では鳳凰卓第17戦中編1の開始です。
東3局1本場
これで一気に勝負手に化けるかもしれないので、こうなれば効率重視で真っ直ぐアガリに向かう切りとします。
この手は面前でアガリに掛ける事など有り得ないので、当然ここは一手進める為に仕掛けて行きます。
はい。当然ですよね。
これは、タンヤオかドラのの重なりを見て
を仕掛けた下家が、対面から出た
をスルーとした局面です。
これはよく分かりませんね。。。
を鳴いた事自体は「へ~これはわたしには無い発想」だと思いましたが、この
を鳴かないのであれば、何がしたかったのかと言う話になりますよね。
まぁ
は全員に安全度の高い牌なので鳴きたくなかったと言う事なのでしょうか?
ですよね。
うーん。。。わたしは本当にこう言った事が多過ぎるように思います。
まぁそれは言っても仕方ないのでここは何を切るのかですが、やはりまだまだ巡目が残り過ぎているのでドラのが出る事も十分有り得ますよね。ただ、そうなった時にそこからは自力での山との勝負になるので、出来ればツモれる確率を少しでも上げる為にリャンメンターツを残したいのです。よって、ここは
ポンの
待ちを想定して
ツモ切りとしました。
はい。
これは、何と三暗刻完成となった上家が、ドラのを切らずリャンメンターツを崩す
切りとした局面です。
ホントですか?
まぁおそらくわたしであれば、もうとっくにドラのなど切っていると思われますがw、流石にこの点棒状況とこの手牌であれば
を切りたいですよね。。。
へ~これが九段とわたしとの差なのでしょうか。
まぁこれは対面以外には安牌となりそうな牌ですが、この手は勝負手とも言えるので、ここは1牌のロスさえもしないよう素直に切りとします。
先生に怒られました。
うーん。。。この局面で2件に安全度の高い牌を持つのがダメですか。
この手はどうせドラの頼みとなってしまうので役1ドラ3も役1ドラ4も同じ事ですし、
や
が暗刻となったりポン出来たりする事もあるのが麻雀なんですよね。。。
これは、下家が3副露目となるを仕掛け、ようやく1シャンテンとなった局面です。
貪欲なアガリへの執念を感じますね。
これは、下家がを引いて3枚見えのカン
待ちテンパイが入った所、この局面で生牌のドラの
を切った局面です。
まぁ確かに、と
が4枚づつ見えているので、4枚目の
は誰にも使えずアガリも見込めるとは思いますが、わたしは
と明らかに押してアガリに向かっていますし、上家も
と明らかに押して来ているのは見えているので、ここでの
は流石にやり過ぎでしょうね。
これは見えているからではなく、上家は七対子の単騎も十分ありそうそうですし、わたしには
バックで刺さる可能性も十分あるような局面ですからね。。。
ですよね。
流石にここはポン
チーの
単騎テンパイを狙うべき局面だと思います。
これは、ドラのをわたしに仕掛けられた下家が
を掴み、現物の
を切ってオリた(回った)局面です。
まぁ流石にこれは切れないでしょうね。
いやいや、ポン出しであれば
などの役無しテンパイからの待ち替えなんかも十分有り得るので、4枚目のカン
2000点の為に押せるような牌では無いです!
下家の代わりに言っときました。(笑)
結果は、下家以外の三人テンパイ流局となりました。
東3局2本場
アガリだけを見るのであれば当然仕掛けるべきだと思いますが、正直、この手から安牌となるを仕掛けてアガリ一直線とするのは怖いですよね。もちろん、都合良くアガれれば良いですが、
を鳴いて大して手も進まずの所へリーチが掛かってしまえば寒いだけなので、ここは守備を重視してスルーとしました。
まぁ先生は鳴くと思いましたが、ここは何が何でもアガリを目指さなければならない点棒状況ではないので、慎重にスルーとした方が無難だと思います。
ここは牌効率だけで言えば遊び牌を作らない切りとなるのですが、今回に限っては危険度の高い
を先に処理してしまいたいですし、遊び牌となってしまう
は下家と親の対面の現物と安牌にもなるんですよね。
よって、ここは敢えて
先切りとしました。
はい。流石ですね。
これが「いつでも~」と言う単細胞な打ち方ではなく、機転を利かせられる麻雀なのです。
下家からリーチが掛かっている所、上家からチーテンに取れるが出ました。
まぁが4枚見えなので、おそらく下家の待ちはマンズかピンズだと思いますが、下家に残る待ちはまだまだかなり残っている事と待ちとなる
が下家の現物と言う事から、ここはチーテンに取って
勝負としました。
はい。先生も鉄チーだと言う判断ですよね。
うーん。。。これは嫌ですよね。
と言うのは、わたしは筋カウンターなどのように数を数えて当たる確率を計算したりはしませんが、一応通っている筋等は気にして見ています。それで言えば、下家がマンズかピンズのリャンメン待ちだった場合、残り得る筋は、
、
(
)、
の4種にまで絞られてしまったんですよね。
先ほど
を押した時はまだ
、
も残っていたのですが、わたしが
を通して下家が
をツモ切った事により、この
はかなりの危険牌となってしまったのです。よって、流石に2着目が2000点と言う手で押すような牌ではないと判断し、これにてベタオリを開始する
暗刻落としとします。
いやいや、ハッキリ言いますが、ここでを押すのは先生の勝手ですがw、
切り一択とまで言うのは流石に納得行かないですね。
この局面でオリる事が悪手になるなど絶対に有り得ません!もちろん、ここで辞めたのがノーチャンスの
であれば「そんなほぼ当たらない牌でオリるな!」と言うのは理解出来ますが、
なんて全然当たり得る牌ですし、かなりの危険牌なのです。
結果は、下家にリーチツモ裏2()で2000・3900(2200・4100)をツモられました。
あ~また裏2とかで簡単に高打点となってしまうんですよね。。。
鳳凰卓に上がってからやけに高打点のアガリが目立ちますよね。
こう言えば、「やはり高段者ともなればキチンと高打点を狙って来るから」などと思った人も居るでしょうが、全く違います(笑)そう言う事ではなく、何故か高目でアガったり都合良く裏が乗ったりなどと言う意味です。
では中編2へ続きます。