では鳳凰卓第20戦前編の開始です。
下家ですが、どうやら渡辺太さんと交友関係にある日本プロ麻雀協会の久間史郎さんと言う方みたいですね。
まぁプロだから強いなんて事はありませんが、ぶっちゃけ、下家はめちゃくちゃ強かったです。今回の順位云々ではなく、やはり麻雀は一戦共に打てば大体相手の実力が分かりますからね。是非勉強させて頂きたいと思います。
東1局
ここはかドラのかの選択になると思いますが、この手であればアガリも十分見込めるので、ここは素直にペン受けを残すドラの切りとしました。
流石にこの手からはドラのは切らない方が良いと言う事なのですね。
とが振り替わりタンヤオ確定の手牌となっている所、上家からポンテンに取れるが出ました。
この手は面前でも何を引いてテンパイしようが必ず愚形待ちとなってしまうので、ここは交わし手として仕掛けアガリ切る事に専念すべきだと思います。よって、仕掛けて切りのカン待ちに構えました。
はい。当然のポンテンですよね。
ただ、先生はを切ってシャンポン待ちに構えるとの事ですが、何故シャンポンの方が良いのでしょうか?
ちなみに、ここはを切っておけばだけではなくを引いた時にも良形変化するんですよね。
結果は、親の下家に役2で1000オールをツモられました。
東1局1本場
上家に役牌バックのような仕掛けが入った所、補助牌となる引き。
ここは2度受けとなるペンターツを嫌うのか、後のタンヤオ変化を見ての対子落としをするのかですが、上家に役の付く字牌がとドラのしか残っていないので、このような時に対子落としをして鳴かせるのも「しゃく」ですよね(笑)よって、ここは2度受けのペンターツを嫌う切りとしました。
はい。
この手は赤2な上には急所となる牌なので仕掛けて行きます。ただ、ここで早くもやっちゃいました。
と言うのは、仕掛けるのであれば喰いタンに向かうの対子落とし、あるいは百歩譲ってとりあえず切りになると思いますが、ここで上家に鳴かせたくないと言う思考が働き、全員に安全度の高いを残す切りとしてしまったのです。いやいや、頭がおかしいとしか思えませんね(笑)
はい。急所なので当然の仕掛けですね。
はい。頭がおかしいですね(笑)
これは、ヘッドレスの1シャンテンだった親の下家が二分の一の確率で上家に鳴かれそうなドラのを掴み、リャンメンターツ落としとする切りとした局面です。
まぁ流石にこの局面でドラのを切るのはやり過ぎですが、ドラだからと言うただそれだけの理由で絞るようなレベルの低い人とは違い、こうして止めるべき時に的確に止められる人は強いですよね。
先生は2種の当たり得ると切るよりもだけ処理出来れば良い切りを推奨していますが、やはり場況的にが良く見えるので受けを残したいですよね。
ここでを切っては本当に頭のおかしい人となってしまうのでw、ここは形式テンパイに取る切りとしました。
はい(笑)ここでを切っていれば救いようが無かったと思います。
これは、親の下家が先ほど切ったを引き戻し、今度はわたしのに合わせる切りとした局面です。
これは地味に上手いですよね。
と言うのは、やはりもう終盤なので、ここから危険な無筋を2牌も押さなくてはならないと切るのはリスクしかないのに対し、と切れば安全にテンパイを目指せますからね。やはり、こう言った機転の利かせられる人は上手いですよね。
これは、親の下家がドラのを重ね、リーチに踏み切った局面です。
まぁ4枚目のを引けた事はラッキーですが、下家の打ち方を観ればラッキーなどではなく実力だと言えるでしょうね。
これは、アガれないをツモってしまった上家が、親の下家のツモ切りを考慮して安全度の高い暗刻の切りとした局面です。
これは素晴らしい一打ですよね。
と言うのは、から現物のを落としてもが切れませんし、同じくから現物のを落としてもが切れないので、ここは一応当たり得る牌でも暗刻のを切りさえすれば一番テンパイが取り易いと言う事ですね。
ここは上家がを切ってバックがほぼ確定したので、こうなればを仕掛けての対子落としとし、次巡に危険牌を引いても単騎のテンパイが取れるように仕掛けるべきですね。
はい。先ほどはの対子落としとせず恥ずかしい所をお見せしてしまいましたが、これにて挽回とさせて下さい(笑)
まぁこれは通るでしょうが、わざわざ残り1巡で当たり得る牌を切る必要性など何処にもありません。
まぁ下家にはどちらも通りそうに見えますが、2副露して明らかにテンパイを入れたであろう対面はマンズとピンズを仕掛けている事からソウズの方が危険ですよね。よって、ここはツモ切りとしました。
はい。
結果は、全員テンパイ流局となりました。
いや~これぞ鳳凰卓と言った、全員がキチンとアガリやテンパイを目指して最善の手作りをして来ますよね。もちろん、甘い牌を切ってでも無理に狙うのは素人ですが、丁度良いバランスの手作りをするのが実力者なんですよね。
そんな事も分からず無理に面前に拘っていつでも高打点を目指したり、安い仕掛けがどうこう言ったり。。。あまりにも低次元過ぎて笑えませんね。
東1局2本場
これは、1シャンテンの対面が4枚目のを引いた所、暗カンせずに切りとした局面です。
まぁこれで一応を引けば待ちリーチが打てるようになったとも言えますが、この牌姿であればこの時点で暗カンしてしまいたいですよね。
ですよね。
結果は、対面に嶺上開花ツモ三暗刻で2000・4000(2200・4200)をツモられました。
何ですかこれは。。。
では中編1へ続きます。