では鳳凰卓第18戦後編の開始です。
南3局1本場
かなりアガれそうな好配牌な所、下家からダブルリーチが掛かりました。
って、逆に無筋以外を引く方が難し過ぎますよね(笑)
まぁこれはもう何度も言って来た事ですが、ダブリーとかは関係なく、相手のリーチに対し安牌や通りそうな牌すらも無いような時はオリたくてもオリる牌すら無いので、気にせず自分都合で打つべきなのです。よって、ここはツモ切りか
の選択となりますが、一応タンヤオを見る
切りとしました。
って、ペンを引いた時にかなり広い1シャンテンとなるので、ここは
を切るべきでしたね。
たった今が現物となりましたが、
を抜いた所で次に切る牌がありません。よって、ここは素直に不要な
切りとします。
いやいやいや、それは絶対に無いですね。
ここでを抜いて次に無筋を引いた場合(その確率の方が極めて高い)は何を切りますか?中筋の
ですか?ダブリーなら何でもアリなので決して安全とは言えませんよ?もちろん、そんな事を言い出せば何も切れなくなってしまいますが、下家の当たり牌など多くてもせいぜい2、3種類でしかないのですから、こう言っては何ですが、どんな脂っこい牌を切った所で早々当たるものでは無いのです。それをこの巡目からベタオリなどとし、筋などを追って本来であれば切るはずのない牌でオリ打ちになどなれば、それこそ悲惨でしかないんですよね。
これも同じ理由で切ります。
当然を切って1シャンテンに構えますが、これでわたしは
と
のリャンメン2つの1シャンテンとなりましたね。ですが、もしも先生の言うようにたった1枚しかない現物を抜いてオリていた場合は
おそらくとなっていたんですよね。
そして、このような全くアガれない手となってしまった手から、勘だけに頼って何か1牌を切る事となってしまうのです。
では先生はこの手から何を切りますか?ここでようやく仕方ないと自分都合で
などを切りますか?全く通っていませんよ?結局ここで
などの牌を切るのであれば、最初から手を崩さず
などの不要牌を切っていた方が何倍もマシじゃありませんか?
ね?わたしが言いたい事はまさにコレなんですよ。結局こうなる事は分かっていた事なのです。運良く下家や他家がわたしの持っている牌を先に通してくれ続ける事など有り得ないと簡単に分かる事なので、たかが1巡凌ぐ為だけに手を曲げて現物を切り、アガれなくなってしまった手から当たり得る牌を拝み打ちするくらいであれば、最初からアガリに向かって同じく当たり得る牌を切った方が良いに決まっているのです。その場合は上手く行けばアガれるかもしれませんし、現物が増えてオリ切れそうになってからオリると言う選択肢も残るのです。
まぁアガリだけを見るのであればよりも
を残した方が良さそうですが、流石に現物を切ってリャンメン2つの1シャンテンと構えられる手から、わざわざリーチに対し無筋を切るのは異常でしかないので、ここは現物の
を切るべきですね。
はい。まぁ当然過ぎますよね。
と言うのは、が3枚見えてしまったんですよね。。。
ただ、対面の
が暗刻落としでない限り最後の
は山に残っている可能性も十分あるので、ここは中筋の
切りとしました。やはり先に
が埋まった時に1枚でも多く残っているリャンメン待ちに受けたいですからね。
結果は、親の上家から下家へダブルリーチ役1赤1で8000(8300)点の横移動となりました。
下家はシャンポン待ちでしたか。まぁ上家は現物も筋も何も無いので致し方ないでしょうね。
ちなみに、わたしは下家のダブリーに対しと6筋を押しましたが、みなさん知っての通り麻雀には18通りの筋があるので、例え下家がリャンメン待ちだったとしても数通りの筋を押したくらいではそう簡単には当たらないんですよね。
しかも、今回の下家のようにリャンメン待ちでないケースも多い(むしろその方が多い)のですから、何の情報も無く通っている牌の少ないリーチなどに対しては、ある程度真っ直ぐ打った方が明らかに得なのです。それが理解出来るかどうかなんですよね。
南4局
この手はタンピンにもなりそうなので、この時点で1枚切れの対子落としとしてしまう人も居るかもしれませんが、
が暗刻となる可能性もありますし、
などを引いてピンズが3メン形になる可能性だってあるのですから、やはりここは素直に1枚切れのドラの
を切るべきなんですよね。
はい。
こう言えば、「それを言うのであればが重なる可能性だってある」と言い出す人も居るのでしょうが、もちろんありますよ(笑)ただ、麻雀は見えていない山から牌を引いて来るので、結局は確率を頼りに選択するしかないのです。
つまり、残り2枚しかないを引く確率は恐ろしく低いのですが、
などを引く確率の方が高いに決まっていますよね?と言うだけの話なのです。
ちなみに今回は対子落としを比較に挙げましたが、
と
との比較でも同じ事が言えますよね。
これで一気に親満クラスが見えて来ましたね。
ここでもタンピンを目指して対子落としとする人も居るでしょうが、ここは
を切ればマンズとピンズの4連形が残るので、マンズが伸びた場合は
対子落としでタンピンを無理なく狙う事が出来ますし、ピンズが伸びた場合はタンヤオこそなりませんがピンフ赤2のリーチを狙う事が出来ますよね。
よって、ここは
を切るべきですね。
はい。
これは一番予想外な牌を引きましたが、こうなればラス落ちの危険はあっても、やはりトップを目指してリーチあるのみですよね。
はい。当然ですよね。
こんな手が入ったにも関わらず、ラス落ちを警戒してダマに構える事など絶対に有り得ません。
ちなみに、この手は7700点となるので、誰から出ようが裏を期待する事なくトップ終了となりますね。
これは、安牌が1枚もない2着目の上家が、わたしの当たり牌を運良く重ねてテンパイが入った局面です。
うーん。。。
これは、カンのテンパイを入れた上家が更にわたしの当たり牌
を引き、リャンメン待ちに振り替わると共に放銃を免れた局面です。
うーん。。。
結果は、上家にタンヤオのみで300・500をツモられ、3着でラストとなりました。
うーん。。。
まぁ今回の3着は致し方ないように思いますが、他家もキチンとすべき事をしていましたし、やはりレベルの高い麻雀は本当に面白いですよね。