では鳳凰卓第27戦中編2の開始です。
東3局1本場
これでマックス234や345のタンピン三色なども見えるようになりましたが、の部分が1メンツ1雀頭になると決まった訳ではないので、この時点から理想だけを追って
対子落としなどとするのではなく、素直にくっ付きに弱い上にフォローが効く
切りとすべきなんですよね。
はい。やはり、このような時に理想を優先し綺麗に打とうとするようではダメだと思います。
ここはを切って3メンチャン固定とし、
と中膨れ形の
にくっ付きを求める打ち方が最善ですよね。
はい。
ちなみに、もしもウマぶって対子落としなどとしていれば、次に
などを引いた時に悲惨な事となっていたのです。
だからこそ、麻雀は理想を追い求めてウマぶるのではなく、無理のない手順で妥当なアガリを目指すべきなんですよね。
はい。
案の定、先に3メンチャンが埋まりテンパイが入りました。
ここはどちらに受けようが役がありませんし、リーチさえ打てば7700点は確定なので即リーチ以外有り得ませんが、が出易いと言える場況では一切ないので、ここはシャンポン待ちよりかはまだマシなカン
待ちでリーチに踏み切ります。
はい。先生もやはりここはカンチャン待ち即リーチですよね。
結果は、対面にリーチピンフ一発ツモで1300・2600(1400・2700)をツモられました。
まぁ1対4の闘いなので4が勝つのは普通の事だと思いますが、わたしはその普通の時にでも勝つどころか逆に何度も放銃となっているんですよね。
東4局
この手を面前で仕上げるのは不可能に近いので、ここは仕上がれば高打点が見えるマンズの一色手を目指した方が良いですよね。よって、このから仕掛け字牌を残す
切りとしました。
はい。先生も当然仕掛けますよね。
はい。
これでトイトイも見えて来ましたね。
ここは何を切るのかですが、やはりはくっ付きの幅が違い過ぎるので有り得ませんし、
は自風なのでもしも重なれば跳満も見えるので当然これも有り得ません。では残るはオタ風の
か
となりますが、これは単純に普段の字牌の切り順を基に切れば良いだけなので、下家、対面、上家の順に選択すれば
切りが正着打と言う事となるのです。
はい。
これは、親の下家がわたしの切ったに対し
バックのポンテンに取れたのをスルーとした所、何と
が暗刻となりテンパイが入った局面です。
まぁわたしの仕掛けもあるので、ここでオタ風のから仕掛けてしまえば
が相当出難くなってしまうと言う事もあるのでしょうが、残っているターツも
と弱いので、わたしであればここは
バックのポンテンに取ると思います。
先生も一応ポンテンに取りますよね。
やはり次にが暗刻となったのは単なる結果論であって、この手が面前でテンパイする確率はそこそこ低いように思えますからね。
これを鳴けば満貫や跳満まで見える1シャンテンとなるので、やはりここはラス目らしく押し返すべきですよね。よって、仕掛けて1シャンテンに構えますが、流石に親リーチにダブで放銃となるのは痛過ぎるので、ここは下家にとってはオタ風となる
切りとします。
はい。まぁ当然ですよね。
とは言え、これを残してしまえばアガリの目はほぼありませんし、ここで現物になったからとを切るのも有り得ませんね。
はい。
結果は、親の下家へリーチ役1ドラ1裏1()で12000点の放銃となりました。
うーん。。。今回は相当厳しい対局ですね。
まぁ卑怯な結果論者からすれば、「下家のリーチは字牌が高く気持ち悪い捨て牌なので、俺ならここは現物のを切って放銃を回避している」などと言い出すんでしょうね(笑)笑えます。
確かに、今回はその方が結果的には上手く行ったかもしれませんが、ラス目で満貫や跳満まで見えるチャンス手から、1枚切れのなどでオリる事が正解と言える局面などまず存在しないと言う事を知って下さい。
東4局1本場
これは、上家がカンターツよりもカン
ターツを残す
切りとした所、
を引いて再びターツ選択となったものの、そのままカン
ターツを残す
ツモ切りとした局面です。
これは結果論でも対面がを4枚とも持っているのが見えているから言うのではなく、場況的に明らかにマンズの下は良く見えますし、最終的にカン
待ちが残ってもオリ打ちまで狙えそうなので、わたしであればここは間違いなくカン
ターツを嫌いますね。やはり麻雀は、どれだけ場況に対応出来るかが大事だと思っているので。
まぁカンを嫌うのであれば当然の
切りですが、先生は場況も踏まえた選択をすると思っていたので、正直このカン
ターツ嫌いは意外でした。
これは、上家がモロ裏目となるを引き、今度はフリテンリャンメンターツを残しカン
ターツを嫌う
切りとした局面です。
まぁ結果論などと思う人も居るのでしょうが、麻雀は見えている枚数だけで判断すれば良いと言う単純なゲームではないので、ここはわたしでなくとも案外カンを残したと言う人も多かったのではないでしょうか?
ちなみに、ここでの上家の切りフリテン
ターツ残しですが、前巡にカン
よりも更にカン
を残したのであれば、ここはもう潔く
ターツを嫌う
切りの方が良い気もしますね。
はい。
親の下家にソウズの一色手に移行したような対子落としが入った所、6枚見えの
(
)引き。
うーん。。。これは止めた方が良さそうですね。
下家は比較的鳴き易い牌にも関わらず生牌の対子落としをして来たと言う事は、
の対子よりも価値のあるターツが残っているのは間違いないので、やはり本線はソウズの一色手であり、そこへ愚形残りの2シャンテンかつ6枚見えの
を切るのは流石にヌル過ぎますし、1枚切れの
でさえ安牌とは言えないので、ここは我慢の時だと思います。しかも、ドラの
も1枚も見えていませんからね。
よって、これにてベタオリを開始する
切りとしました。
もちろん、下家に既にテンパイが入っていた事は驚きましたが、例えまだ1シャンテンだったとしてもチーテンやポンテンを入れさせていた可能性も十分ありましたし、仮に鳴かれなかったとしても、この手がテンパイまでこぎ着けられると思いますか?と言う話なんですよね。。。
結果は、上家から対面へリーチ赤1で2600(2900)点の横移動となりました。
では後編へ続きます。