では鳳凰卓第16戦前編の開始です。
東1局
この手はが対子かつ愚形ターツがあるので仕掛けるのが自然な手牌です。だったら、が出てから鳴き始めるのではなく、先にから仕掛けが出た時にはポンテンに取れた方が圧倒的に有利なので、ここから仕掛けて切りとします。
って、先生はまさかのするー寄りですか。
いやいや、ですがが出れば間違いなく仕掛けますよね?その時に愚形ターツが残るのは見えているので明らかに損でしかないと思いますが。。。
結果は、下家にタンヤオドラ2で1000・2000をツモられました。
東2局
この手もを仕掛けて1000点の交わし手とすべき手牌ですが、一応に良形でくっ付けばの対子落としでピンフリーチも狙えますね。よって、ここは明らかに不要だと思われるを切ります。
まぁここはや切りも当然ありだとは思いますが、まだこの巡目からポンの1000点に決め打ちはしたくないですよね。。。
これは、対面がとリャンメンターツ落としを見せた上に、既に切っているの筋牌をカラ切りとした局面です。
わたしはこう言うのを見ると本当に上手いなと思ってしまいますね(笑)
と言うのは、やはりリャンメンターツ落とし後に怪しい手出しを入れられれば、七対子や何かしらの手役を狙っているかのように見せ掛ける事が出来るからです。
実際、わたしはこの手出しを見た時に七対子の可能性も十分あるなと思いましたし、次に対面から同じく筋牌となる切りリーチなどが掛かってしまえば、や怪しいだけではなく七対子の待ち頃となりそうな牌なんかも切れなくなってしまうので、読み過ぎた人がいっぱいいっぱいになって逆に何の情報も無いようななどの牌の方が安全なのではないかと、切ってくれたりもするかもしれないと言う事なのです。
こうなればのポンテンだけではなく、中膨れのが先に伸びた場合は対子落としのピンフリーチもあるかと、ここは切りとしました。
先生に怒られました。
いやいや、確かにの方が危険度は高いとは思いますがは安牌ではありませんし、は自身に取っても利用価値のある牌なので悪手とまで診断するのは横暴過ぎると思います。仮にを残した所へ先制リーチが掛かってしまったとしても、中膨れ形であればのどちらかを落とせば復活も十分ありますからね。
これは前巡のとは違い安牌となる牌なので、ここはと入れ替えます。
って、ここでやっちゃいました。
何故かこのが4枚目だと勘違いしたわたしは、よりも安全な完全安全牌になると勘違いをし、切りとしてしまいました。
はい。当然ですよね。
対面に七対子の目があると思っていながら最低な勘違いをしてしまいました。
親の上家からリーチが掛かった所、テンパイが入りました。
この巡目まで両方が生牌と言うのは気持ち悪くもありますが、字牌同士のシャンポン待ちであれば2件リーチに困ってオリ打ちなんかも十分見込めると思い、追い掛けリーチに踏み切りました。
はい。
結果は、親の上家からリーチのみで1300点の出アガリとなりました。
何とわたしのは山に4枚残りだったのですが、上家のドラかつダブも山に2枚残りだったのですね。
東3局
これは、上家に2枚切れのカン待ち役無しテンパイが入った所、手堅くダマに構えた局面です。
まぁ2枚切れのカンでは反撃を喰らった時に寒過ぎますし、上家の目から7枚あるドラ全てが見えていないので、やはりここはダマに構えるのが無難でしょうね。
はい。強気な先生も流石にこれはダマですよね。
これは、もしも上家がリーチに踏み切っていれば、一発で当たり牌となるを掴んでいた局面です。
まぁ流石に先にを切りますが、助かりましたね。と言うのは。。。
とは言え、上家にを暗カンされも2枚切れなので相当苦しい待ちですね。。。ただ、逆にこの待ちであればダマに構えた所で出て来る可能性も低いのであれば、万が一出たりツモったりした時に高くなった方が有利なので、ここは構わず即リーチとしました。
先生はダマ寄りですか。
ここはもう他家を牽制する意味でもリーチを掛けてしまった方が有利だと思うのですが。
結果は、上家からリーチピンフ一発ドラ2で12000点の出アガリとなりました。
いや~これには驚きました。
まぁ上家はドラ2のテンパイかつ現物がのたった1枚しかないと言う事と、おそらく、わたしは鳴きあり設定と鳴きなし設定を使い分けているので、上家が数巡前に切ったに対し全くラグが掛かっていなかったからと言う理由もあるのだと思われます。
ここは難しい局面ですよね。
ちなみに、これは完全にオカルトチックな話となってしまうのですが、今回のように一応でもアガリ逃しとなったり見逃してもらえたりした時って、何故か今度は逆に当たり牌を掴んでしまったりアガれてしまったりする事って多いですよね。
まぁそこには何の根拠もありませんし、単なるイメージに過ぎない可能性も十分ありますが、麻雀あるあるの一つなのではないでしょうか?
では中編1へ続きます。