では鳳凰卓第46戦中編1の開始です。
東4局
かなりピンズの多い手牌の所、何と早くもくっ付きの1シャンテンに構える事の出来る引き。
流石にここまで揃えばいくらわたしでも一色手しか見えないので、ここは1枚切れのではなく
を切るべきですよね。
はい。当然ですよね。
ただ、もしも次にドラのに
や
がくっ付いたとしても、リャンメン待ちかドラの
を引いてのシャンポン待ちテンパイ以外は取る気は無いですね(
引きなら即リーチ)。この手はそれくらい価値のある1シャンテンなのです。
わたしは何故かこう言った確率の低い迷う牌をよく引きますよね。
とは言え、これでメンホンの1シャンテンに構える事が出来るので、流石にこうなればドラのを見切るべきですね。
はい。
この手はのくっ付きでもあるのでスルーとする手もありますが、どの道一気通貫にならなければ満貫止まりとなってしまう可能性が高いので、ここは役1ホンイツの5200点でも良いかとポンテンに取る事としました。
先生はスルー寄りですか。
流石にこれだけ早い巡目のくっ付き1シャンテンであれば1枚目はスルーの方が有利だったのでしょうか?ただ、この牌姿であれば例え面前であろうともリーチを打ち難いメンホンのみの5200点テンパイとなる可能性も十分あるだけに、の1鳴きがダメとは言えませんよね。
結果は、親の上家から役1ホンイツで5200点の出アガリとなりました。
こう言っては何ですが、やはりこうして点棒の無い者が掴むように出来ているんですよね。本当に不思議で仕方ありません。
南1局
トップ目の下家から早過ぎるリーチが掛かりました。
本当に上手く出来ていますよね。
下家からリーチが掛かった所、絶好のカンが埋まり1シャンテンとなりました。
もしこれがリャンメン2つの1シャンテンであったり、例え愚形残りであろうとも安牌が無かったりすれば、ここは目を瞑って自分都合で打つべきだと思いますが、今回は愚形残りかつだけではなく
もかなり通りそうなので(実際は当たり牌と言う激レアケースw)、やはりここはとりあえず
を切って立て直したいですよね。
はい。
ただ、もちろん激レアケースとは言っても、今回のようにと何かのシャンポン待ちが残る事も熟知しているので、
が安牌だと思っている訳では無いです。
こう言えば、「だったら何故1シャンテン取らずとしてまでペンチャンを嫌う?」と言い出すバカな人も居るのでしょうが、先ほどから言っているように、この巡目の対子落としで上手い具合に
が当たり牌となるケースなど極めて稀だからです(笑)麻雀は、何でも有りと言えるようなリーチ相手の時は、結局見えている枚数や切り順などから当たり得る確率の低い牌を選択するしかないんですよね。
って、ここでキチンと打てる人とそうで無い人との差が分かりますよね。
やはり、前者はここでキチンとを選べますし、後者は
など当たるはずがないとここで
を切ってしまうんですよね。
わたしはどちらかって?
当然、前者に決まってますよね(笑)
ここで2枚切れのを残して
を切ってしまう程度の者が放銃率10%など保てる訳がありませんし、こんな全対局の全ての局を画像付きで紹介するなんて大それたブログを5年以上も続ける事など出来るはずありませんからね。
はい。流石先生ですね。
結果は、下家にリーチツモで500・1000をツモられました。
まぁ安いのだけが幸いですが、この待ちを見ると何だか切なくなりますね。。。
南2局
流石にこれだけ悪いのであれば、いっそ仕上がれば高打点となる可能性の高い一色手に向かった方が良さそうですよね。ただ、万が一ドラのが重なるような事があれば、それだけで一色手と同じ価値が出て来てしまうので、ここはやはりドラの
は残して愚形のカン
ターツを嫌う
切りが良いですよね。
はい。流石ですね(笑)
これは鳴いた方が良い気もしましたが、判断が着かずスルーとしました。
先生はやはり鳴きますか。。。
この手が面前で仕上がる確率は極めて低いので、ここから仕掛けて一色手まっしぐらとします。
ただ、やはりこうして仕掛けるのであれば、上家から出たは鳴いておくべきでしたね。
このはこの手牌の雀頭候補とも言えますが、それでも一手進める為に鳴くのが自然ですよね。
ただ、このを鳴く事により新たな雀頭候補が必要となるので、ここは絶対に生牌の
でも1枚切れの
でもなく、2枚切れの一番重なる確率の低い
を切るべきなんですよね。やはり、このような時にどれだけ丁寧に打てるかが強さとなるのです。
はい。当然の鉄ポンですよね。
そして、ここは絶対に丁寧に2枚切れのを切らないとダメなんですよね。
よく、このような時に安牌を持ちたがって切りなどとしてしまう下手な人も居ますが、安牌となる
を仕掛けた以上は守備など考えずアガリに向かうと言う事なので、そう言った時は中途半端に効率悪く打つのではなく、最後までアガリ切る事に専念すべきなのです。
これですね。
だからこそ、こうしてキチンと打たなければダメなのです。
結果は、役1ホンイツで1000・2000のツモアガリとなりました。
いや~良いアガリですよね。
まぁ上家から出たを鳴けなかったのでパーフェクトのアガリとは口が裂けても言えませんが、それでも、ここまで打てれば上出来ではないでしょうか?
では中編2へ続きます。