では鳳凰卓第39戦後編の開始です。
南2局
ここは1枚切れの対子落としが普通かもしれませんが、この手は愚形が多いので安全度の高いは残しておきたいと、切りとしました。
まぁここは色々あるとは思いますが、場況的に下家以外はピンズの下が安いので、例え1枚切れであろうともカンを嫌うのは候補にすら無かったです。
これは、親の対面から変則的な切り順でのリーチが掛かった局面です。
これはかなり七対子に見えますよね。
ただ、途中で七対子に移行したにしてもとの切り順に違和感がありますし、と切っている者が最後までを持っていたのは筋の単騎を狙っていたようにも見えますが、単に安全度を考慮してを残していただけとも言えるんですよね。仮にの前に3枚切れの字牌などを切ってくれていれば、かなりの確率で七対子だと読めるのですが。
対面の手が仮にメンツ手であったとしても、であればと切っている事からを切ってのと何かのシャンポンではなくを切ってのペンに受けるように思いますが、のもう片方に自信のあるシャンポン待ちの可能性も否定は出来ませんね。
まぁこちらは愚形残りの2シャンテンでは話にならないので、ここは七対子なら待ち頃と言える1枚切れの対子落としとするのではなく、確実に通る現物のを抜くべきだと思います。
はい。
前巡にを抜いたと言う事は当然ベタオリとするのですが、先ほども言ったようにこの対面のリーチはかなり七対子に見えるものの断定は出来ないんですよね。仮にたった今対面がツモ切った2枚切れのがリーチ前に切られていれば、不要なよりも安全度の高いを敢えて先に切る意味など無いので、は必ず関連牌か意味のある牌だと言う事となる事から、七対子が濃厚でよりも良い待ちになりそうなのは何がある?となるので1枚切れの字牌など逆に本命でしかないのですが、やはりここは危険と思っていてもメンツ手の可能性を否定出来ない以上は1枚切れの対子落としとせざるを得ませんね。
はい。
これは、下家が親の対面の現物待ちピンフドラ3のテンパイを入れた所、ダマに構えた局面です。
下家はラス目ではありますが、やはりここで下家がリーチとしてしまえば今ならノーケアでオリ打ちまで狙える現物の()が途端に出ない牌となってしまうので、いつも言っているようにそれってやはり損な事なんですよね。よって、このダマは素晴らしいと思います。
ですよね。
持ち点が少ないからリーチ?ラス目ならダマで満貫の手でも跳満を目指してリーチ?最終形はリーチ?笑えます(笑)
それらって、結局は「いつでも~」と言ったバカの一つ覚え打法でしかないんですよね。麻雀は同じような手でも点棒状況や巡目や相手の捨て牌などの場況が毎回違うので、その都度最善だと思われる選択が変わって来るのは当然の事なのです。そんな事も分からず、ラス目だからと毎回高打点を狙うようではダメなんですよね。
これは、雀頭候補のドラのが暗刻となった下家が、現物のを切っての役無し亜リャンメン待ちでリーチに踏み切った局面です。
いや~素晴らしい判断ですね。完璧です(笑)
はい。やはり、このようにキチンとすべき事の出来る人は強いですし、こう言う人を上手いと言うのです。
結果は、下家にリーチ一発ツモドラ3赤1裏1()で4000・8000をツモられました。
うーん。。。ここに来てラス目の下家に倍満ツモられですか。
まぁこれは下家の実力によるアガリなのは確かですが、流石にこれは痛過ぎますよね。
南3局
ここはドラのが4枚切れとならなければツモ切りとしたように思いますが、流石に4枚切れとなってしまえばの2度受けを残すだけとなってしまうマンズはスッキリさせたいので、ここは切りとしました。
結果は、親の上家にリーチタンヤオ一発ツモ裏1()で4000オールをツモられました。
うーん。。。
下家の一発ツモに続いて今度は上家の一発ツモですか。。。
もちろん、今回の上家も前局の下家同様にキチンと打った結果なので致し方ない事なのですが、流石に放銃もノーテン流局も無いにも関わらず、リーチ棒とツモられだけで残り1000点となるのは厳し過ぎますよね。
南3局1本場
ここは残り1000点なので打点を追いたいのは山々ですが、わたしはまだオーラスの親番を残していますし、先ほども言ったように、持ち点が無いとは言え必ず面前で打点を追うのが最善とは限らないのです。よって、この手はやはり仕掛けてアガって次局の親番に賭けるのが最善だと思うので、ここから仕掛けて行きます。
はい。バカの一つ覚えみたいに固定観念に囚われるのはもう止めにしませんか?
この手が面前で仕上がるとでも思いますか?
ラス目だからと面前で打つ事がベストを尽くした事になるとでも思いますか?
もっと頭を柔らかくして賢くなりませんか?
これで何となくアガリが見えて来ましたね。
このを鳴いてもシャンテン数は変わりませんが、どうせ苦しいペンカンの2度受けを残すくらいであれば、トイトイの目も残るを仕掛けてしまった方が効果的ですよね。よって、仕掛けて2枚切れの切りとしました。
はい。
ここはを残せば一色手の渡りも見えますが、をポンしているのでは若干くっ付きに弱いとも言えますし、引きなら一色手などには向かわず100%テンパイに取るので、ここはより危険度の高い切りとしました。
この持ち点であれば可能性は追求すべきと言う事かもしれませんね。
たまに、この手は最低でも役2ドラ1にしたいとスルーとしてしまうバカな人も居ますが、ハッキリ言って、ここで2000点アガるも3900点をアガるも同じ事なんですよね。よって、スルーとする事など絶対に有り得ません。
ちなみに、この後もしもが出た場合ですが、仕掛ければ役2トイトイドラ2の跳満テンパイとなるので、流石に2000点が6倍の12000点になるのは違い過ぎる事から、極端にアガリ辛くなろうとも仕掛ける構えです。
結果は、親の上家に役1ホンイツドラ1で4000(4100)オールをツモられ、わたしが飛んでラスで終了となりました。
何だったんですかこの対局は。。。
東1局の対面の数え役満から始まり、南場は12000点以上のツモアガリが4連発。。。
放銃もノーテン罰符も無しで飛びラスですか。
これは完全にシステム障害が起きていますね。
そうです。これは完全に太陽フレアの影響だと思われます(笑)
それ以外に考えられません。
ってか、わたしの名が一つも無いのでサンマのようですね。