では鳳凰卓第３戦前編の開始です。
東１局
上家に早くも２副露目の仕掛けが入った所、前巡に切った
引き。
まぁこれは対面の切ったを上家が仕掛けていない事からまず通る牌ではありますし、そもそも上家にまだテンパイが入っていない可能性も高いとは思いますが、流石にこの手から放銃するのは嫌なので、ここは下家の切った
切りとします。
絶好のカン
が埋まった所、
が重なりリャンメン２つの１シャンテンとなりました。
こうなれば敢えて先に危険度の高い生牌の
切りとします。
先生は１枚切れの
からとの事ですが、仮にこのがドラだったとしても、この手牌であれば先にから切りたいですね。
ちなみに、上家は一見不要に見える
を残していますが、これは当然ピンズのホンイツへの渡りを見ているのでしょう。
これは、上家がドラ表示牌の
を引き、狙い通りピンズのホンイツへ移行した局面です。
このように無理なく手役を狙うのは上手いですよね。
もちろん、毎回バカみたいに無理に狙うような人は上手くもなんともありません。
上家に３副露目の仕掛けが入った所、テンパイが入りました。
当然の即リーチとします。
結果は、対面から上家へ役２ホンイツで７７００点の横移動、対面からリーチピンフ赤１裏１（
）で１１６００点の出アガリのダブロンとなりました。
いや～ここで裏が１枚乗る乗らないは本当に大きいですし、対面と手がぶつかった事も幸いしましたよね。
東１局１本場
一応１シャンテンとなる引き。
ここは牌効率だけで言えば孤立牌の
となりますが、流石に愚形２つ残りの手からなどの牌は切りたくないですし、マンズの伸びを見て
を切ってしまえば一気通貫の目が消えてしまいますよね。よって、ここはか
かで迷ったのですが、やはりダイレクトにペンカンを引けた時にテンパイは逃したくないと、切りとしました。
先生はでしたか。
やはり、ペンカンなどの受けは弱過ぎるので、ここはシャンテン数に拘るよりも柔軟に構えるべきでしたね。
しかもマンズが４連形となったので、横に伸びた時にを雀頭として使えた方が優秀でしたね。
３メン形となる
引き。
うーん。。。これはミスりましたね。
まぁそれは後で反省するとしてここは何を切るのかですが、やはり前巡は切りの方が良かった事に気付いていたわたしは、ここで切りとしました。
上家からリーチが掛かった所、一応一気通貫の１シャンテンとなる
引き。
とは言え、流石にここでやを切る事など有り得ないので、かなり安全度の高い筋の切りとしました。
はい。
３メンチャンとリャンメンの１シャンテンに構えられる
引き。
まぁこの形になれば押したくなりますが、押すのであれば
ではなくを押したいので、流石に両筋に当たり得るは怖い所ですし、前局のアガリがあるのでここは無理をするような局面ではありません。よって、１シャンテン取らずとするツモ切りとしました。
はい。上家にはまだまだ当たり得る牌などいくらでもありますが、ここはそんな確率だけで判断すべき局面ではないと思います。
前巡にドラの
を引いて１シャンテン復活となった所、何と絶好の
を引き入れテンパイが入りました。
こうなればめくり合いのリーチに踏み切るべきですね。そして、ここはたった今上家に
が通ったばかりなので、当然を切ってリーチとします。めちゃくちゃツイてますね！(笑)
はい。当然を切って追い掛けますよね。
ちなみに、もしも
が上家の現物だったとしても、５８００点をダマに構える事はしません。例え脇からのオリ打ちが見込めなくなろうとも、親満リーチとしてめくり合います。
結果は、リーチタンヤオピンフツモドラ１で４０００（４１００）オールのツモアガリとなりました。
いや～これはめちゃくちゃツイていましたね。
１００％運だけのアガリだったと思います。
東１局２本場
上家に意味深な２副露目が入った所、上家の当たり牌引き。
これは見えているからではなく、上家に残っている役牌が無いので（
にラグが掛かっていないので暗刻もない）、これは九分九厘１２３の三色仕掛けですね。
そして、上家はドラの
を切って来たので、おそらく１０００点の仕掛けでしょう。
よって、こので打ってあげても良いのですが、こちらもまだアガリの見える手牌なので、ここは一旦止めて現物の
切りとしました。
ちなみに、が上家の当たり牌だと断定していた訳ではありませんが、おそらく上家に残り得る待ちは（片アガリ）、カン、ペン、カン
のいずれかだと思いました。
先生もここはですか。
これは、上家に
が僅か１巡で通った局面です(笑)
ここは笑いました。
では上家に残り得る待ちはの片アガリかペンの２択となったからです。
引き。
これでピンフドラ２が狙える手となりましたね。
こうなれば上家の手が安いと分かっていても打ちたくないですよね。もしもが埋まるような事があればを切れるので。よって、ここは自身もアガリを見て切りとしました。
先生はここで打ってあげますか。
まぁこの点棒状況であればそれもアリでしょうが、まだ粘りたいですよね。
ちなみに、もしも下家からリーチが掛かった時は、オリ打ったようでかなり嫌ではありますが、その時は上家にをプレゼントしようと考えていました(笑)
はい。下家からリーチが掛かりました。
上家、待たせたな。
(笑)
って、対面からも２件目リーチが掛かりました。
よりによってこのタイミングですか。
対面には十分当たり得る牌なので、これで切れなくなってしまいましたね。
上家、スマン。。。
２件リーチを受けた所、無筋の引き。
何だかんだで共通安牌がしかありませんね。
こんな事ならいけずをせず上家にを打っとけば良かったです(笑)
はい。
結果は、下家から対面へリーチ一発ドラ１で５２００（５８００）点の横移動となりました。
対面はこれで九死に一生を得ましたね。
では中編１へ続きます。