では鳳凰卓第5戦中編1の開始です。
東2局1本場
この手はタンヤオを見たいですよね。まぁ一応これで4対子ではありますが、流石にこれだけリャンメンターツのある手で七対子は見ません。よって、ここは例えシャンテン数を落とす事となろうともタンヤオへ向かう対子落としとしました。
これは、一応5ブロックは維持しようと言う事なのでしょうか。
これは、対面にが重なり、ホンロートイトイのターツが揃った局面です。
これはマズいですね。
これは、上家が1暗刻4対子となった手から、何と早くも七対子に決め打つ暗刻の切りとした局面です。
まぁ確かには1枚切れではありますし、などの中張牌の対子残りではトイトイを見るにしても厳しいと言う事はあるでしょうが、とりあえずどちらにせよ不必要だと思われるで良い気もしますよね。
ですよね。
まぁ流石に仕掛けてのトイトイは無いですが、などの牌でもひょっこり暗刻となる事だってありますからね。
うーん。。。対面はいかにもトイトイを狙ってますと言わんばかりの捨て牌ですし、やはりの切り順からしてもドラのは切り辛いですよね。よって、ここは一応七対子の目を残す現物の切りとしました。
まぁ今回は決して切れないとは言いませんが、万が一鳴かれた場合はとんでもない事になりそうですよね。。。一応こちらは使い切る事も出来る手組にしましたし、もしも通ったら通ったでメンツ手に戻れるルートも残していますので。
これは、上家が対面の危険を察知してなのか、早くも七対子の1シャンテンを崩してオリ出した局面です。
確かに、上家に浮いているは全て生牌なので、トイトイに見える対面の仕掛けに危険牌とも言えますし、対面はの切り順なのでやはりよりも後に出て来た周りの牌()は特に危険に見えますよね。
ただ、これには驚きました(笑)
と言うのは、メンツ手であれば案外オリる事に未練なくオリる上級者は多いと思いますが、七対子であれば粘ったり危険牌をも使い切ってアガリまで目指したり出来る事から、そう簡単に1シャンテンを崩せるものではないんですよね。それをこうもいとも簡単に崩してしまったのです。ですが、そこで重要となるのは、やはりこう言った時に警戒した相手が本当に本物の手が入っているのか、それとも全くの読み違いなのかだと思うのです。それで言えば、今回の対面には本物の手が入っているので、上家の読みや嗅覚は本物と言う事になるんですよね。
ここはドラのが通りましたし、対面はかなりトイトイ臭い捨て牌をしていますが、普通に待ちが残るケースもあるのでここは素直に切りですね。
うーん。。。これは相当嫌な牌を掴まされましたね。
とは言え、一旦保留とするにはのいずれかを切る必要があるのですが、先ほども言ったようには普通に待ちに当たる可能性も十分ありますし、を切ってはこちらのアガリの目が極端に無くなってしまいます。
ではですが、これもただシャンポンが残ってしまうだけですし、やはり1枚しか見えていない牌はトイトイに刺さる確率も高くなるので切れないですよね。となれば、ここは一応2枚見えているのでトイトイには当たり辛く、かつが入った時にも変則3メンチャンに受けられるが最適かと、ここは消去法で切りとしました。
ホントですか?
東2局の上家のといい今回のといい、先生は当たらないと知っている時だけ切ると言っていませんか?(笑)まぁ半分は冗談ですが、そう錯覚してしまうような事が本当に多いんですよね。。。しかもそう言った時って、大体先生の言ったように打っていれば結果が良くなる事が多いですよね。。。本当に不思議です。
うーん。。。これには流石にクラクラ来ましたが、一応言っておくと、を引いた時に切りだけは無かったので、を切っていれば対面に鳴かれこのは対面に喰い取られていたのです。つまり、これはミスではないとだけ言っておきたいです。
まぁここは何を切るのかですが、流石にを通した手からこのまで通すのはやり過ぎかと思い、ここは半分諦め気味に切りとしました。
ですよね。。。流石に致し方ないように思います。
こうなれば流石にリーチと行きたいですよね。
正直、対面の最終手出しがなのはキチンと見ているので、ツモ切りと言う事からもおそらく対面には対子(当たり)だと思っていましたが、待ちが残ればで放銃となる事はありませんし、さえ通れば勝てると思いました。
ちなみに、待ちのは山に5枚残りですか。そして、対面はここでのポンテンが入りますが、待ちのはが山に1枚しか残っていませんね。つまり、5対1ですか。ゴチになります。
はい。流石にこっちが残れば勝負ですよね。
ちなみに、もしもシャンポン待ちが残った場合はを勝負せず止めました。
結果は、対面へ役2ホンロートイトイで12000(12300)点の放銃となりました。
ざけんな!
5対1で5が負けただけではなく、5の方が1に放銃になるとか。しかも跳満って。
ほーう。。。なかなか酷い仕打ちをやってくれますね。
東3局
ここは素直に仕掛けますが、前巡の悲惨な跳満放銃によって一気にラス目となってしまったので、ここは効率よりも打点を見る切りとしました。
これも当然仕掛けますが、ここも効率重視とするのであればドラのを切ってとのくっ付きに構えるべきなのですが、ここでも打点を見る切りとしました。
はい。
これはめちゃくちゃ難しいですね。
流石にこの手になれば素直にドラの切りもありますし、を引いたり鳴けたりした時にドラの単騎に受けられるように切りもなくはないです。そして、現状維持のツモ切りもありますね。ここはかなり迷いましたが、ツモ切りの現状維持を選択しました。
まぁこの愚形テンパイは致し方ないですが、当然素直にテンパイに取ります。
下家からリーチが掛かっている所、4枚見えの引き(下家の当たり牌)。
ここは下家にの切りがそこそこ早く?見えますし、が1枚切れでは0枚見えなのでツモ切りとする人も多いかもしれませんが、これは見えているからでも結果論でもなく、下家はわたしが2副露した後でを切って来たので、これは危険牌処理による先切りのケースも十分あると思っていました。よって、ここはを切って下家の現物カンに受け替えます。
はい。
結果は、下家から役1赤2で3900点の出アガリとなりました。
麻雀はやはりこう言ったファインプレーが大事なんですよね。
もちろん、が下家の当たり牌だったのはたまたまの産物でしかありませんし、直ぐに下家がラス牌のを掴んでくれた事自体はラッキーなだけですが、それでも、実際には下家の当たり牌で切っていれば放銃となっていたので、やはりこれはキチンとすべき事をした結果の実力とも言えてしまうのです。下手をすれば下家に3900点の放銃となっていた所が、逆にわたしの3900点のアガリとなったのですから。
では中編2へ続きます。