では特上卓第389戦後編の開始です。
南2局
親の対面にタンヤオドラ1で1000オールをツモられました。
南2局1本場
これでターツ選択となりますが、このような時は中途半端に6ブロック維持の切りとするのではなく5ブロック+補助牌に構えてしまった方が良いので、ここは素直に3枚見えかつ
の2度受けを嫌う
切りとしました。
はい。まぁ入りでなければ、
がとにかく良く見える場況なので
切りもあったと思いますが、流石に
入りならこれが普通ですよね。
うーん。。。上家のリーチはよりも
が遅いので七対子もあるかと言ったリーチですよね。
まぁ七対子であればむしろ
が狙い目の捨て牌なので
で待ちそうなものですが、待てない理由。。。つまり、ドラの
待ち七対子の可能性も十分ありそうです。
ここはドラ表示牌かつ対子のを切ろうか迷いましたが、このような七対子の可能性も十分ある捨て牌に本来であれば切る事のなかった牌を切って刺さりでもすれば精神的にもキツいと思い、ここは素直に不要な
切りとしました。
これは、ダントツの親の対面がバックのテンパイを入れていた所、下家から出た
を仕掛け、上家に全く通ってもいない
対子落としでテンパイ崩しのピンズの一色手に向かった局面です。
いや~対面はここまでぶっ飛んでいますか。
もはや言葉もありませんね。。。
はい。これで単騎の七対子に刺さっても仕方ないですし、むしろここで
以外の牌を切る人の方が下手でしょうね。
えっと、ここでみなさんにお詫びしますと、上家のリーチに対し、下家が一発でを通していたんですよね。
正直、このリーチは何だ?と思っている間の出来事で見落としていました。。。
まぁそんなのは言い訳でしかありませんが、だったらここは456の三色1シャンテンをキープする
ツモ切り一択でしたが、
が通っていると見ていなかったわたしは、ここで対面が通した現物の
切りとしてしまいました。
ですよね。。。反省します。
ただ一つ救いな事は、456の三色を強く意識し過ぎて、が通り
のワンチャンスとなった事から色気を出して
切りとしなかった事ですよね。
もしもここで
を切っていれば下家に満貫放銃のラス落ちとなっていた所だったのです。
結果は、ダントツの親の対面から下家へホンイツ七対子で8000(8300)点の横移動となりました。
まぁこうなってしまえば対面のは止まらないでしょうが、やはり問題は
バックテンパイからわざわざ1シャンテン戻しとする安牌となった
を仕掛け、自ら無筋の
を通してしまった事でしょうね。
つまり、これは自業自得による実力の放銃なのです。
では久々にあのセリフを言いますか。
運だけで稼いだ点棒を実力でばら撒くのは止めていただきたい!
南3局
ラス目の親の上家から早いリーチが掛かった所、生牌のドラ引き。
まぁこんな牌が都合良く当たりになっているケースは稀だと思いますが、だからと万が一こんな牌で放銃にでもなれば一巻の終わりとなってしまうので、やはりこのような時はキチンとベタオリに徹するべきでしょうね。よって、これにてベタオリを開始する中抜きとしました。
先生はとりあえずドラ表示牌のとの事ですが、例えテンパイが入ろうともドラの
を切る気がないのであれば、ここは中途半端に
さえも切るべきではないと思います。
もちろん、こちらもリャンメン2つの1シャンテンなどであれば当然ここはを切りますし、テンパイが入ればドラの
でもぶった切りますが、この手は例えテンパイした所で役無しドラ無し愚形待ちと言った愚の3拍子が揃ったテンパイにしかならないのは見えているので、ここは中途半端に甘い牌は切らない方が良いでしょう。
結果は、親の上家から対面へリーチ裏1()で2600点の横移動となりました。
まぁ対面が勝負に出てくれたおかげで助かったのは事実ですが、上家の立場からすればブチギレでしょうね。5巡目親満確定リーチが、トップ目にリーチのみの愚形待ちなんかで追い掛けられ、仕組まれたように当たり牌を掴んであっさりとジ・エンドなのですから。
まるでわたしを観ているかのようです(笑)
これは完全に設定によるイカサマですよね。上家の言いたい事は分かりますし(何も言ってないw)、わたしはこれを自分でないからと偶然の一言で片付けるような卑怯な人間ではありません。これがラス目とトップ目の設定による「差」なのです。
南4局
テンパイが入りました。
ここは流局まで持ち込めれば、敢えて最後にテンパイを崩してノーテン3着終了とする打ち方もありますが、これは見えているからではなく、上家はダブドラのを早くにツモ切っているので、これは七対子や普通のメンツ手の可能性は極めて低く、九分九厘は国士狙いだと読めますよね。そこへ今頃出て来た
。。。これはかなり対子落としに見えますよね(実際は違うw)。
まぁこのが対子落としかどうかは別として、上家が国士狙いなら成就する確率から言っても何も恐れる事はないですよね。
よって、ここは上家から反撃される可能性は限りなく低いと思い、トップを目指して
切り
待ち即リーチとしました。
はい。先生もここはリーチに踏み切りますよね。
結果は、わたしの一人テンパイ流局となりました。
ちなみに、もしもこれが13巡目以降のテンパイであれば、おそらく流局を狙ってダマに構えたと思います。ただし、これがトップの偉いMリーグやフリー雀荘なんかであれば、巡目に限らずトップを目指した方が良いのです。
だからこそ、前回に挙げた醍醐大さんの手牌と局面であれば、安牌のなど残さず絶対に
を残すべきだったんですよね。
麻雀は、そのようにルールやシステムによっても打ち方が変わって来るものですし、それに的確に対応出来るかどうかも腕の見せ所となるのです。
南4局1本場
これは前局とは違い、ラス目の上家は普通の捨て牌なので要注意ですが、こちらもタンヤオドラ2の5800点が狙えるチャンス手でもあるので、ここはとりあえず仕掛けて真っ直ぐアガリに向かいます。
はい。
前巡にタンヤオ確定となる最高のを引き入れた所、上家から最高のタイミングでチーテンに取れる最高の
が出ました。
最高最高言い過ぎですが、ホントの事だから言わせて下さい(笑)
そして当然のチーテンに取ります。
結果は、上家から対面へ役1のみで1000(1300)点の横移動となり、3着でラストとなりました。
まぁ上家も勝負手が入っていただけに危ない所ではありましたが、流石にここまで来ればアガリたかったですよね。
そして余談になりますが、やはりこうしてラス目がトップ目の当たり牌を掴むように出来ているんですよね。。。何だかオカルト派のような発言となってしまっていますが。。。
既にネタバレとなっていますが、対面はこんな酷い悪手率にも関わらずトップなんですよね。このゲームは如何に運が大切なのかがよく分かりますが、このようなミスを連発するような人は間違いなく勝ち越せません。
今回はたまたま設定(運)が良かっただけで、もしもこのメンツで100戦したとしたら、対面はまず3着かラスになるでしょうね。
もちろん、対面の打ち方であれば、嵌っていまえば大爆発や大連荘をされてしまうかもしれませんが、それ以上に自滅して落ちて来てくれると思うので、やはり結局は実力勝負の世界となるのです。まぁ100戦では下振れや上振れが起こる可能性もありますが、このようなゲームではなくリアルなら更に勝てる自信がありますね。