では特上卓第431戦後編の開始です。
東2局4本場
この手は面前でも仕上がる可能性はありますが、やはりドラ2なので仕掛けてでもアガリたいですし、上手く行けば345の三色やもう1枚ドラを引いての満貫になる可能性も十分ありそうです。よって、ここは喰いタン仕掛けの切りとしました。
はい。先生もやはり仕掛けますよね。
対面から早いリーチが掛かった所、一応1シャンテンとなる引き。
このような時はもう何度も言って来ましたが、対面の現物も通りそうな牌すら1枚も無いので、このような時は自分都合で不要な牌を切るしかないんですよね。よって、ここは切りとします。
はい。
このような時に手を曲げて放銃となるのが一番バカバカしいので、安牌が無い時は真っ直ぐ向かうのが一番なのです。
とは言え、これを鳴いてもシャンテン数が進む訳ではないですし、このような時は現物が2枚も出来たと捉えた方が良いでしょうね。よって、ここはスルーとします。
はい。まぁ当然ですよね。
これは仕掛けたいですよね。
と言うのは、これを鳴けば単純にリャンメンターツが残りますし、対面にが通った事により筋の
は通せそうなので、
さえ通ればリャンメン待ちが残る可能性も出て来るからです。
よって、ここは仕掛けて
切りとしました。
先生に怒られました。
うーん。。。シャンテン数の変わらない鳴きはするなと言う事でしょうか。。。
はい。
これでリャンメンとリャンカンの1シャンテンに構える事が出来ますね。
うーん。。。ここはピンズは全く通っていないので切るのであれば現物の
、あるいは
が通っていて
が3枚見えの壁で
対子落としのどちらかとなりますね。
まぁ瞬間的に安全なのは現物のを切った後で中筋の
となりますが、その場合はテンパイも厳しくなりそうですし、
は確実に通るとは言えない牌なんですよね。。。ですが、ここはワンチャンスの
を通せればテンパイまではこぎ着けられるかもしれませし、1枚通れば次巡は確実に凌げると言う利点もあります。よって、ここは
対子落としを選択しました。
結果は、対面にリーチピンフ赤1で3900(5100)点の放銃となりました。
これは痛い放銃となりましたが、唯一の救いは3900点で済んだ事ですよね。
理由は言うまでもなく、裏が1枚でも乗っていれば飛びラスとなっていたからです。
東3局
これは、下家に3巡目カン待ちテンパイが入った所、役無しダマに構えた局面です。
まぁこの下家の牌姿であれば引きなどで良形への手替わりもありますが、
は既に3枚も見えているので、実質は3種の手替わりがあると言った感じですよね。
3種を引ける1巡毎の確率は約9%なので、これは感覚に過ぎませんが、今から8回ツモって72%とようやくその辺りで引けるかな~?と言った感じとなります。つまり、11、12巡目頃にようやく良形へと手替わりするかもしれないと言う事なのです。もちろん、そうは言っても次巡にあっさり引く事もあるでしょうが、それを言い出せば流局するまで引けない事だってあるのです。だったら、ここはカンチャン待ちにしては良い待ちのカン
で即リーチを打った方が余程得だと思うんですよね。。。
はい。先生も当然の即リーチとしますよね。
これからも分かるように、手替わりを待つと言うのは本当に罪深い事なんですよね。。。
こうなれば当然素直に不要なを切りますが、これで躊躇わずに
を仕掛ける事が出来ますね。
これは、下家が中膨れ形となるを引いて、テンパイ崩しとする
切りとした局面です。
まぁダマに構えたからには当然のテンパイ崩しですよね。
これで3メンチャンとリャンメンの1シャンテンに構えられるので、こうなれば1枚目のは鳴きたくないですよね。
ちなみに、ここは1枚切れのを切ろうか少しでも危険度の高い
から切ろうか迷ったのですが、ここは後者の
切りとしました。
先生に怒られました。
ただ、ここはを引いてテンパイした時に少しでも安全度の高い
を切ってのリーチとしたいので、たった1枚多い
の重なりを見るべきなのでしょうか?
これは、もしも下家が3巡目にカンで即リーチを掛けていれば、間違いなくここで下家に放銃となり飛んでいた
を掴んだ局面です。
まぁ信じる信じない、認める認めないは人の勝手ですが、何度も言うようにキチンと打った結果の良い結果は結果論ではなく実力となるので、わたしが下家の立場であれば3着で助かっていましたね。
結果は、リーチツモ赤2裏1()で4000オールのツモアガリとなりました。
いや~これは最高のアガリとなりましたね。
ただ、これは先ほどから言っている通り、本来であれば無かったアガリなんですよね。まぁアンチのような妬んでいる人からすれば、「こんな所でそんな手が入るのはツイているだけ」だと思うのでしょうが、違います。
もちろん、下家のカンテンパイが無ければそう思われても当然だと思いますし、わたしもそう思いますが、わたしや先生も結果論から「即リーチ」と言った訳ではなく、根拠から即リーチの方が有利だと判断しての事なので、やはりそう打たなかった下家の失態と言えてしまうんですよね。
つまり、本来であれば直ぐに掴んで放銃となり飛んでいたので、言ってしまえばわたしはツイていなかったのです。それを見逃してもらったからこそ、こうしてアガリが生まれたんですよね。
この事実を受け入れられないような人は、麻雀の才能は無いと思います。
東3局1本場
テンパイが入りました。
ここは下家の持ち点が残り100点と反撃のリーチを掛ける事も出来ませんし、もうあと何巡か遅ければノーテン流局を狙ってのダマもあるのですが、流石に7巡目であればリーチの一手だと思います。
はい。
これは、飛び寸前の押すしかない下家が、一発でドラのを切った局面です。
いやいや、下家はリーチを掛けられない以上ドラや手役での打点が必要となるので、ここは万が一のドラの重なりを見て絶対に残すべきですね。
結果は、下家からリーチ役1で3900点の出アガリとなり、何とか3着でラストとなりました。
いや~今回も前回の昇段戦に続いてラスでも全然おかしくはなかったのですが、前回は対面に、今回は下家に救われましたね。
よって、次戦もまたまた昇段戦となります。