では特上卓第155戦の開始です。
東1局
これは、対面が345の三色も狙えるを引き、何故か
を切った局面です。
ここは例えが2枚切れでも残る2枚の
は山に居そうだと判断し、わたしであれば
を切りそうです。もちろん、テンパイが入る前にもう1枚でも
を切られれば一気に苦しくなるので対面のように
受けを嫌う人も居るでしょうが、やはり一応でも345の三色1シャンテンに構えられる手なのでここは
を嫌うにしても
から切るべきだと思います。
わたしであればここで切りリーチの
待ちになっていました。対面の
受け残しがどうなるのか気になりますね。
ちなみに、このような時は三色確定カンチャン待ち満貫リーチとするのか、あるいは2600点でも良しとしてリャンメン待ちリーチとするのかどちらが良いのでしょうね?隙がないのは当然リャンメン待ちリーチですが、カンチャンに受けるだけで約3倍の打点が約束される訳ですもんね。。。
結果は、対面にリーチ一発ツモ赤1で2000・3900をツモられました。
を選んだわたしや三色に決め打った人はアガリ逃しとなっていましたね。
東2局
テンパイが入りました。
この手は例えテンパイを崩してにくっ付けた所で打点アップはほぼ見込めませんし、上手くくっ付く保証など何処にもありません。だったら、このような時は即リーチを打った方が遥かに効率が良いのです。よって、ここはノータイムで即リーチとします。
結果は、下家からリーチ赤1で3900点の出アガリとなりました。
これですね。
ペンチャンカンチャンの愚形待ちは、リーチ後に後筋が掛かって切ってもらえる事もあるのです。他にも、ノーチャンスやワンチャンスとなって出て来る時もあります。では何故そう言った可能性があるのかですが、愚形でも早いリーチを掛けた時って、他家はおよそ勝負に値する手になっていない事も多いので、オリを選択する人の割合が増えるんですよね。そうなると、何とか放銃だけは避けたい心理が働き、筋やワンチャンス等の牌の組み合わせ上当たる確率の低い牌を切ってしまうと言う事に繋がるからです。
よって、愚形リーチを打たないと頑固な考えを持っている人や、直ぐに良形ばかりを追い求め5ブロックが足りてない手から安易に愚形を嫌ってしまうと言う人は、是非考えを改める事をお勧めします。
東2局1本場
上家の一人テンパイ流局となりました。
いや~これは助かりましたね。
上家はこの待ちでアガれなかったのは痛過ぎでしょう。
東3局2本場
この局はリアルタイムでわたしが感じたままに紹介したいと思います。
まず、上家がここで早くも2枚目のを仕掛けましたが、この時点では
を第1打に切っているのでホンイツではなさそう。そして
よりも
の方が後で手出しされたと言う事はチャンタ形でもなさそう。と言う事は、まぁ役牌バックか789の三色だろうなと言った感じでした。
正直、どちらでも良いのですが、問題はドラのが固まっているかどうかだけが気になると言った感じです。
わたしの手は一応5ブロックなのでこのようななど必要ではないのですが、やはり上家の仕掛けが少し気になりますね。
上家はに続いて
までも手出しと言う事はチャンタではない事は明らかなのです。よって、これは残っている役牌の
か
バックの可能性が高そうですが、いきなりリャンメンチーから入るからにはそれ相当の手が入っている可能性は十分あります。それにより、ここは上家の仕掛けに慎重に対応した方が良いと判断し、生牌の
も1枚切れの
も切らない
切りとしました。
これは、上家が対面から出た2枚目の場風のを仕掛け、ペン
を嫌う
切りとして来た局面です。
うーん。。。上家は早くにを切っているので、狙い目にも見えるペン
を嫌うからにはそれ相当の理由があると読むべきですね。言い替えれば、上家はペン
よりも良さげなターツが残っているからこそのペン
ターツ嫌いなのです。
そしてここでもう一つ分かっている情報を言いますと、上家はわたしが2巡目に切ったを鳴かなかったのではなく鳴けなかった所から
チーとして来たのです。つまり、この手はたった今仕掛けた
バックを狙った仕掛けではない事が分かりますので、更なる役牌バックや既に暗刻と言うケースを想定した方が良さそうですね。まぁいずれにしても、上家のこの仕掛けをただの役牌バックと舐めてかからない方が良さそうだと言う事なのです。
まぁこのがどうこうではないのですが、上家の仕掛けに対し
も
も既に切る気は一切ありませんので、ここは中途半端に手を作る事に意味はなく、むしろ麻雀ではその意味のない手作りは後に損となるケースも多々存在する事をわたしは理解しているので、これにて脇の二人に対する危険牌を処理してベタオリを開始しようと
切りとしました。
これも嫌な臭いがプンプンしますね。
まぁわたしは中途半端に手が育って甘い誘惑に負けないよう敢えてベタオリを開始しているのですから、このような牌は絶対に切りません。
これは、トップ目の対面からこの局面で生牌のが出て来た局面です。
おいおい。
下家のもかなり強い牌ではありますが、下家は一応ラス目の親番なのでまだ分かるとして、その
が何事もなく通った所へトップ目の対面が上家の風牌
を切るなど。有り得ませんね。
これはかなりマズいですね。
上家はここでチャンタにもなりそうかつの筋で出アガリの期待も出来そうな
の対子を敢えて嫌って来たと言う事は、上家の手牌に残っているターツは間違いなくそれ以上に価値のあるターツだと言う事が分かるからです。
つまり、残った形で推測出来るのは
あるいは
これはかなりの修羅場となりましたね。。。
これはマズーい。
これで上家の手牌が(
)と言う事は完全に否定されたので、残る形で考えられるのは
のどちらが出ても役満の小四喜です。。。
まぁおそらく上家には対子でしょうが4枚目の
はわたしが握り潰していますし、おそらくこれまた上家に対子の
もわたしが1枚握り潰しています。つまり、あとたった1枚の
の行方がいかにと言った感じですね。
いつもわたしは当たり牌を掴み捲るので、こんな時にその力を発揮してわたしの所へ来て欲しいものです。
え。。。
うそ
結果は、親の下家から上家へ役満・小四喜で32000(32600)点の横移動となり、下家がぶっ飛び3着でラストとなりました。
もはや何も言葉が出て来ませんね。
ちなみに、これは上家がを鳴いて
を切った時の手牌ですが、やはりこの時点で捨て牌的に良さげかつ三色目もあるペン
を嫌ったのは何故か?上家のような違和感丸出しの捨て牌でペン
より良さげなターツは何か?と言うのを推測しなければならないと思います。
そして、これはトップ目の対面がを引いて雀頭を入れ替える
の対子落としとした局面ですが、仮にこれが何でもない局面であれば、この
切りは極普通の打牌だと言えますが、流石にここでペン
ターツを嫌ったのを見せられれば、トップ目ならいつも以上に慎重にならなければならないのではないでしょうか?
いや~凄いですね。この局面で当たりとしか思えない生牌の切り。。。
ラス目?親番?テンパイ?
そんなもの何の言い訳にもなりません。
仮にこれが南3局でも切るべきではないと思いますが、ラス目とは言えまだ東3局なのです。しかもこの上家の仕掛けに対し、この巡目にこんな待ちで。。。
この上家の小四喜は完全に対面と下家の有り得ない打牌による合作ですよね。
まぁ下家がぶっ飛んでのラスは当然として、あんなヌルいの対子落としをして小四喜テンパイを入れさせた対面が2着で、キチンと危険を察知して見事に
と
を抑えたわたしが3着ですか。。。