では特上卓第424戦中編の開始です。
東3局
これは、対面が重なったばかりのをいきなり対子落としとした局面です。
いやいや、全く理解不能ですね。。。
まぁうっかりして重なった事に気付いていなかっただけかもしれませんが、たまにこう言った事を分かっていてする人も居ますよね。「この手は絶対にタンヤオにしてやる!」みたいな勢いで。。。
麻雀は何度も言うように、どれだけ最善だと思われる一打が打てるのか、どれだけ妥当だと思われる選択が出来るのかが大事なゲームなので、それで言えばこれは完全に異常ですよね。やはり、そのような選択を多くしてしまう人ではまず勝てないゲームなんですよね。。。
これは、下家が生牌のを引いた所、何故か素直に打たないカン受けを拒否する切りとした局面です。
よく分かりませんね。。。
まぁこの手は微妙なのは確かなので真っ直ぐ打つだけが能ではないと思いますが、だったらソウズの一色手と678の三色を見据えてを切った方が良いと思いますし、が暗刻なのであれば守備力は保てているので、真っ直ぐを切って行った方が良いですよね。
はい。
ただ、今回は対局がめちゃくちゃ早く終わってしまった事もあるのですが、実は下家の悪手率は2.5%で負けてしまったんですよね(笑)
これでかなりタンヤオの目が出て来たので、こうなれば対子落としとしたいですよね。
はい。
ただ、ここは手拍子でを切ってしまったのですが、切った瞬間に「あっからだったか」と思いました。
ですよね。。。
こう言ったボーンミスは無くさないとダメですよね。。。
これはまさに急所の牌なので一気にアガリが見えて来ましたし、これで面前でのアガリも十分期待出来るようになりましたね。
うーん。。。ここは何を切るのが良いのでしょうか?
を切ればカンの受けが無くなってしまいますし、をツモ切ればドラのを2枚共使い切れなくなってしまう可能性が高くなりますよね。
ここは迷いましたが、カンの受けがなくなってもリャンメンは残るかと、切りを選択しました。
これはなかなか良い問題ですよね(笑)
こうなれば当然ドラのを2枚共使い切れる上に一盃口や345の三色目も残り、更にタンヤオを確定する事の出来るターツを嫌う切りの一手ですよね。
はい。流石にここで以外の牌を切ると言う人はマズいと思います。
先ほどのかかは人によって割れると思いますが、ここはむしろ以外に選びようが無いとさえ言えますからね。。。
ちなみに、ここでもしも以外の牌を選んでしまったと言う人は、素直に認め、もう一度牌効率を勉強し直して下さい。ただそれだけの話です。別に恥ずかしい事ではありません。ただ、そこで一々反論したり認めようとしたりしないと言う人は、本当に恥ずかしいです。
これは、下家が真っ直ぐ打ってさえいれば、ここで待ちテンパイ(リーチ)が入っていた局面です。
まぁあの手がここまで育つのは稀とも言えなくはないかもしれませんが、それでも、あの手からを切る事だけは100%ミスだったと言えるので、普通に打っていた人であればここでテンパイが入るんですよね。
もちろん、となるので、リーチのみの手を拒否してメンホンに向かう人も居るでしょうが、それはまた別の話であって、待ちの先制リーチが打てたかどうかと言う事が言いたいのです。
何度も言いますが、そのたった一つの選択によって結果が大きく変わってしまうのが麻雀なのですから、例えばこの後、仮にわたしにテンパイが入ったとしますよね?そこへ下家がを引いたとします。ですがテンパイが入っていないので当然アガリにはなりません。そして次にわたしがアガってしまうような事があれば、言ってしまえばそれは下家のミスによって生まれたアガリとなる訳です。つまり、下家がキチンと打てる人だったらわたしのアガリを阻止出来ていた事となるのです。
「そんな事分かり切っている」と思う人も居るでしょうが、本当に分かっているでしょうか?
実際に下家の立場で打っていて下家のようにアガリ逃しが一応でもあった時に、これは自分のミスだと本当に認められる人が一体どれだけ居るでしょうか?と言う事が言いたいのです。それを認められない人は成長など出来ないと思うので、素直にミスはミスだと認める勇気を持って頂きたいと思います。
うーん。。。これは明らかに裏目であってミスではないので仕方ないですが、流石に堪えますね。。。
ちなみに、これはミスだと認めたくないなどではないですよ(笑)
何度も言いますが、ミス手順やミス判断があっての悪い結果は実力のミスなので認める必要がありますが、今回は誰が何と言おうが前巡は切りこそが正着打だったので、その結果による裏目は単なる結果論なのですから。。。
よく、「最終形はリーチ」だとか、「最高目を追求するのが志しの高い麻雀」だとか言う人も居ますが、そんな嘘を信じてはいけません(笑)
なぜなら、こんな局面でダントツの親がリーチなど掛けてしまえば、誰も放銃などしたくないと考えるのが普通なので、ベタオリされてアガリ損なってしまう可能性が高くなるだけだからです。
ここはそんな親っパネや親倍などを狙うべき局面などではないですし、ましてや今の流れなら高目をツモれるなんてバカげた事など有り得ないのですから、キチンとすべき事をすれば良いだけなのです。よって、ここは当然のダマに構えます。
はい。当然ですよね。
何の根拠も言えないような人は所詮誰からも相手にされませんし、そんな麻雀で勝った所で所詮運だけに過ぎないのです。
これは、下家がわたしの当たり牌を掴んだ所、何故か同じく全員に当たり得る無筋のを切って放銃回避とした局面です。
もちろん、危険を察知してそろそろ止めておこうとオリたのであればまだしも、同じく全員に無筋となるは切ったのはどう言った根拠があるのでしょうか?
いやいやいや、それはそれで中途半端ですよね。。。
これは絶対に断言出来ますが、ここでを切ると言う事は100%ベタオリを開始したと言う事となるので、だったら一応でも上家(画像では対面)に当たり得るではなく、たった今わたしの切ったを合わせるべきですよね。。。
結果は、上家からタンヤオピンフ一盃口ドラ2で12000点の出アガリとなりました。
これですね。
まぁダマで満貫ある手でもリャンメン待ちであればリーチを掛けた方が良いと言う人も居ますが、わたしは絶対にダマの方が有利だと思います。これがまさにその良い例ですよね。
これは結果論などではなく、もしもわたしがリーチなどとしていれば、上家はこの手からを切ったと思いますか?下家は野生の勘なのか何故かが止まりましたが、切っていてもおかしくはなかったですよね?ですが、リーチとしていれば、下家も100%切る訳がなかったのです。つまり、ここだけで2人がリーチを掛けた事によって切らないと言う事実が出ているのですから、やはりリーチを掛けてしまえば出アガリ率が下がってしまうのはごく当然の事なのです。
もちろん、ダマに構えた事によって相手が真っ直ぐ打ち、そのままアガってしまう事だってあるでしょうが、それを差し引いても、まだ脇の二人だって居るのですから、全員に警戒されてしまうリーチは損でしかないと思うんですよね。。。
そうそう。一応最後に言っておきますが、流れが良いからツモれるなんてバカな事は絶対に存在しないとだけは言っておきますね。
これだけは絶対です。もしも本当にそんな事実があるのであれば、わたしは責任を取って麻雀を辞めてもいいです。
では後編へ続きます。