いや~今回の対局はかなりハイレベルな闘いで最高に面白かったです。
こう言っては何ですが、鳳凰卓でも大体一人くらいは微妙な打ち手が居る中で、今回は全員のレベルが高く、最後まで誰がトップを取るのか分からないと言ったシビアな対局となりました。
ただ、今回は全員の手牌も含めた解説となるのでめちゃくちゃ長くなってしまうと思いますが、見所はどれもこれも十分だと思いますし、「七段のくせに」とか思うような低次元な人よりも全然レベルは高かったと思います。
では鳳凰卓第8戦前編の開始です。
東1局
このような時はもう何度も言って来ましたが、などの牌を残した所で上手く良形でくっ付く保証など何処にも無いのですから、素直にを切れば良いだけなんですよね。
はい。
ただ、今回は一応ドラがなので、裏目となった時に痛過ぎるドラ表示牌のは後回しにすべきなのです。
これももう何度も言って来ましたが、このような時に愚形だからなどの理由でテンパイ取らずやダマに構えた所で、運良くに良形でくっ付いたりを引けたりする保証など何処にも無いのですから、このまま相手に自由に打たせない為にも即リーチを打つのが一番の最善策なのです。
はい。何故これを理解出来ない人が居るのかが理解出来ません(笑)
ハッキリ言って、この手はアガれようとアガれまいとどうでも良いのです。そんな事よりも、相手に間違いを起こさせ他家のアガリを阻止出来ればそれで良いのです。
ただし、これがあと3巡ほど遅ければ、相手に反撃を喰らってしまう確率が高まるだけに、危険な賭けとなってしまうかもしれませんね。
これは、にがくっ付き567の三色も見える勝負手の1シャンテンとなった下家が、わたしに無筋のが打ち切れず(実際当たり牌)七対子の1シャンテンをキープする中筋ツモ切りとした局面です。
まぁここまでの手に育てばを切る手もありますが、やはりこれが即リーチを打った意味なんですよね。
これは、下家にテンパイとなるが入った所、一応のワンチャンスとなるを打ち切れず筋の切りでテンパイ取らずとした局面です。
と言うのは、単純にも安牌では無いからです。だったら、ここは同じく当たり得る牌でもテンパイに取れる牌を切って放銃となった方がまだマシですよね。
ちなみに、この局の下家は少し微妙ですが、後から上手さを発揮するので温かい目で見守ってあげて下さい(笑)
結果は、わたしの一人テンパイ流局となりました。
まさにこれが狙いだったので、即リーチ成功ですよね。
東2局1本場
ここでもドラのとのくっ付きを見ようとやの対子に手を掛けてしまうウマぶりたいだけのバカな人も居ますが、こんなのは素直にを切り、上手くドラのに良形でくっ付いた時のみ対子落としとすれば良いだけなんですよね。それよりも、のポンテンに対応出来ない事の方が圧倒的に不利なのです。
これは、親の上家が絶好のを引いて1シャンテンとなった所、切りとした局面です。
これは難しい手牌ですよね。
と言うのは、上家の手は一盃口の目があるのでを切るのが普通にも見えますが、この手はを残してを切ればとなるので、だけでなくカンの受けも残せるからです。とは言え、を切ってしまえばとの縦引きでのテンパイを逃してしまうので、やはりここは切りが良いのでしょうか?
まぁと暗刻には備えなくても良いとは思いますが、やはりを引いての一盃口を逃すのは痛いですからね。
ちなみに、もしもこれがオーラスのトップ目などで、打点は必要なくリーチも打ちたくないような状況であれば、役無しテンパイとなってしまう可能性のある切りよりも、の受け入れも考慮してを切るのが正着打になると思います。
これは、上家がモロ裏目となるを引いて今度は切りとした局面です。
これは痛いですよね。まるでわたしを見ているかのようです(笑)
ただ、ここはフリテンのを残すのは当然ではありますが、自身の目から5枚も見えているを切りたいですよね。
ですよね。
これは、上家がを引き入れテンパイが入った所、当然の待ちでリーチに踏み切った局面です。
まぁこれをフリテンの3メンチャンなどに受ける鳳凰民など一人も居ないでしょうが、一応取り上げておきますね(笑)
はい。もしもここでを切る鳳凰民などがいれば、このブログで大々的に晒してやりますね。
これで早くも終了ですね(笑)
と言うのは、このようなドラのが浮いている手で、1シャンテンをキープする為に両筋に当たり得るやドラのなど絶対に切れないからです。よって、ここは上家の現物対子落としの一手となりますね。
はい。
結果は、親の上家にリーチピンフツモドラ1で2600(2700)オールをツモられました。
東2局2本場
この手は若干123の三色も見えますが、下家に喰いタンのような仕掛けも入っていますし、こんな手から三色を見ているようでは話になりません。よって、ここは下家に現物となった切りとします。
はい。こんな手から下家に鳴かれる可能性のあるを切ると言う人はど素人の三色オジサンでしかありません。
これで一気に勝負手の1シャンテンとなったので、ここはもう下家に鳴かれる鳴かれないなどは関係なく、自身のアガリだけを目指して七対子に決め打つ危険な切りとしました。
まぁ七対子はわたしの方が遥かに上手いので、黙って見てなって。
下家にを鳴かれて親の上家からリーチが掛かった所、が重なり七対子のテンパイが入りました。
ここは上家に筋となるを切った方が若干安全だとは思いますが、ここは喰いタン模様の下家はまずは持っていませんし、対面も比較的の切りが早いので持っていない可能性も十分あります。そして、上家もの切り順からを持っていない可能性も十分考えられる事から、ここは切り単騎でリーチに踏み切りました。
せこいのぅ(笑)
まぁ七対子はわたしの十八番なので黙って見てなって。
結果は、下家からリーチ一発七対子ドラ2で12000(12600)点の出アガリとなりました。
いや~またしても七対子マスターの実力を発揮してしまいましたか。
まぁこれを結果論などと妬んで認めない人も居るのでしょうが、わたしの素晴らしい七対子はもう何度も何度も見て来ているはずなので、これが運だけではない事など既に分かり切っている話ですよね。
いや~最高の気分ですね(笑)
では中編1へ続きます。