では鳳凰卓第6戦前編の開始です。
東1局
この手は愚形が多過ぎるのでまず面前では仕上がりません。よって、喰いタンを視野に入れて切りとします。
はい。
を引いて再び6ブロックとなっている所、ようやく1メンツ完成となる
引き。
ここは1枚切れのカンターツを嫌うのか、あるいは1枚切れの
対子落としとするのかですが、やはり上家からしか鳴けないカン
よりも誰からでも鳴けるポン材をより多く残した方が有利なので、ここはカン
ターツを嫌う
切りとしました。
ただ、この手はのいずれか2種類の牌が鳴ければ良いので、例え1枚切れであろうともポン材をより多く残した方が有利だと思いますが。
当然仕掛けますが、上家からが出た時にマンズを喰い伸ばせるので、ここは素直に
切りとします。
これですね。
まぁこれを結果論と思いたい人は思えば良いと思いますが、やはり上家からしか鳴けないカンよりも誰からでも鳴けるポン材をより多く残して正解だったと思います。
結果は、対面からタンヤオ赤2で5800点の出アガリとなりました。
いや~この手がアガリにまで結び付いたのは大きいですよね。
ただ、対面のここでの7枚見え(
)切りは甘いように思います。と言うのは、やはり親のわたしが2副露してテンパイでもおかしくはないですし、対面の目から7枚あるドラの内
1枚と
しか見えていないのですから、わたしの仕掛けも十分高い可能性があったからです。
よって、わたしならここは間違いなく
と抜いてベタオリとしていました。
ですよね。
東1局1本場
この手は赤2なので後のタンヤオ変化も見てを切る人も居るかもしれませんが、それでもここはペン
がロスとならぬよう素直に
を切るべきなのです。
はい。当然ですよね。
こうなれば当然ドラのを使い切れるかもしれないカン
受けを残す
切り一択ですね。
当然の即リーチとします。
結果は、上家からリーチドラ1赤2で12000(12300)点の出アガリとなりました。
いや~これは完全に上家と絵が合ってしまいましたね。
上家の手は高目5200点となる現物の待ちなので、これはわたしも切りますね。
が当たりだった事も親満だった事もツイてなかっただけだと思います。
東1局2本場
これは、早くにを仕掛けた下家に自風の
が重なり6ブロックとなった所、ドラの
を使い切ろうとカン
ターツを残して貴重なポン材となる
対子落としとした局面です。
まぁ重なったのが自風のではなくオタ風であれば、1000点を2000点にしてまでアガリ辛くするのは100%ミスだと思いますが、2000点が3900点ならまだアリなのでしょうか?ただ、わたしはそれでもここはカン
を嫌う
切りとしたいですね。
なぜなら、やはり麻雀はアガれなかった局は「おしかったな」では済まず、自身がアガれないと言う事はツモられたり最悪は放銃となったりなどの失点となってしまう可能性も十分出て来てしまうからです。
ですよね。
安いアガリをバカにする人も居るのですが、高い手を目指すと言う事は当然アガリ率が下がってしまうんですよね。そう言った人は「例えアガれなくても何回かに一回でも決まれば良い」とでも考えるのでしょうが、それは大きな間違いだと気付いていないだけなんですよね。
と言うのは、例えばAさんが4局で1回満貫8000点をアガったとします。そしてBさんは4局で2000点を4回アガったとしますよね。点棒のやり取りだけで見ればどちらも+8000点なので同じですが、麻雀はアガれなかった局は先ほども言ったように失点となるパターンも多いので、実はAさんとBさんとでは差が生じて来るのです。理由は言うまでもなく、Aさんはアガれなかった3局の内に放銃となってしまう事だってあるからです。
だからこそ、麻雀は無理をせず妥当だと思える打点でアガリ切る事が重要なんですよね。にも関わらず、安い仕掛けや安いアガリがどうとか。。。
頭の悪い人はこんな簡単な事も理解出来ないのですね。。。
これは、上家に123や789の三色、そして純チャンまであろうかと言った手が入り、123の三色と純チャンのマックス打点を見る切りとした局面です。
これは難しい手牌ですが、このようなどちらの三色にすれば分からないような時や迷う手牌の時は、後悔が少なくて済むように高目を追求した方が良いですよね。よって、今回はやはりドラが
なので123の三色にした方が良いと思います。
そして、上家のように純チャンの目を残して
残しが良いですよね。
はい。素晴らしい一打だと思います。
一応1シャンテンの所、一気通貫の1シャンテンにも構えられる引き。
ここは一応対面が通したばかりのを切る手もありますが、やはりまだ一気通貫の目は消したくはないので、ここは先ほど切って鳴かれていない
切りとしました。
これは、対面にカン待ちテンパイが入った所、素直にテンパイに取ってダマに構えた局面です。
これは良いですよね。
と言うのは、この手であればタンピン三色を狙いたくなる人も多そうですが、その為に切る事となるは下家の仕掛けにかなり危険に見えるんですよね。
そんな牌を切って狙うくらいであれば、ここは素直にアガリの抽選を受けられるテンパイに取った方が余程現実的だと言う事ですね。
ちなみに、では何故ダマなのかと言えば、もちろん対面もこのテンパイ自体は不服なんですよね。ただ、致し方ないと妥協してのテンパイな訳です。だったら、この手は交わし手としてダマに構えた方がアガリ易くなりますし、下家に危険なドラのなどを掴んだ時にオリられる選択肢を残しておきたいと言う事なのでしょう。
はい。これが正しい選択なんですよね。
この手であれば誰でもタンピン三色を狙いたくなるのは同じなのです。ですが、ここは妥協してでも目先のテンパイに取る事こそが最善だと判断出来るかどうかなんですよね。
レベルの低い人からすれば、「この手でタンピン三色を狙わずカンテンパイに取るなど有り得ない!こいつは初心者か?」と言いたくなるのでしょうが、そう言った人はいつでも同じ打ち方しか出来ないだけであって、別に対面のような人でも簡単に出来るのです。ただ、今回に限ってはカン
のテンパイに取る事が最善だと判断したまでなのです。そんな事も分からず分かろうともせず、いつでも高打点を目指す事が上手いとかって(笑)バカな人にはこう言ったファインプレーが分からないのでしょうね。
いつでもホームランを狙う人が上手い訳などないのです。
と言うのは、先ほど対面がを通してから下家に
の手出しが入ったので、これは十分当たり得る牌となってしまったのです。
とは言え、流石にこの手で簡単にはオリたくはないので、ここは下家にはかなり安全に見える
切りとしました。
はい。
この手はダマでも下家の現物であれば親満となりますが、何度も言うように高目安目のある待ちの時はリーチを打つのが基本となりますし、この手はペン
が埋まった以上は本手にすべきなので、ここは当然の即リーチとします。
結果は、対面にタンヤオツモ赤1で1000・2000(1200・2200)をツモられました。
いや~これはやられましたね。
これは間違いなく対面がキチンとテンパイに取ったが故のアガリなんですよね。
この対面のアガリを結果論だとか、「この手をタンピン三色に仕上げなかった者が素晴らしい?wこのど素人どもがw」とでも思う人も中には居るのでしょうが、そう言ったレベルの低過ぎる人では分からないのでしょうね。。。このアガリの素晴らしさが。
前回の対局で、最年少魂天の上家が東1局にバックの素晴らしいアガリを決めましたよね?おそらく、それも高打点好きの初心者からすれば「こんなアガリの何処が素晴らしい?w早々にドラも切って素人でしかないw」となるのでしょうが、相手のレベルが分からないと言う事は、自身のレベルが相当低いか高いかのどちらかと言う事となります。まぁわたしとのレベル差は置いておいて、前回の上家を素人などと思うような人は、だったら余裕で魂天や天鳳位になれると言う事ですよね?ではそれを証明して見せて下さい。と言うだけの話なのです。出来ませんよね?だって、あなたは上家よりもレベルが高いのではななく、足元にも及ばない雑魚でしかないのですから(笑)
もう自身の欲を優先させたり自身の考えを押し付けたりするのは辞めた方が良いですよ。
つい最近も、鳳凰位決定戦で例の人が解説で色々と問題発言を連発したようですね。
対局者の仕掛けを批判した上に流れがどうこう言ったみたいです。ハッキリ言って、もはや老害としか言い様が無いと思います。
自分がどう考えるのかは人の勝手ですが、それを何の根拠も無しに押し付けるのはただの横暴に過ぎません。わたしがいつも例に出す人と同じですね(笑)そっくりです。全く根拠のない事を信じ、その考えや打ち方をしない者を全否定。いやいや、信じて欲しいのであれば相手を否定するよりも肯定させてみてはどうですか?誰しもが納得せざるを得ない根拠を示してみてはどうですか?流れ云々や麻雀プロはこうであるべきだと言いたいのであれば、まずは自身が先陣を切ってその麻雀で勝てると言う事を証明してはどうですか?未来ある超一流の実力者に言いがかりをつけて失格にした挙句退会まで追い込み、自身は明らかに河に捨てた牌を手牌に戻して何事も無かったように打ち進める。恥ずかしくないですか?わたしはこう言った人間が一番嫌いですね。
では中編へ続きます。