では鳳凰卓第9戦中編1の開始です。
東3局
かなりアガれそうな手牌ですよね。
この手はどう見てもピンフ形なので、このような時に字牌(役牌)は一切必要ありません。よって、ここはやはり例えでも重なればピンフとなるので、役牌から切って行くべきなのです。
はい。
この手はヘッドレスなのでを引いた時の事を考慮すればは切りたくないですよね。よって、ここはを切ります。ちなみに、この手でピンズの一気通貫を見るなど有り得ないです。
にドラのがくっ付いている所、ヘッドレスの1シャンテンとなる引き。
はい。当然ですよね。
麻雀って、このようにシンプルなゲームなんですよね。。。ウマぶって色々手を加えようとするのではなく、素直に打つ人の方が圧倒的に強いのです。もちろん、時には「俺も真っ直ぐ打つだけじゃない」と見せる事も大事ですが、基本的には素直に打つ人が一番強いです。
結果は、対面からリーチドラ2赤1で8000点の出アガリとなりました。
こう言う事です(笑)
のノーチャンスやテンパイだからなどは何の言い訳にもなりません。なぜなら、わたしは切りリーチ、上家は切りリーチなので、結果論ではなく、ドラ単騎やシャンポンリーチなど普通にあるからです。
こう言えば、「いやいや、いつも安牌がほとんど無い時は自分都合で例えドラでも切れって言ってるじゃん!」みたいに思う人も居るでしょうが、ちゃんと読んでますか?2件リーチの時は苦しいのは最初だけなので、1巡でも凌ぐ事が大切だとちゃんと言っています。
わたしは無理に手役を狙うような人はただ下手なだけだと思っていますし実際そうだと思いますが、このを残してもしも重なるような事があれば、現在の雀頭と入れ替えれば純チャン三色の目が出て来ますね。
もちろん、ターツを壊したりシャンテン数を下げたりしてでもを残すと言う人は病気レベルですが、ここはを切れば良いだけなので、そう言った時は無理せず狙った方が良いですよね。
まぁくっ付きを見た訳ではなく重なりだけを見たので、このターツ自体は嬉しくないのですが、流石にこれだけ愚形ターツが多いのであれば全ての受け入れを見る切りが良さそうですよね。
はい。
これは、何と早くも2巡目から1シャンテンだった対面が、456の三色目も残せるツモ切りとした局面です。
いやいや、確かに対面の手は1シャンテンですが、と言う愚形ターツ残りなので、ここはよりもを切りたいですね。と言うのは、を引ければ3メンチャンが残ると言うのは分かるのですが、結局引きしかリャンメン(3メンチャン)ターツにならないのに対し、を残せば引きでリャンメンターツとなるのです。しかもを引ければ三色目も残りますからね。
はい。
ここでに続いてを切っておけば、が入った時に最高のシャンポン待ちが残ると思う人も居るでしょうが、それはここでを切った場合でも同じ事が言えますよね?別に切りリーチになったからと言って、がモロ引っ掛けにはなりませんよね?(笑)だったら、やはりここは確率を重視すべきなのです。それが麻雀の強くなる最低限の法則なんですよね。
うーん。。。これは痛過ぎますが仕方ないですね。。。
まぁここはどのターツを嫌うのかですが、やはりペンはまだ三色目がありますし、対面と上家が比較的早くにを切っている事からは山に残っていそうに見えます(実際山に4枚残り)。
ではカンとカンの比較ですが、これは単純にが1枚切れていますし、が3枚とが2枚見えている事から他家にの方が使い辛いとも言えるので、やはりここはカンを残すべきですよね。よって、ここはカンターツを嫌う切りとしました。
これは、対面がキチンとした手順でを残していれば、ここでの3メンチャンとのリャンメンの1シャンテンとなっていた局面です。
これを結果論と思うような人は、もうこの先を見なくても結構です。そう言った人には何を言っても無駄なので。
ずっとツモ切りだった対面が早そうなので安全度の高いを残した所、そのが重なりました。
こうなれば機転を利かせてマンズをリャンカンに構える切りとします。
はい。
これはが1枚切れとはなりましたが、更に3枚目のが見えた事からはかなり良い受けに見えるので、これはツモ切りですね。しかも、前巡にも切っていますし。
いやいや、それはわたしには無いですね。と言うのは、やはりここはが良いと思っていてもを残して切りリーチとしてしまえば、途端になど出ない牌となってしまいますし、が1枚切れたとは言え、もしもペンが埋まればドラの受けではなくカンでリーチを打ちたいからです。
ちなみにこれは余談ですが、を切っているにも関わらず最終手出しが切りリーチ。。。どこかで聞いた事ありませんか?(笑)
ね?既に切っている牌が再び出て来ての宣言牌リーチは、やはりリャンカン形に固定した後でのモロ引っ掛けが本当に多いのです。わたしのブログは本当に役に立ちますよね。
いやいやいやいや、流石にこれはキャッチ出来ません。って、先生ならキャッチしていますが、どうせこのツモを知っていたのでしょう(笑)まぁこうなればやはりカンに気があるだけに切りですね。
先生に怒られました。
いやいや、この局面でドラ受けに拘るのは流石に上手いとは思えません。
これは、本来であれば対面に待ちピンフドラ3となるテンパイが入っていた局面です。
やっちゃいましたね(笑)
ですが、これは裏目でも何でもなく、ただただ下手だっただけです。
相手も鳳凰民なのでハッキリ言いますが、相手のレベルが低い間はそれでも勝てるかもしれませんが、相手のレベルが上がればそんな単純なミスをしているようでは勝てません。
ちなみに、わたしであればここはが3枚切れな事とドラがと言う事から、例え3メンチャンでもダマに構えますね。まぁがかなり良く見えますし、ラス目なので「甘い」と思う人も居るでしょうが、むしろラス目だからこそダマに構えたいです。これは上級者であれば分かると思いますが、ラス目のリーチはベタオリされてしまう可能性が高くなるので、ダマであれば余裕で出たようなやが出なくなってしまうからです。ここは跳満でなくとも満貫出アガリでも十分な局面なんですよね。もちろん、リーチがダメとまでは言っていません。わたしならと言うだけです。
これは当然と入れ替えますし、これで役ありのチーテンにも対応出来ますね。
ちなみに、望外のが暗刻にならなければ、ここで切りリーチとなっていましたね。だからこそ、わたしはそのようなリーチにはやは切らないのです。通っている筋が何本で?そんな運頼りの麻雀ではなく、やはりわたしは相手の手をキチンと読める人の方が何倍も強いと思います。
これは、対面がを引いて、2枚見えのフリテンカンで追い掛けた局面です。
って、まぁ正直この追い掛け自体はどうでも良いのですが、みなさんもうお分かりですよね?
そうです。本来、対面はこのでツモアガっていなければならなかったのです(笑)しかも、わたしからリーチが掛かってしまって現物でもないので、下手をすれば追い掛けリーチの跳満ツモとなっていたのです。
これを結果論だと思う人っていますか?
結果は、下家からリーチ三色で7700点の出アガリとなりました。
いや~この局はまさに対面とわたしのコラボとなりましたね。
まぁ下家はを押すかどうかは難しい所ですし、わたしは先ほどから言っているように切りリーチではないので、下家のこの対子落としを責める事は出来ませんが、もしもわたしが2枚目の切りリーチであったならば絶対には切ってはダメだったと断言出来ますよね。
ちなみに、このわたしのアガリは運だけだと思いますか?
まぁとが入れ替わって三色となった事だけで言えば運ですが、残し方や待ち取りは敢えて選んだものなので、これを運と言うのは無理があると思います。そして何より、対面のこのアガリ逃しはツイていなかっただけですか?この局わたしは7700点のアガリとなりましたが、もしも対面の席にわたしが座っていれば、最低でも2000・4000のアガリ、あるいは3000・6000のアガリとなっていたので、わたしは7700点どころか4000点か6000点の親っ被りとなっていたはずなのです。それが順位にどれだけ影響するのかなんて、誰でも分かる事ですよね?麻雀って、そう言うゲームなんですよ。だからこそ、麻雀は運ゲーではなく実力ゲーなのです。
では中編2へ続きます。