では特上卓第420戦前編の開始です。
東1局
ここで345の三色を見据えてを切ると言う人、一体どれだけ愚かな下手な手順を踏んでいるかと言う事を知って下さい。認めて下さい。
ここでを切ると言う人は間違いなく345の三色を意識しているはずですが(それ以外の人はしか切らない)、ここでを切った時に三色目が残せるのは次にを引いた時のみなのです。なぜなら、仮に次にかを引いた場合は
となるので、不確定な三色の為にここからリャンメンターツであるを嫌う事など有り得ないからです。
それに、ここで雀頭候補の一つであるを切ってしまえば、現状ではを雀頭に決めると言う事となるので引きがモロ裏目になりますし、そもそもやを引いてしまえばを切った意味がまるで無くなってしまうのです。ですが、ここで素直に効率重視の切りとしておけば、有効牌はの9種にもなるのです。
それでもまだ次にを引く事だけを夢見て効率の悪過ぎるを切りますか?
切りませんよね?と言う話なんですよね。。。
はい。当然ですよね。
結果論者が喜びそうなを先に引きましたが、こんなの結果論以外の何者でもないです。
これは、ドラのを暗刻にした下家が、まさかのピンズの一色手に向かった局面です。
ここは誰が何と言おうが絶対にを切るべきですね。まぁ百歩譲ってです。
と言うのは、に構えさえすれば、のチー良しポン良しの完全1シャンテンに取れるのですが、ここでを切って一色手に向かってしまえば受け入れはだけになってしまうからです。しかも何を引こうが愚形待ちしか残りません。
もちろん、一色手にすれば最低でも跳満は約束されますが、ここはそんなアガリ難い跳満などよりもアガリ易い満貫を目指すべきなのです。
はい。当たり前ですよね。
最高打点を狙わずアガリを拾いに行く事が「志しが低い」って?(笑)
わたしはお遊戯麻雀を打って負けるくらいであれば、志しが低いと言われようとも勝ちたいです。
これは、下家に役1ホンイツドラ3の跳満のポンテンが入った局面です。
まぁ、本来であれば大半の人はここで待ちの満貫テンパイとなっていますね。
テンパイが入りました。
当然の即リーチとします。
はい。これが何を意味するのか分かりますよね?
そうです。下家がキチンと牌理で打ってさえいれば、こので下家に満貫放銃となっていたのです。
これがどれだけ大きい事なのか理解出来ますか?
例えこのあと下家が跳満をアガる事となったとしても、それは所詮運が良かっただけの結果論であり、ただただ下手なだけと言うのが理解出来ますか?
これは、下家が4枚目のを引いてリャンメン待ちに振り替わった局面です。
いや~運が良いですね~。
結果は、親の対面から下家へ役1ホンイツドラ3で12000点の横移動となりました。
言葉もないですね。
「ほら見た事か!」ってか(笑)もしそれがシラフなら相当ヤバいと思います。
断言しても良いですが、上手い人はみんなで満貫をアガっています。
そして、わたしの手を無理に三色を狙って3巡目にを切っていた人。
おそらく5巡目の引きでターツを嫌いに行ったのでしょうが、やを引いていますか?テンパイ出来ていますか?は裏目などではなくミスだと認めますか?
もういい加減認めて下さい。
そんなお遊戯麻雀などで上手いや強い訳がないのです。
東2局、対面が九種九牌。
東2局1本場
これは、何とドラのが暗刻と言う大チャンス手の対面が、素直に字牌のを切った局面です。
これは素晴らしいですよね。
このようなチャンス手の時はとにかく受け入れを最大に構え、全てのツモに対応出来るように打つべきなのです。つまり、ここでなどを切ってはダメだと言う事なのです。なぜなら、対面の手はまだ4ブロックなので(仕掛けの効く)、引きなどがロスとなってしまうからです。
これは素晴らしい判断ですよね。
こんなチャンス手の時に愚形からしか仕掛けないとか有り得ません。ここはとにかく最速のアガリを目指すべきなのです。
はい。この手は全力でアガリに向かうべきなのかどうかを理解出来ているかどうかですよね。
これは、対面がリャンメンターツとなるを引いた所、が3枚切れなので敢えてポン材を残しツモ切りとした局面です。
良いですね~。(笑)
やはり、ここはたった1枚の引きや下家がを切ってくれる事を期待するよりも、誰からでもポンテンに取れるとのポン材を残した方が良いと言う事ですね。
これは、対面が2副露目となるを仕掛け、切りのとのシャンポン待ちに受けた局面です。
これも良いですよね。
まぁチーテンなど当たり前の事ですが、やはりここは切りのカン待ちではなく、切りのシャンポン待ちに受けるべきですね。なぜなら、ここでカン待ちに受けてしまえば、リャンメン変化はほぼ引きだけですし(一応引き戻しもあるがが残り1枚)、カンが特に良い待ちと言える根拠もありません。それに対し、のシャンポン待ちに構えれば、リャンメン変化となる牌はの3種となるからです。
ここは後の変化よりも現状の待ちの良さを優先すべきと言う事ですか?
中張牌同士のシャンポンよりも、たった1枚でも余れば良いカンチャンの方が若干でも優秀と言う事ですか。。。まぁその理屈は正しいと思いますし、わたしもそれを活用する事も多いのですが、それはあくまでもリーチとする時なので、後の変化が関係ないからなんですよね。。。ですが、今回は仕掛けなので後の変化も期待出来るんですよね。。。
結果は、親の上家から対面へ役1ドラ3赤1で8000(8300)点の横移動となりました。
これは完全に上家の失態ですよね。
なぜなら、これは見えているからでも結果論でもなく、ラス目の対面はいきなりリャンメンターツからの仕掛けですし、2副露目の仕掛けでほぼ役牌バック、あるいは役牌暗刻の仕掛けだと言う事は安易に読む事が出来るのですが、一応可能性のあったも見えた事から、対面の仕掛けはドラの絡みだと言う事は分かり切っていた事だからです。
そんな相手へめちゃくちゃ危険なと切ったのですから、これはもうレベルの低い失態だと言われても当然だと思います。
東3局
ここはかの選択となりますが、例えを切る事となっても引きを逃したくないので、素直に受け入れ重視とする一気通貫は見切る切りとしました。
にがくっ付いて1シャンテンとなっている所、対面からドラのが出ました。
当然のポンテンに取ります。
結果は、対面から役1ドラ3赤1で12000点の出アガリとなりました。
わざわざわたしに危険なを切ってのテンパイ崩しですか。これは美味しく頂いておきますね。
では中編1へ続きます。