では鳳凰卓第40戦後編の開始です。
南3局
これは、段ラスかつ親番の残っていない対面が、下家から出たを仕掛けた局面です。
この仕掛けは脅威でしかないですよね。
理由は言うまでもなく、段ラスの親番の残っていない者が、ここで1000点や2000点(まぁ3900点も無いかな)をアガった所で自分で自分の首を絞めるようなものなので、この仕掛けは満貫クラスの可能性が極めて高いと言えるからです。よって、この対面の仕掛けを喰いタンなどと思うのは大間違いで、この仕掛けにドラのなど絶対に切ってはダメなんですよね。
対面に2副露目となる仕掛けが入った所、1枚切れの対面の風牌の引き。
もはやこんな牌ですら打つべきではないですよね。
と言うのは、対面はまだ見えているだけで言えば、アガる為に必要な何かしらの1翻だけなので、残った手牌で満貫クラスになるには、やはりドラのを対子以上で持っている可能性が高く、役牌バックのドラ3や、345の三色ドラ3と言うのが濃厚だと読む事が出来るからです。
つまり、対面の手が三色だった場合、役牌バックと違って何でもアガる事が出来るので、これにてベタオリを開始する対面の現物切りとしました。
先生は1枚切れの対面の風との事ですが、ハッキリ言って、甘過ぎるとしか言い様が無いですね。
ここは誰がどう見ても対面の手が満貫クラスなのは見えているのですから、そこへ一応でも当たり得る牌を切るのは甘過ぎますよね。
まぁそれはともかくとして、やはり、こう言った読み合いや駆け引きの精度の高さが鳳凰卓なんですよね。
結果は、下家から親の上家へ役1のみで2000点の横移動となりました。
いや~これはホッとしましたね。
南3局1本場
ここは唯一の現物を抜いた所で次に切る牌がありませんが、それでもここはを抜くべきなんですよね。
「おいおい、いつもと言っている事が違うじゃねぇか」と思った人も居るでしょうが、答えは簡単です。なぜなら、わたしの手はアガリの見通しが立ってもいないからです。ただそれだけです。ただそれだけですが、実はそれって凄く大事な事なんですよね。
はい。
ちなみに、もしも次に安牌を引けなかった場合ですが、その時はモロ引っ掛けの可能性があろうとも筋のを切りますね。
ただし、何と言えば良いのか分かりませんが、もっとモロ引っ掛けの可能性が高いと言えるような捨て牌であれば、その時はおそらくは切らないと思います。
まぁが4枚見えた事により、上家にが当たりとなるパターンは99%無くなりましたよね。と言うのは、もしも上家にが当たるとすればまさかのペン、と何かのシャンポン、そして単騎となりますが、もしもペンであれば上家はその直前にをツモ切っているので、からを切ってペンに固定した事となるのは不自然なように思いますし、同じくと何かのシャンポン待ちであれば、にを引いてリャンメン形が出来たにも関わらずをツモ切った事となるのです。そして、単騎は説明するまでもなく、がノーチャンスとなったのはリーチ後なので、わざわざ単騎を最初から狙うなんて異常な事は有り得ないでしょう。よって、ここはなど難なく切れる牌なのですが、それでもこのような手から万が一にも当たり得る牌を切るのは損でしかないので、ここは対面の通した切りとなりますね。
はい。
ここは、、のいずれかが埋まりでもすれば99%当たる事のないを切るつもりでしたが、これでアガる為には危険なかを切る必要性が出て来てしまったとも言えるので、これにてベタオリを開始する切りとしました。
ちなみに、このような時は出来メンツを抜くよりもターツのを切った方が復活出来る可能性は高くなるのですが、は対面に一応でも待ちとして残り得るので先に処理しました。
まぁまだ粘ろうと言う事なのですね。。。
ここで世にも恐ろしい事をやってしまいました。
今見ても鳥肌ものですし、わたしはこう言ったミスはかなり少ない方だとは思うのですが、何とここでわたしは手詰まりだと認識してしまったのです。対面がこのも一発でを通した事も何故か飛んでしまい、しかもなどは見れば直ぐに分かるにも関わらず見落としてしまい、ここでわたしが選んだのは99%当たらないと思っていた。。。
激ヤバですね。ここまで酷い打牌をしたのは久々と言えるくらいの酷さです。百歩譲って対面が一発で通したは巡目が同じに見えるのでまだ分かるとして、さえも見落としとなれば、これはもうど素人としか言い様がないですよね。
って、あんなど素人打牌をしておいて言うのも何ですが、ここは先生の言うではなく絶対にを切るべきですね。
なぜなら、は全員に現物なので100%絶対に誰にも当たりませんが(偉そうにw)、は下家に単騎待ちやカン待ちで当たり得る可能性がほんの僅かにでもあるからです(現物と気付いてもいなかったくせにw)。
結果は、親の上家の一人テンパイ流局となりました。
いや~お恥ずかしい所をお見せしました。
南3局2本場
これは、意図的かどうかは分かりませんが、対面がまさかの回線切れとなった局面です。
まぁもしかすれば急用が出来たかもしれませんし、トイレの限界に達したのかもしれませんが、流石にリーチも掛けられなくなってしまったこのタイミングですからね。。。鳳凰卓ではこう言った事だけはして欲しくないですよね。
絶好のカンを引いて早くもヘッドレスの1シャンテンとなりました。
ここでドラのを見切る手も有るには有りますが、やはりのモロ裏目だけは痛過ぎるので、ここはもうマンズの伸びは見ない切りとしました。
はい。
まぁこれでを雀頭に見立てる事も出来るようになったので、やはりこうなれば素直にドラのですよね。
はい。
ここは残り500点の対面が回線切れなので、おそらくこの局で終わってしまいそうな気もしますが、一応下家か上家からアガれば次局もありますね。ただ、2着目の下家とは14300点差なので、ここはリーチを掛け高目のをツモれれば、裏を期待する事なく跳満ツモとなり下家を捲れるんですよね。それに、3メンチャンであれば例えリーチでも下家や上家から出アガリも十分期待出来るので、ここはリーチに踏み切る事としました。
って、先生はダマですか。
うーん。。。これはどうなのでしょうね。。。
と言う事は、対面から出れば見逃しで、あくまでも下家か上家からアガろうと言う事なのでしょうか?ただ、ダマに構えてもしもをツモってしまった時は悲惨どころの話ではないですよね。本来であれば跳満となっていた所が3メンチャンをダマに構えた事による満貫ツモで、下家に届かず自ら3着で終わらせてしまうのですから。。。流石にそれだけはやってはいけない事だと思うのです。
結果は、対面からリーチタンヤオピンフ赤1で7700(8300)点の出アガリとなり、対面が飛んで3着でラストとなりました。
って、ここはアガらない方が良かったのかもしれませんね。。。
と言うのは、ここで対面からアガってしまえば跳満でも3着のままなので、例え裏2でも安目のの出アガリではダメだったんですよね。それに対し、ここは見逃しを掛けをツモる事が出来れば2着浮上となっていたのです。もちろん、このまま流局しても3着ですが、ここで対面から安目のでアガってしまえば100%3着は見えていたので、だったら2着となり得る可能性を追求する見逃しこそが正解だったように思います。
このまま行けばをツモる事は無さそうですし、わたしは南家なので、もしかしたら下家がハイテイをズラそうと邪魔チーを入れて来る可能性もありますが、その場合でもをツモる事は無さそうですね。
ただ、やはりそれは結果論に過ぎないので、対面から安目のでアガった事は明らかにミスだったように思います。
うーん。。。今回は酷いミスを連発してしまったので、これは課題が残る対局となってしまいましたね。
次回は気を引き締めて臨みたいと思います。