では鳳凰卓第29戦前編の開始です。
東1局
この手は愚形が多く仕掛けるべき手牌なので、こうなればどこからでも仕掛けて行く構えとします。
が既に2枚切れではありますがは鳴き易い牌とも言えるので、ここは構わず現状の5ブロックでのアガリを目指す切りとしました。
はい。
このようななどの牌を残せば良いと大きな勘違いをしている人が本当に多いのですが、何度も言うように運良くやがくっ付く保証など何処にもないので、このような時は素直にを切れば良いだけなのです。
当然のポンテンに取ってを切りますが、あんな酷い手牌だったのがテンパイ1番乗りとする事が出来ましたね。
これは、対面に高目二盃口と言うテンパイが入った所、まさかのダマに構えた局面です。
これは流石に弱過ぎますね。
と言うのは、例えばが安全牌で、次に危険牌を掴んだ時にを切って七対子に移行出来たり、ドラなどの明確に掴んでは困る牌があったりするのであればまだダマも分かりますが、今回はが安牌どころかむしろ危険牌ですし、ドラのは2枚切れかつわたしはを切っているので掴んでも問題ないのです。つまり、ここはダマに構えて得となる事など何一つとして無いので、やはりキチンと即リーチに踏み切るべきですよね。
はい。当然ですよね。
まぁ対面からリーチが掛かっていれば中筋のを切りましたが、他家のダマテンを警戒するにしてもの方が危険度は高いので、ここはツモ切りですね。。。
はい。
結果は、対面へ一盃口のみで1300点の放銃となりました。
まぁ1300点で助かりましたが、下手に打ったのが幸いするのは面白くないですよね。
東2局
13巡目にして2シャンテンと言う手牌の所、上家からが出ました。
これはもう鳴かなければテンパイも取れそうに無いので、ここから形テンを目指して仕掛けて行きます。
はい。当然ですよね。
Mリーグでも何故か形テンを取ろうとしない下手なプロも居ますし、酷い人にもなれば「形テンなどテンパイじゃない」みたいなバカなプライドを持っている人も居ますが、そう言った言い訳は今すぐ辞めるべきであって、キチンとすべき事を出来ない人はただの雑魚でしかないのです。
形テンの為に何副露もするのはカッコ悪い?
笑えます(笑)キチンとすべき事をせず、「最後まで面前で努力する」などと一見聞こえだけは良い事を言っても、実際はただ指をくわえて運に頼っているだけの者が何を言っているのやら。それは努力でも何でもなく、ただ最善の選択が出来ないだけの雑魚なんですよね。それを認めようともしない人は今後も強くなる事はありません。
全員に喰いタン模様の仕掛けが入った所、全員に当たり得る引き。
これは流石に切れませんね。
わたしは頑張った所で形テンですし、この巡目にして7枚あるドラ全てが見えていないので、ここはとりあえずを切って一応1シャンテンはキープしますが、仮にテンパイが入ってもは止めておくのが無難でしょうね。。。
テンパイならず。
ただ、ここは切りとしてしまったのですが、ここでの正着打は下家が通したでしたね。
結果は、下家の一人テンパイ流局となりました。
東3局1本場
ここはとが既に1枚づつ切られていますが、それでもここはを切って素直に1シャンテンに構えます。やが暗刻となる可能性もあるので。
はい。麻雀はウマぶるのではなく、とにかく素直に打った方が良いのです。
ここはドラがでなければ切りでも良いと思いますが、一応がくっ付いた時にペンターツを嫌えるよう、ここは1枚切れの切りとしました。
はい。
結果は、下家に役1ドラ1で500・1000(600・1100)をツモられました。
東4局
この手は一応ピンズが中膨れ形ではありますが、その他のターツが弱過ぎますよね。よって、このような時は七対子の目を残して対子に手を掛けない方が良いので、ここは切りとします。
はい。
こうなればメンツ手にした方が良いので、ここは後のタンヤオを見る切りですね。
はい。
こうなれば当然タンヤオにしますが、ここは危険度的にから切ろうか迷ったのですが、やはりドラのが裏目となった時は痛過ぎるので、から切る事としました。
はい。ただ、ここはバランスを考慮して切りも全然アリだと思います。
この手はピンズの3メン形が残っているので、このをスルーとした所でテンパイは入りそうな気もしますが、結局そう言ったモノは勝手なイメージでしかありませんし、例えが埋まった所で結局カンが残ってしまうんですよね。。。だったら、ここは目に見えてテンパイに取れるポンテンとした方が現実的だと、ポンテンに取る事としました。
はい。結局、これをスルーとした所で嬉しいのは引きだけなんですよね。
ハッキリ言って、まず引けませんし、ここからなどよりも先にを引こうなどと考えるのは甘過ぎます。確率的に言えば、ここから流局までにを引く事でさえそこそこ難しいのです。
この巡目であればダマテンを入れている人も居るかもしれませんが、明確にそう思える人も居ないので、これは切ります。
はい。
これは以前にも言いましたが、このような牌をツモ切って誰かに刺さりでもすればバカでしかありまぜんし、4枚目と言う事は下家にキー牌として鳴かれてしまう可能性も十分考えられるので、このような時は何も考えず暗カンすれば良いだけなのです。
はい。
結果は、わたしと上家の二人テンパイ流局となりました。
では中編へ続きます。