるのですが、このような時はどちらのリャンメン待ちが残った方がアガリ易いのか(嬉しいのか)で判断するんですよね。それで言えば、よりも端に掛かった待ちが残った方がアガリ易いのは明白なので、ここでの正着打は受けを固定するツモ切りとなるのです。
はい。これが合理的な正しい思考となるのです。
上家から出たチーテンに取れるを当然のスルーとした所、を引いて早くもテンパイが入りました。
当然の即リーチとします。
結果は、親の対面からリーチ役1裏1()で5200(5800)点の出アガリとなりました。
いや~明らかに出来が違い過ぎますね。
そして、やはりと言うべくラス目があっさりと掴むんですよね。。。
恐ろしい偶然ですね。
南1局
が既に暗刻の仕掛けが効く手牌の所、ドラのを引いて早くも1シャンテンになりました。
このような時に形を決めたがってを切ってしまう下手な人も居ますが、この手は愚形ターツしか残っていないので、や引きを逃さぬよう素直にを切るべきなのです。
いやいや、おかしいでしょ(笑)
みなさんも間違いなくそう感じているはずですが、これがこのゲームの実態なんですよね。
何故か点棒を持った人はこうして仕組まれたかのようにあっさりと手が入るのです。つまり、要は先にリード出来るかどうかなんですよね。
って、まぁ冗談はこの辺りまでにしますが(半分本気ですが)、ここは流石に役有りですし、1枚見えのカンなどでトップ目がノーガードとなってしまうリーチを打つのはリスクしかないので、当然のダマに構えます。
はい。
わたしは常日頃から場況も大事にしていますが、このような特に場況が存在しないと言えるような時は、単純に見えている枚数だけで判断すれば良いんですよね。つまり、今回はが1枚見えているので、1枚も見えていないカンに受け替えるのが良いのです。
はい。
結果は、ラス目の対面から役1ドラ1で2600点の出アガリとなりました。
ちなみに、これは結果論ではなく、対面のこの放銃は点棒の無い者の定めなどではなく、完全に失態ですよね。
なぜなら、対面はドラ3の勝負手なので、ここは絶対に良形ターツの種となるを残し、を切るべきだからです。
はい。当然ですよね。
ここでキチンとを切り、やが鳴けたりを引いたりしてで放銃になるのはツイていないで済みますが(わたしはそうなる)、ここでを切っての放銃は完全に実力不足でしかないですよね。
南2局
これは、ラス目の対面にドラ2のテンパイが入った所、カン待ちで即リーチに踏み切った局面です。
まぁ打点的には即リーチの一手ですが、ここはやはり4連形と言う形があるので、変化を待ちたい気もしますよね。
って、先生は即リーチですか。
もちろん無いとは言えませんが、今回は単なるカンではなく引きでリャンメン待ちへと変化しますし、現状のカン待ちであれば、が重なってのとのシャンポン待ち、あるいは引きのカンの方が明らかにアガリ易くなるんですよね。。。よって、わたしはダマに構えますね。
ここはか生牌のを切れば一応678の三色目が残る2シャンテンに構える事も出来ますが、トップ目がこのような手からラス目のリーチに押し返すなど有り得ません。よって、ここは手牌で一番当たる確率の低い牌を切って凌ぎに行くべきなので、ここでの正着打はの暗刻落としとなるんですよね。
はい。流石ですね。
ちなみに、何故が一番安全かと言えば、対面はを切っているので待ちは有り得ません。ではが当たり得る他のパターンはと言えば、カンチャン待ち、シャンポン待ち、単騎待ちの3通りとなりますが、対面は対子落としリーチなので更に手牌にが残ってのカン待ちリーチは考えられませんし(その場合は最初の切りでカンのダマに構え、次のツモがでカラ切りリーチとした場合のみ)、わたしにが暗刻なので物理的にシャンポン待ちは不可能です。そして最後の単騎待ちですが、対面は対子落としリーチなのでそもそも単騎待ちなど有り得ないと言う事なのです。
結果は、下家と対面の二人テンパイ流局となりました。
まぁ対面はを引くまで我慢して待ちになった場合のみしかアガれていない可能性もありますが、やはりこの手は即リーチとはせず変化を待つべきだったのではないでしょうか?
南3局1本場
何と第1ツモで七対子の1シャンテンとなりました。
もう一度だけ言いますが、これがこのゲームの実態なんですよね。
こうして勝ち役に選ばれた者は労せず勝てる仕組みになっているのです。
まぁそれでも、特定の人にだけ勝ち役が行く訳ではないので平等だと言い張る人も居るのでしょうが、そんな都合良く平等などになる訳ありませんし、逆に平等になった方が不自然ですよね。
本題に戻りますが、流石にこの手はメンツ手ではなく七対子が本線となりますが、メンツ手を見ないにしても、を2枚所持してのと孤立牌のを比較すれば、やはり他家からすればの方が使い辛いのは明白なので、ここでの正着打はとなりますね。
はい。
まぁ確かに今回は仕組まれたように良い配牌や結果まで結び付いてはいますが、誰よりもミスをせず打てているのも事実ですし、人によってはアガれていなかったり放銃したりもしているはずなので、運だけと思われるのは心外ですね。
次巡、何とが重なり、あっさりと七対子のテンパイが入りました。
や、やっぱり運だけですね(笑)
ここはかのどちらに受けるのか、そしてリーチかダマかの選択がありますが、まずどちらに受けるのかですが、三元牌の切り順を考慮すると良いですよね。
と言うのは、だけが緑一色と言う特定の役満に絡んでしまう恐れがある?wのでを一番最初に切りますが、次には場に捨てられている枚数等を把握され易いと言う理由から?w、自身にが重なって待ちとなった場合、待ちよりも若干ですがアガリ辛いみたいです(笑)よって、このような時は緑一色を警戒されずw数え間違いにより切ってもらえる可能性が若干高いw待ちを選択するのが正着打なんですよね(笑)
では後はリーチかダマかの選択となりますが、トップ目とは言え、流石にこの巡目の字牌待ちであれば逆にリーチを掛けた方がオリ打ちも狙えるので、ここは待ちリーチが正解となるのです。
はい。完璧な解説でしたね(笑)
って、リーチかダマかの選択は重要ですが、こんなんに待ちが正解で待ちが不正解なんてあるかー。
これは、上家がかかの選択で、北家のわたしに対して対子落としを選択した局面です。
へ~これは何でですかね?(笑)
正直言いますが、わたしであればで一発放銃になっていると思います(笑)
是非理由をお聞かせ願えますか?
北家のわたし以外のリーチであれば、シャンポン待ちに当たった所で1翻が付かない対子落としが正解でしょうが、今回わたしは北家ですからね。。。それで何故ここまでの差が出るのでしょうか?
まぁ答えは簡単ですね。
それは、先生はが当たり牌だと知っているからです!他に考えられる事がありますか?どなたか知っている方がおられれば是非コメントで教えて頂きたいです。
これは、親の下家にわたしの現物待ち役有りテンパイが入った所、ダマに構えた局面です。
いやいや、九段相手なのでハッキリ言いますが(そうでなくとも言うw)、この巡目とこの点棒状況で、現物待ちだからとダマに構えるなど有り得ませんし弱過ぎます!
ですよね。
理由は言うまでもなく、下家の手はダマの2900点で交わすのではなく、キチンとリーチを打って最低5800点の本手とすべきですし、ここで例え下家が追い掛けようとも、このほとんど現物が無いような局面であれば、脇の二人も切る牌が無く、1件には確実に通るなどは出て来る可能性も十分有るからです。
これは、親の下家がミスに気付き、次巡カラ切りリーチに踏み切った局面です。
先ほども言いましたが、こうしてミスに気付いたのであれば、恥ずかしくともキチンと修正出来る人は強いですよね。
って、先生はまさかのダマですか。
先生って、リーチすべき手牌でも、最初の判断を誤って一旦ダマに構えてしまった時は、何故かそれ以降はダマを推奨しますよね。よく分かりませんね。
これは、2件リーチに挟まれて現物が尽きた上家が、たった今中筋となった切りとした局面です。
上家はやりますね。
まぁわたし程ではないにせよw、上家の守備力の高さは相当なものだと思われます。
結果は、上家からリーチ七対子で3200(3500)点の出アガリとなりました。
いや~親の下家に追い掛けられた時は「やっぱりわたしはこうなるんですよね」と負けた気満々でしたがw、意外にも勝てましたね。まぁトップ目の特権と言うやつですか。
ちなみに、先生もここはしか切る牌が無いと言っているので、何も恥じる事も後悔する事も無いんですよね。
では後編へ続きます。