では鳳凰卓第４７戦後編の開始です。
東３局
ピンズの一気通貫が見える手牌の所、
引き。
まだ東３局とは言えトップ目なので、ここはスリムに構えるツモ切りも有るとは思いますが、実はこの時点でとある役？も視野に入れていたんですよね。
それは、「流し満貫」です。
よって、ここはで新たな良形ターツを求めたいと言うのではなく、単純に流し満貫を崩してしまうのが嫌だと、敢えて２枚切れの
ではなく鳴かれたくない生牌の
切りとしました。
に良形でくっ付く
引き。
ここは流し満貫さえなければ安牌のを残してカン
ターツを嫌いたい所ではありますが、やはりまだ流し満貫の目も残したいので切りとしました。
下家からリーチが掛かった所、一応１シャンテンとなる
引き。
ここは普通にアガリに向かうのであれば筋の
切りとなりそうですが、今回はも一応当たり得るなどと言う事は一切関係なく、やはり流し満貫を成就させたいので
対子落としとしました。
ちなみに、この時点でまだ４枚もヤオチュウ牌が有るので、これは行けるかもしれませんね。
はい。
結果は、下家にリーチタンヤオツモで１０００・２０００をツモられました。
うーん。。。激レア役を決めたかったのですが。
東４局
何とダブが暗刻と言う手牌の所、リャンメン３つの２シャンテンとなる
引き。
ここはとりあえず素直に
を切りますが、この手はマンズの一色手が見えるとは言え、余程の事が無い限りリャンメンターツを嫌ってまで一色手へ移行するような事はしません。
下家から
が出ました。
これを鳴けば３９００点のリャンメン２つの１シャンテンに構える事も出来ますが、流石にそれは勿体ないとしか言い様が無いですし、焦り過ぎですよね。よって、当然のスルーとします。
って、先生はまさかのポン寄りですか。
まぁ、これを鳴くからにはおそらく一色手への移行も見るのでしょうが、流石にこの牌姿から鳴くとすれば
くらいであって、それ以外は鳴きたくないですよね。
その引き。
何とこれで早くも３メンチャンとリャンメンの１シャンテンとなりました。
ただ、こうなれば逆に
を仕掛けての一色手移行も有りとなって来た気もしますが、流石に
チーだけは無いですよね。
対面からポンテンに取れるが出ました。
これは鳴きたいですね。
と言うのは、５８００点となってしまう
のポンテンや
のチーテンには取りたくありませんが、こののポンテンに限っては７７００点となるんですよね。
よって、ここはポンテンに取る事としました。
先生はスルー寄りですか。
わたしはそこまで鳴きのセンスが無いのでしょうか？
もちろん、これが東１局の点棒移動のない局面だったならば、やはり３メンチャンとリャンメンの１シャンテンと言う事もあり（しかもまだ４巡目）、面前で最低でも親満となるリーチを打ちたいと言うのも分かるのですが、ここは既に大きな点棒移動のあるトップ目の東４局なので、みすみす７７００点のポンテンを見送ってまで面前に拘る必要性など何処に有るのでしょうか？
ちなみに、もしもここでマンズの一色手に向かってテンパイ取らずとするような人が居るとすれば、ハッキリ言って、相当頭が悪いとしか言い様が無いと思います。
理由は言うまでもなく、７７００点の良形テンパイを崩してまで、愚形待ちになる可能性も十分ある１２０００点を狙う価値など無いからです。
結果は、役２赤１で２６００オールのツモアガリとなりました。
これですね。
３７９００点から７７００点クラスのアガリともなれば、かなりトップが堅くなるんですよね。
それをわざわざ１２０００点とする為に７７００点のポンテンに取らないなど有り得ないとさえ思うのですが。
もちろん、一色手へ移行するなど論外です。
東４局１本場
絶好のを引き入れ、何と早くもリャンメン２つの１シャンテンとなりました。
いや～今回はかなり恵まれていますね。
ようやくわたしの出番が来ましたか。
まぁあれだけツイていないのが続いていたので当然と言えば当然なのですが、ここから反撃開始と行きましょうか。
ちなみに、ここは既に
が３枚切れとなってしまっているので、テンパイの前に４枚目のを切られた場合を想定し
は残します。
何と絶好の
を引き入れテンパイが入りました。
完全にツイていると言うか、何処かおかしいですね。
まぁここはいつも言っているように、ダマで満貫となる手をわざわざ警戒されてしまうリーチを打つのは損でしかないので、当然のダマに構えます。
はい。
対面からリーチが掛かった所、一発で危険なドラ表示牌の引き。
って、この手でオリる事など有り得ませんし、そもそもオリようにも確実に通せる牌が
たった１枚しか無いのです。だったら、わたしの待ちも対面に危険そうとも言える事から、このままダマに構えた所で脇からノーケアで出て来る事が無くなってしまったので、ここはツモ切りリーチに踏み切りました。
ちなみに、このようなツモ切りリーチを否定する人も居ますが、例えドラのであろうが何でも勝負する構えなので、わざわざダマで押す必要など何処にも無いんですよね。もちろん、この手でも後にオリる気があると言う人はダマに構えるべきだと思いますが。
先生はダマ続行ですか。
結果は、対面からリーチタンヤオピンフ赤３で１８０００（１８３００）点の出アガリとなりました。
これですね。
まぁ勝てた上に運良くでアガれて跳満となったから言う訳ではなく、この手でオリるなど有り得なかったと思いますし、今回はたまたまでのアガリとなりましたが、ツモアガリや裏が１枚乗るだけで跳満となったので、やはりここはリーチに踏み切るべきだったと思います。
だって、仮にこの手で負けて放銃となっていたとしても後悔しますか？と言う話なんですよね。。。まぁバカな結果論者であれば一々後悔したり反省したりするのかもしれませんが、この手であれば放銃する事など罪でも何でもなく、ダマに構えて日和ったりオリたりしたせいでアガリ逃しとなってしまう事の方が罪なんですよね。
東４局２本場
これは、何と早くも下家にタンピンドラ赤の満貫テンパイが入った局面です。
まぁ今回はわたしも珍しくツイていますが、こんなの見ると嫌になりますね。
上家から
が出ました。
まぁこの点棒状況であれば無理にアガリに掛ける必要性はありませんが、この手であれば鳴くのが自然ですよね。よって仕掛けますが、ここは１枚切れの対子落としとするよりも、例え１枚切れであろうとも鳴き易いと思われるの対子を残し対子落としとした方が良いですよね。
先生も微妙ですが一応仕掛けますよね。
そして、やはりここはではなくの対子落としなんですよね。
結果は、下家へタンヤオピンフドラ１赤１で７７００（８３００）点の放銃となりました。
うーん。。。
南１局
対面から上家へ三色赤１で２０００点の横移動となり、対面が飛んで
久々のトップ終了となりました。
いや～これで実に１２戦ぶりのトップとなりましたか。
まぁたまにはツキも来ないと面白くありませんが、もし今回もこのツキが他の誰かだったらと思うと。。。やはり、わたしはツキなどではなく技術の勝負がしたいですね。まぁ麻雀と言うゲームにツキは切っても切り離せない存在ではありますが、最初から勝つ人と負ける人が決まっているかのような露骨なまでのツキは本当に止めてもらいたいですよね。
