では鳳凰卓第36戦中編2の開始です。
南1局
が早くも2枚切られてしまっていますが、こうなればチャンタ三色を目指して仕掛けて行きたいですよね。よって、ここはの重なりを見て切りとしました。
このから仕掛けても役が確定しないのでスルーもありますが、さえ鳴ければ役1のみの1000点でも構わないので、ここから仕掛けて行きます。
先生に怒られました。
これは鳴かない方が良いみたいですね。。。
って、これもまさかのスルーですか。
わたしは本当に鳴きが下手ですよね。
親の上家にドラのポンの仕掛けが入った所、が重なり1シャンテンとなりました。
これでチャンタは崩れましたが、役1のみの1000点も役1チャンタの2000点も変わらないので、ここはより危険度の高いを先に処理とします。
はい。
このような時に生牌のを抱えたまま完全安牌となるをツモ切ってしまう人も居ますが、この局面で一番悲惨な事はを絞ったが為に切り遅れで放銃となってしまう事なんですよね。
ハッキリ言って、例え上家にを鳴かれようがどうでも良いのです。要は自身が放銃にさえならなければそれで良いのです。
こう言えば、こんな時にだけ変なプライドを持ち出したり偽善者ぶったりするような人も居ますが、相手を気遣ったり綺麗に勝ちたいなどと思ったりするような人は、そもそも勝負事をすべきではないんですよね。
「鳴かれたらどうする?」「責任を取れ?」知ったこっちゃない(笑)
わたしは私生活や仕事では人を見捨てるような事はしませんが、勝負事となれば話は別です。今やっているのは真剣勝負なのですから、「ここを蹴ったら相手が痛いかな」などと思う方が間違っているのです。ルール上問題ないのであれば、自身に取って得な選択をする。相手に取って不利な選択をするのは当然の事なのです。
はい。これが正しい思考なんですよね。
もちろん、自身がリャンメン2つの1シャンテンで限りなくアガれそうだからと言う理由も大きいのです。
結果は、親の上家から対面へタンヤオのみで1000点の横移動となりました。
南2局
この手は愚形が多いので厳しそうではありますが、だからこそ仕掛けて行けるように仕掛けるべきなんですよね。
鳴いた所で役1のみの1500点?関係ないですね。安いから仕掛けず無理に面前に拘ってしまった方が、結局テンパイにもこぎ着けず失点となってしまうのがオチなのですから。だったら、例え1500点でもアガって連荘出来た方が良いに決まっているのです。
はい。
当然のチーテンに取ります。
これはかなり嫌な牌ですね。。。
対面はまず間違いなくポンテンだと思われますし、この局面で1000点の手からかなり危険に見えるを勝負して来るとも思えないので、ここは例えが既に2枚切れであろうとも安全なを切って片割れの無いシャンポン待ちに受け替えた方が良さそうですね。
はい。これが強さなんですよね(笑)
ここはカン続行とした方がアガリ易い事など分かり切っているのですが、この手はそもそもが交わし手なので、そんな手で本気になる事自体が間違っているのです。
結果は、対面にタンヤオドラ2で1000・2000をツモられました。
まぁ結果は連荘出来ずでしたが、やはりそれは所詮結果論でしかなく、こうしてテンパイさえ入れられていればわたしがアガっていた未来だってあったんですよね。
南3局
これは、ラス目の親の下家に役ありテンパイが入った所、変化を見てダマに構えた局面です。
これはかなり難しい局面ですよね。。。
このまま即リーチとして最低3900点のリーチを打つのも十分有りだと思いますし、ソウズが4連形なのであれば良形待ちへ変化し易いとも言えるので、メンタンピンを目指してダマに構えるのも十分有りなように思います。もちろん、役ありテンパイで現状でも出アガリが効くと言う理由も大きいですよね。
先生は即リーチですか。
これは、例え良形待ちに振り替わろうともタンヤオが崩れるケースも多く、メンピンの2900点で終わってしまう可能性も十分あるのであれば、このままメンタンの3900点で即リーチとしてしまった方が効果的と言う事なのでしょう。
とは言え、ここはを切ってしまえばピンズを伸ばす事が出来ませんし、を切ればを引いた時にリャンカン形が残せないのです。よって、この余剰牌が無い手牌から不確定な三色などの為に遊び牌となるを残すべきではないんですよね。
はい。これが正しい選択なのです。
三色好きの下手な三色おじさんであれば残してでも切るのでしょうね。まぁそんな下手な麻雀でもたまたま上手く行ってしまう事があるのが麻雀ですし、だからまた勘違いをして無理に狙うのでしょうね。ほとんどの場合が失敗に終わっていると言う事実は棚に置いて。
親の下家から意味深なツモ切りリーチが掛かった所、無筋の引き。
こう言ったツモ切りリーチは愚形待ちである事が多いと思いますが、時に高打点のテンパイをダマに構えていて、気が変わってリーチに踏み切ったと言うレアケースもあるんですよね。
ここは真っ直ぐ行くのであればになりますが、ツモ切りリーチとは言え流石にラス目の親リーチに全ツッパなど有り得ないので、これにてベタオリを開始する現物の切りとします。
はい。
安全なピンズ1メンツを落とした所、何とテンパイが入りました。
まぁを落とす手順だけは絶対に無いのでアガリ逃しではありませんが、ここは下家の現物が1枚たりとも無い上には筋牌となるので、こうなれば素直にテンパイに取るべきですね。もちろん、リーチは無いです。
はい。
うーん。。。流石にこれはキツいですね。
もちろん、たった今下家にが通っていなければ手牌全てが無筋なのでここは目を瞑って勝負としますが、流石にこのは強烈過ぎる気もするので、ここは筋かつが3枚見えている事からカンチャン待ちの確率も低い切りでオリとしました。
結果は、親の下家の一人テンパイ流局となりました。
では後編へ続きます。