では鳳凰卓第49戦後編の開始です。
東4局
対面に2副露目が入りポンテン模様の所、絶好のカンが埋まり1シャンテンになりました。
テンパイが入りました。
当然の即リーチとします。
結果は、対面に役1のみで300・500をツモられました。
南1局
ここは当然素直にを切りますが、これで一気にアガれそうになって来ましたね。
こう言っては何ですが、わたしはこう言った時に必ずと言ってよいくらい迷うテンパイ形となりますよね。
まぁ迷うように来ず運だけで上手く行ってしまう人なんかよりも、試練を与えてもらった方が上達するとは思いますが、流石に毎回となると辛いですよね。
とは言え、ここは下家と対面にの切りが早いので、
は山に残っている可能性が高そうですし(実際山に3枚残り)、これは以前から何度も言っていますが、早くに
を切っている人は
だけでなく
も持っていない事が多いので(実際どちらも持っていない)、
を掴んだ所で使い切るのは難しいとも言えるんですよね。
よって、ここは自信のある
単騎で即リーチに踏み切る事としました。
結果は、リーチツモドラ1で2000オールのツモアガリとなりました。
やりましたね。
南1局1本場
対面に2副露が入りテンパイでもおかしくはない所、当たり牌となる引き。
これは見えているからでも結果論でもなく、対面は2枚切れの安牌を先に切ってからの
ポン打
だったので、余剰牌の無いチー良しポン良しの完全1シャンテンだった可能性が高いですよね。つまり、対面は
の関連牌
や
や
が雀頭のリャンメン待ちだと推測出来るので、この
(
)はいかにも危険牌なんですよね。
よって、ここは
を抑えて安牌の
切りとしました。
とは言え、これでが使い切れる形になったとも言えるので、ここは後のタンヤオ変化を見つつ
を使い切る為に
切りとしました。
これは、上家に一応単騎待ちのテンパイが入った所、テンパイ取らずの切りとした局面です。
これは麻雀の教科書があればお手本とも言える手順ですよね。
と言うのは、上家の手はさえ切ればタンヤオになりますし、上手く行けば345の三色に仕上がる事だってあるので、それをわざわざ出アガリの効かない単騎待ちに構えるのは損以外の何者でも無いからです。
ちなみに、わたしはテンパイを優先する選択をよくしますが、流石にここは上家同様にしか切りようが無いとさえ思います。
これは、上家がを重ねて見事
待ちテンパイが入った所、ダマに構えた局面です。
わたしは常日頃から、高目安目のある待ちの時はリーチを打つのが基本だと言っていますが、今回に限っては上家のようにダマに構えた方が良い気もしますよね。
と言うのは、今局は明らかに対面が主導権を握っていますし、その対面の現物に高目のがあるんですよね。しかもこれが一番大事な事ですが、上家は強い牌を切っておらずほとんどオリているようにも見えるので(
は微妙な牌ですが)、今なら対面の現物
が出てもおかしくはないと言う事なのです。
もちろん、強い牌を押してしまった瞬間にダマテンを警戒されてしまうのですが。
とは言え、対面は既にピンズの上を仕掛けていますし、脇の二人もオリている感がありますよねw。そして何よりわたしはラス目の親番なので、テンパイに向けてある程度攻める必要があるんですよね。よって、ここはツモ切りとしました。
前巡のよりも明らかに切り易い牌なので、
を切ったからには当然切りますよね。。。
結果は、上家へタンヤオピンフ三色ドラ1で8000点の放銃となりました。
うーん。。。
まぁ今回は上家が上手く打ったのも事実ではありますが、ここまで当たり牌を掴まされてはどうしようも無いですね。
南2局
このような時に不用意にを切ってしまう下手な人も居ますが、ここは
を残せば
を引いた時にリャンメンターツが出来ますし、
を引けば
と言った4連形残りの案外使い勝手の良い形が残せるんですよね。よって、このような時は不用意に
は切らず、素直に
を切るべきなのです。
対面は切りリーチなので筋の
や
も決して安全とは言えず、現物も通りそうな牌すらも1枚もありませんね。
そして当たり前の事を言いますが、ここで自身の手を曲げる
や
を切って放銃にでもなればバカでしかないので、だったら素直に自分都合で不要な牌を切るべきなのです。
このを引いた事により5ブロックとなったので、ここで切るべき牌は
しかありませんね。
結果は、対面にリーチピンフ一発ドラ1赤1裏1()で12000点の放銃となり、飛びラス終了となりました。
何ですかこれは?
まぁ結果論から「俺ならか
を切る」や「俺なら安牌の
を残して
を処理している」などと言い出す卑怯者も居るのでしょうが、ハッキリ言って、この対面のほとんど情報の無い早いリーチに対し、
が当たり牌かつ一番不要になっている事自体が「おかしい」のです。
これで連ラスになりましたが、前回と今回の出来から言って、何やら暗雲が立ち込めていますよね。
先生もそのタイミングで旅に出てしまったので、次戦の結果によっては先生が戻るまで休養とさせて頂くかもしれません。。。