では鳳凰卓第15戦後編の開始です。
南3局1本場
これは、3着目の下家に2巡目テンパイが入り、ペンで即リーチに踏み切った局面です。
この手は一応一手替わりでタンヤオ変化もありますし、ポンでタンヤオへ移行出来ると言う事もありますが、わたしも即リーチの一手だと思います。
はい。
ちなみに、このような時にツモリ三暗刻まで見ると言う人は、かなり考えが甘いように思います。
これは、下家からの早いリーチを受けたラス目の上家が、絶好のカンを引いて1シャンテンとなった所、ドラのを打ち切れず切りとした局面です。
こう言えば、「それは見えているから言える事」などと思う人も居るでしょうが、全くそう言う事ではなく、上家の手はくっ付きの1シャンテンと言う手牌なので、単純にが4枚とが2枚見えているは使い勝手が悪いだけですし、切りリーチと言っても2巡目ですからね。。。それで宣言牌の傍は危険なんて事は流石に無いです(笑)
ですよね。
まぁ仮にドラのを切らないのであれば、わたしも先生と同じく次点はではなくを切りたいです。と言うのは、やはりを切っているのでフリテンになる恐れがあるからです。
これは、上家がを引いてカン待ちテンパイが入った所、追い掛けリーチに踏み切った局面です。
わたしであれば絶対にこのテンパイ形になってはいませんが、このリーチは素晴らしいですよね。と言うのは、この手は役ありかつ愚形なのでとりあえずのダマに構える人も多そうですが、ラス目の上家と3着目の下家との点差は2700点なので、ここでダマの1300点(リーチ棒と積み棒込みで2600点)をアガった所でまだラス目ですし、仮に下家から直撃出来た所で次局のオーラスも一アガリで捲られてしまうのです。だったら、ここは多少分が悪いと思われる待ちでもリーチを掛け、アガれた時に少しでも有利な条件でオーラスを迎えた方が断然有利となるからです。
はい。素晴らしい追い掛けリーチだと思います。
結果は、下家から上家へリーチ一発役1で5200(5500)点の横移動となりました。
これは何ともミラクルな横移動となりましたね。
南4局
親の上家に2副露が入った所、絶好のカンが埋まり早くも1シャンテンとなりました。
ここでトップ条件を言いますと、トップ目の対面とは3500点差なので、1000・2000ツモ、対面から2000直撃、脇から3900出アガリが条件となりますね。
それで言えば、やはりここはリーチ以外に2翻が欲しいのですが、は使い切れそうなので出来ればが先に埋まってのピンフ、あるいはピンズが良形で伸びてのピンフ確定ですね。よって、ここはやはり素直に1シャンテンに構えると共に良形になり易いを残す切りですね。
ものの見事にが裏目となり(流石)、親の上家に3副露目が入った所、一応?テンパイ逃しとなる引き。
まぁ親の上家の仕掛けはおそらく2900点か良くて5800点だとは思いますが、ここはやはり2度受けのカンを嫌うと共に上家の現物切りですよね。
まぁわたしがを所持しているので、これはとの入れ替えではない事からも、カラ切りではなく単純に待ち替えの可能性が極めて高いですよね。つまり、上家の待ちはに関連した待ちである可能性が極めて高く、今回のようにや、にを引いてのカン、にを引いての待ちが考えられますね。
これで一応リャンメン2つの1シャンテンになった事もありますが、上家にが危険牌なので、やはりここは自分都合かつ上家に危険なを使い切る為にもカンを嫌う切りの一手ですね。
はい。
って、わたしはこのような裏目が本当に多過ぎませんか?
まぁ今回はこのを引いていれば100%切り(ダマ)としていたので、その場合は上家に2900点の放銃となっていますが。。。
ここは上家はソウズ待ちだと思っているのでと切って行く手もありますが、これでピンフ赤2の3900点で条件を満たせたとも言えますし、一応が3枚見えている事から上家の待ちはやよりもかカンへの待ち替えの可能性の方が高いと思い、ここは切りとしました。
うーん。。。これはダメですね。。。
と言うのは、一応ワンチャンスとは言え、やはりも上家の待ちの読み筋の一つですし、対面にも当たり得ます。しかも、フリテンのが6枚も見えてしまったんですよね。。。
ただ、ここは上家がテンパイに取るのであればもう一局チャンスがあるので、一応1シャンテンはキープする切りとしました。
ちなみに、下家の一色手が見えないのか?と思った人も居るでしょうが、ラス目の下家とは24800点差で3着目の上家とは15500点差なので、下家に跳満を打った所で2着終了となるのは分かっていました。
これは、対面になら打っても問題ないと言う事でしょうか?そして、あわよくば最後にを勝負してテンパイを目指すと。
これは素晴らしい選択だと思います。
やはり、上家は万が一にもラス目の下家に打つ訳には行きませんし、ここで連荘とした所でまだ上は遠いので、次局も下家に捲られてしまう可能性も十分残ってしまいますからね。
結果は、全員ノーテン流局で2着でラストとなりました。
今回は対面の貪欲麻雀に見事捲られてしまいましたね。。。
ただ、流石にレアケースの方が多かったと思うので、親満と満貫を放銃した対面がトップと言うのは流石に出来過ぎも良い所だと思います。。。