では鳳凰卓第35戦後編の開始です。

 

南3局

下家からが出ました。

この手は愚形が多く面前では厳しい手牌ですが、仕掛けてアガリに向かえば十分アガれそうとも言える手牌なので、ここはトップ目であろうと積極的に仕掛けて行きます。

 

はい。

 

上家から早いリーチが掛かりました。

このを鳴いて無筋のか現物のを切れば一応1シャンテンに構える事も出来ますが、愚形ターツを残す為に仕掛けて手牌を短くしてしまうのもどうかと思い、ここはスルーとしました。

 

はい。

 

一応1シャンテンとなる引き。

ここは牌効率だけで言えば切りとなりますが、トップ目がラス目のリーチに一発で無筋を切るなどリスクしかないので、例え受け入れを狭めようとも現物のを切るべきですね。

 

はい。これがバランスと言うやつなんですよね。ニヤリ

 

フリテンとなりますが一応リャンメンターツとなる引き。

これでアガリも期待出来る形となりましたし、ここで唯一の現物となるを抜いた所で次に切る牌が1枚たりとも無いので、こうなれば自分都合でを切るべきなんですよね。

 

はい。

 

補助牌かつ無筋の引き。

ここは上家の切りリーチにを切るのが嫌だと切りとしてしまったのですが、など全く通ってもいませんし、切りリーチだからとが危険でが安全などと言える法則などある訳も無いので、これは中途半端なヘボい一打をしてしまいましたね。ショボーン

 

ですよね。もやもや

ここは絶対にを切るべきでした。お願い

 

が暗刻となりました。

ここは1シャンテンをキープしつつ確実な安全牌を切るのでれば現物のとなりますが、その場合は無筋のか暗刻筋のを切る事となってしまうので、ここは自身で通したが4枚見えてノーチャンスな事から、まず当たる事など有り得ないとも言える中筋の対子落としとしました。

 

ちなみに、何故上家にがまず当たらないのかと言えば、上家にが当たり得るパターンはカンチャン待ち、シャンポン待ち、そして単騎待ちの3パターンとなりますが、上家はリーチ前にを切っている事から、からを切ってわざわざリャンメンをカンチャンに構えるなど有り得ません。よって、カン待ちはほぼ99%無いと断言出来ますし、自身にが対子な事から上家にと何かのシャンポン待ちが残る確率は低いですよね。もちろん無いとは言えませんが、であれば切りリーチではなく切りリーチとなっているとも言えますよね。そして、わたしがを持っているので単騎でリーチを掛けたとは考え難いです。それらの総合的判断から、はまず当たらない牌だと言えると思うのです。ひらめき電球

 

って、先生はですか。タラー

いやいや、それではテンパイとなった時に出て行くはかなりの危険牌となってしまいますが。えー

 

結果は、下家から上家へリーチのみで1300点の横移動となりました。

 

 

南4局

一応6ブロックの所、絶好とも言える引き。

まぁ居ないとは思いますが、ここでピンズの一気通貫を狙ってのリャンメンターツに手を掛けると言う人は、厳しいようですが麻雀を辞めた方が良いと思います。ハッキリ言いますが、麻雀の才能0です。もやもや例え結果的にカンを引けてアガれたとしても、そんなものど素人がただ運が良かっただけに過ぎず、そんなバカな麻雀では絶対に勝てないと断言出来ますね。よって、ここは絶対に全員に安牌となるドラのを残し、先に対面と上家に当たり得るを切るべきなのです。

 

はい。当然ですよね。

 

を引いてテンパイが入りました。

まぁこれが東1局でもダマで満貫となる手であればダマに構えますが、ここはアガリさえすれば良いのでリーチなど絶対に有り得ませんね。

 

はい。

 

3着目の下家からリーチが掛かった所、無筋の引き。

とは言え、下家との点差は19600点なので、跳満を直撃されない限りはトップ終了となるのです。ではここで重要となるのは誰が親番かと言う事なのですが、もしもわたしの親番であれば、ここはトップの可能性をほんの僅かでも落とさない為にベタオリとして流局を狙うべきなのですが、今回の親番はラス目の上家なので、ここは下家に跳満となる可能性が低いのであれば逆に打ってしまった方が良いとも言えるんですよね。ニヤリ

それで言えば、7枚あるドラの内6枚が見えているので、下家の手が跳満となるのは相当厳しいとも言えますし、跳満になると言う事は現時点で満貫クラスのテンパイとも言えるので、誰からでも5200点をアガれば2着浮上となる下家がわざわざリーチを掛けるとも思えませんよね。よって、ここは例え一発放銃となろうが跳満となる可能性は限りなく低いと、ノータイムでツモ切り勝負としました。

 

はい。流石ですね。拍手

やはり、このような条件通りにキチンと打てるのも強さの内なのです。ニヤリ

 

ラス目の親の上家からリーチが掛かった所、一発で上家の当たり牌を掴まされました。タラー

これは絶対に切ってはいけないですね。

理由は言うまでもなく、親に打てば何点であろうが連荘となってしまうので、トップどころか下手をすればラス落ちなんて事にもなり兼ねないからです。注意もちろん、これが下家だけのリーチであれば最後までノータイムで全ツッパしますが、親にだけは絶対に打ってはいけないと言う事を覚えておいて下さい。

 

ではここは何を切ってオリるのかですが、ここでも技を披露します。ニヤリ

分かり易くもう一度同じ画像を載せますが、ここで一番望まない事は何かと言えば、親の上家にアガられて連荘されてしまう事ですよね?

そうです。ひらめき電球だったら、ここは2件の現物を抜いてただオリるのではなく、親の上家には絶対に当たらない現物で、逆に下家に当たりそうな牌を抜いてあげるのが一番賢く上手い人の打ち方となるんですよね。ニヤリまぁ今回はたまたま2件の共通安牌がありませんが、仮にあったとしても、下家にだけ当たりそうな牌を切るべきなのです。ちなみに、ここはで迷いましたが、とりあえず切りとしました。

 

はい。

ただ、ここは共通安牌があった場合、先生は共通安牌を切れと言うのか、あるいは下家に差し込めと言うのかを見てみたかったですよね。ダッシュ

 

結果は、対面から下家へリーチピンフ裏1()で3900点の横移動となり、見事トップ終了となりました。爆  笑

って、対面はここはなのですね。。。

まぁ確かに共通安牌は1枚たりともありませんが、対面は下家に2000点でも打てば着順落ちとなってしまうので、ここはたった今中筋となったを切りたいような気もしますね。親の上家にが当たる事はまず無いと言えますし、下家にもに比べればの方が遥かに安全度が高いように見えるので。。。

 

って、先生もここは上家の現物ですか。タラー

これは、最悪3着落ちとなっても構わず、それよりも万が一で親の上家に放銃となった方が酷いと言う事なのでしょうか。。。あまり納得行きませんが。。。もやもや

 

まぁ何はともあれ、今回は対面のS級のミスにより取れたトップとも言えますし、対面はまさかの3着ですからね。

いくら八段のレート2200オーバーであろうと、類似度や悪手率が良かろうと、この対局だけで言えばとても強いとは言えないと言うのが率直な感想ですね。