では鳳凰卓第14戦中編2の開始です。
東4局
これは、早くも1シャンテンとなった上家が手順でペンが裏目となってしまった所、今度はフリテンリャンメンターツを残してドラ表示牌のカンターツを嫌う切りとした局面です。
これは難しい局面ですよね。。。
もちろん、ドラがでなければ迷わずカンを嫌いますが、今回は一応ドラがな事と、下家にソウズの一色手模様の2副露が入ってしまっている事から、ドラのを切りたくないと言う考えもありますよね。。。ただ、逆にドラ表示牌のカンが残れば勝算は低いとも考えられます。。。これは本当に難しい局面だと思います。
おそらく、わたしもそうすると思います。
ただ、下家のソウズ模様の仕掛けが無ければ間違いなくを切ると思います。
これは、上家がを引いてテンパイが入った所、フリテンの待ちで構わず即リーチに踏み切った局面です。
やはりこれが九段の強さですよね。
ここ最近はほとんど観戦する事はなくなりましたが、以前はよく九段以上の高段者を観戦していたのですが、打ち方は色々あっても一つだけ共通している事があって、それはやはり圧倒的なミスの少なさですよね。こう言っては何ですが、普段の手順などはそこまで変わるものではないのですが、やはりミスをしない事って簡単なように見えて実は一番難しい事でもあるんですよね。そのミスが少ない人と言うのは必ず強い人だと思うのです。だからこそ、わたしは悪手率に拘りたいんですよね。
はい。ここはどちらを残した方が良かったかまでは分かりませんが、例えどちらが残ったとしてもこうして即リーチこそが正解なんですよね。
これは、上家がもしもカンを残してさえいえば、一発ツモだった局面です。
いや~これは助かりましたね。
まぁここはくらいは通せるでしょうが、例え1枚切れでも下家に対しが切り辛くなってしまったので、そのような手から一応でも当たり得る牌を切るのは素人ですよね。よって、これにてベタオリを開始する下家にも現物となる対子落としとします。
はい。流石先生ですね。
ここはとりあえず1枚切れのを切れば1シャンテンに構える事も出来ますが、下家が上家のリーチに対しをノータイムでツモ切って来ているので、下手をすれば既に役2ホンイツの満貫テンパイが入っている可能性も十分あると思い、ここはやはり下家にが打ち辛いので、ここは安全に2件の現物の対子落としで1シャンテン取らずとします。
はい。流石先生ですね(笑)
結果は、下家に役2ホンイツで2000・3900をツモられました。
って、下家はアガリ過ぎじゃないですか?
南1局
ここはを切る手もありますが、こうなれば3メン形に固定しても問題ないように思います。よって、ここは切りとしました。
はい。
ラス目の親の上家からリーチが掛かった所、暗刻被りとなる引き。
うーん。。。わたしはこんなのばっかですね。
まぁそれは言っても仕方ないのでここは何を切るのかですが、が3枚見えかつを切ればタンヤオの目も出ますよね。。。とは言え、やはり一応でもは当たり得る牌ですし(実際当たり牌)、流石に暗刻被りとなってしまったを切るのはキツいので、ここは確実に行く現物の切りとしました。
はい。流石ですね(笑)
ここはツモ切りでも良いのですが、やはりが埋まった所でが上家に切れないので、ここはを使い切る為に敢えて3メン形を壊す切りとしました。
ここは上家の現物であるを1枚消費してしまう事となりますが、まだ現物がの2枚もあるので、ここは1シャンテンに構える為に仕掛け切りとしました。
はい。
って、喰い取りましたか。
ここはワンチャンスのを行こうかどうか迷ったのですが、たった今掴んだがそこそこ強烈な牌なので、例えテンパイが入った所では切り辛いと、ここは保留とする現物の切りとしました。
はい。いや~上手いですね(笑)
はい。終了~(笑)
はい。当然切りますよね。
結果は、親の上家へリーチ赤1で3900点の放銃となりました。
こう言っては何ですが、流石にここ最近の運では勝てるものも勝てません。
では後編へ続きます。