では鳳凰卓第31戦の開始です。

 

 

東1局

が暗刻となり、これでチャンタやホンイツが見えますね。ひらめき電球

 

とは言え、チャンタかホンイツであればやはりホンイツにした方が高いので、このような時はを切るべきではありません。よってここは切りとします。

 

対面からリーチが掛かっている所へ引き。

 

このような1メンツしかないような手から無筋を連打するのは無謀でしかありません。

よってここはオリとするの対子落としとしました。

 

安全な牌を切っている間に少し事情が変わり、345の三色かつドラ2と言う親満が見える手に変化しました。びっくりとそこへ上家からが出ました。

 

これを鳴けば親満1シャンテンとなるのですから、こうなれば仕掛けて行きます。よってチーして勝負としました。

ちなみに、安全に行くのであれば現物の切りですが、それでは親満とはなりませんので、ここはくらいは先に勝負する価値ありと言う判断です。

 

上家から追い掛けリーチが掛かった所へ引き。

 

こののワンチャンスで前々巡に通した牌ではありますが、この巡目に上家が追い掛けて来たと言う事は、待ちに自信があるか打点があるかのどちらかが普通なので、このような一見安全そうな牌は逆に怖い所でもあります。同じ理由で、前巡にを引いてを切れば一番広い1シャンテンに構える事が出来ましたが、も2件に通りそうではありますが逆に怪しいと思いツモ切りとしたのです。よって、このようなも切らない方が良いでしょう。それによりベタオリとするの暗刻落としを開始します。

 

ちなみに、前巡に安全そうかつ一番広く構えるを切っていれば、上家に一発で満貫放銃となっていました。タラー上家も、この2件のリーチに対しなら出る事もあると言う判断だったのでしょう。

 

結果は、対面と上家の二人テンパイ流局となりました。

 

 

東2局1本場

2副露してテンパイ気配の対面にが打ち辛かった所へ引き。

 

これでも使い切れる形となりました。ひらめき電球

ここはピンズの一気通貫が崩れる形とはなりますが、タンヤオに移行する切りとします。

 

親の下家からリーチが掛かった所へ引き。

 

これはキツいですね。タラー

これは対面と上家に無筋の牌ですし、親の下家もと切っているにも関わらずが最終手出しリーチと言う事は、待ちも十分有り得ます。つまり、このも切れない以上、この手はこれ以上手作りしても無駄ですね。とは言え、一応現物のを切って後に運良くのどちらかが通った時にテンパイが取れる可能性もありますので、ここからわざわざ先に手を崩す必要はありません。よって切りとします。

 

結果は、対面から親の下家へリーチタンヤオで3900(4200)点の横移動となりました。

 

この対面の切りは何でしょうか?

対面は前巡にの対子落としとしてオリていますし、現物のがあるにも関わらず無筋のツモ切り。謎過ぎますね。もやもや

仕掛けている上家にを警戒したとしても、上家は下家のリーチを受けてから手出しでと現物を連打して来ているので、とても押しているようには見えません。よって、この切りは極めて中途半端な打牌ですね。

 

 

東2局2本場

ドラ2の1シャンテンの所へ上家からリーチが掛かり、そこへ無筋の引き。

 

この手であればの1枚くらい押しても良いと思う人も居るでしょうが、次に例えテンパイが入ってももう一枚押す事となります。しかもどうやっても愚形が残るのは見えていますので、このような手から押し返さない方が無難です。よってここはオリますが、上家のリーチはを切っていての切りリーチなので、もしもこのリーチに一番危険な牌を答えよと言う質問があったとすれば、から切り、そしてテンパイが入って切りの待ちが本線と言えるので、が一番危険ですと言う答えとなります。

ちなみに、の間に安牌が挟まれていれば(手出しツモ切りどちらでもOK)この待ちの可能性は更に上がります。理由は言うまでもなく、もしもが全くの不要牌だったのであれば、普通は安牌とを入れ替えてを先に処理し、そして安牌切りリーチとなるからです。ですが今回はの距離が近すぎますので、が本命だとは断定しづらい状況ではあります。とは言え、この捨て牌リーチにを簡単に切っているようでは話になりませんし、わたしの嫌いな通っていない筋の本数から当たる確率を考えているような人は、この捨て牌でもを他の通っていない筋と同じ確率で考える訳ですから、そんな平面的な事しか考えられないレベルではたかが知れています。もやもややはり麻雀は、相手の切り順などから残っている形をどれだけ読めるかだと思いますので、通っていない筋の本数は何本だから。。。などの低次元な考えをするのではなく、本当に危険な筋とそうでない筋を見極められるように、形で考えられるようになった方が絶対に強くなります。キラキラ

(もう一度同じ画像を載せます)

本題に戻りますが、ここでが危険だと思っているのであればを切れば良いと思う人も居るでしょうが、先ほども言ったように、このの間隔ではだと断定する事は出来ません。ただ、敢えて言うなら一番危険な筋ですと言うくらいですね。

 

わたしはこの引きでオリる事を決めましたので、ここは敢えて切りとしました。

これには当然理由があります。それは、他家にが危険となると言う事もありますが、一番の狙いはを多く見せる事によって、通っていない筋の本数などでしか判断出来ない人にを切らせようと言う狙いです。ニヤリつまり、わたしが2枚目のを見せる事により、3枚目のを持っている人からすればがワンチャンスとなるので、は安全そうに見えて放銃してくれるかもしれないと言う事です。もちろん、が当たりだった場合の話ですが、このようにただオリるのではなく、色んな狙いを持ってオリるのも麻雀の面白さの一つですよね。ひらめき電球そして、読みレベルが低い人はこのような罠に簡単に掛かってしまうのです。ニヤリ

 

結果は、上家の一人テンパイ流局となりました。

 

やはり上家は待ちでしたか。ひらめき電球

誰も罠に掛からなかったので「やるな」と思いましたが、が浮いている人が居なかっただけと言う事もありますね。タラー

 

ちなみに、例えが本線と思っても他の牌を押せないのであれば読めていないと同じ事と思った人も居るでしょう。ですがそうではありません。

現在のような点棒状況であれば、上家の待ちを一点に決めて後は全ツッパとするような局面ではないだけなのです。ですが、これが行かないといけない局であればだけは絶対に出ないような手作りとしますし、今回はオリるに困らない手牌でしたが、オリる牌に困った時こそ一番効果を発揮するのです。ひらめき電球わたしは例え全て無筋で切る牌に困り、仮にがワンチャンスとなろうともだけは絶対に切りません。

よってそれらの事から、本線と読めていてもそれ以外の無筋を敢えて押す必要がない時は読めていない人と同じとなりますが、大事な局面に於いては、やはり読めている人と読めていない人とでは大きな差となって来るものなのです。キラキラ

 

 

東3局3本場

4対子となる引き。

 

このような愚形が多く仕掛けも効かない手の時は、メンツ手を見るよりも対子手を見た方が良いですね。よってここはドラ表示牌の切りとします。

 

ちなみに、わたしは七対子に決める時によくドラ表示牌切りとしますが、これは単に1枚見えているから重なる確率が低いと切っている訳ではありません。まぁこんな事わざわざ解説する必要もないとは思いますが、やはりドラ表示牌と言うのは危険になり易いからです。

例えば6ブロックとなった時に、同じカンチャンターツでも片方がドラ入りターツであれば、やはりそちらを残してドラが絡まない方のターツを嫌いますよね?つまり、ドラ表示牌はドラに絡む事が多いので、必然と待ちとして残るケースが多いのです。よって、危険となるドラ表示牌はさっさと切ってしまった方が良いと言う事ですね。ひらめき電球

 

これで七対子の1シャンテンとなりました。ひらめき電球

 

もう何度もこうして実演して証明して来ましたが、やはりこう言う手の時は対子手にすべきなのです。キラキラどうせこの手はメンツ手にしても受け入れが狭く仕掛けも効かないのですから、山に残っていそうな牌を重ねたり待ち頃の牌を残したりすれば良いだけの七対子にした方が余程効率が良いのです。ウインク

 

ここは何を切るかですが、上家の捨て牌がピンズのホンイツ模様にも見えますので、このような時はピンズを残さない方が良さそうです。よって切りとします。

 

うーん。。。タラー

これはきちんと場況が読める人ならではの裏目ですね。もやもや

 

とは言え、ここでをツモ切るのは簡単ですが、このような時は一旦違う牌を切る事をお勧めします。キラキラなぜなら、ここでを残し次に手出しする事で、あたかも対子落としをしたように見えるからです。100点これは七対子をしている時には絶大な効果を発揮します。理由は言うまでもありませんが、対子落としをすると言う事は七対子ではないと読むのが普通なので、テンパイした時に七対子では待ち頃の牌でも堂々とリーチと出来るからです。キラキラまぁ手出しツモ切りを見ていない人には効果はありませんが、鳳凰卓レベルであれば見ている人の方が多いのではないでしょうか?キョロキョロ

 

とそこへ下家からリーチが掛かりました。タラー

 

うーん。。。嫌なタイミングですね。もやもや

このような七対子のみの手、しかも1シャンテンなどからは押さない方が無難ですが、対面がたった今を通してくれたので、中筋のくらいは押したいですね。と言うのも、次に待ちテンパイが入れば十分勝機も見えるからです。ひらめき電球よって切りとしました。

 

結果は、対面から下家へリーチドラ1赤1で5200(6100)点の横移動となりました。

 

対面は何でも切る全ツッパ絵合わせ麻雀ですね。もやもや

所詮そんな麻雀は運頼りでしかなく、勝てば運が良かっただけで、負ければ実力でしかありません。

 

 

東4局

親の上家から対面へピンフドラ2赤1で7700点の横移動となりました。

 

運だけは良いのですね。もやもや

 

 

南1局

対面にリーチピンフツモドラ1赤1裏1()で3000・6000をツモられました。ショボーン

 

本当に運だけは良いのですね。もやもや

しかもまたしても高打点の親っ被りですか。ムカムカここ最近で高打点の親っ被りをしていない対局などないと言える程の喰らいっぷりですね。グー

 

 

南2局

テンパイが入りました。

 

巡目も巡目ですが、納得いかないラス争いとなってしまったからにはリーチに踏み切るしかありませんね。ここは当然、ドラのではなく切りリーチとします。

 

結果は、わたしの一人テンパイ流局となりました。

 

やはりこのリーチの効果はありましたね。ひらめき電球

おそらくダマに構えていれば、上家はハイテイでを切ってテンパイに取ったでしょうから。

 

 

南3局1本場

を仕掛けてリャンメンとリャンカンの1シャンテンの所へ引き。

 

これが面前であれば切りが良いと思いますが、仕掛けている以上ここは誰からでも鳴けるポン材を残すべきですね。ひらめき電球よってここは切りとします。

 

これは、ラス目の上家にダブの加カンが入り、新ドラがと2枚乗った局面です。びっくり

 

これは嬉しいですね。キラキラこれで一気に打点が4倍となりました。

 

上家からポンテンの取れるが出ました。

 

これですね。ひらめき電球

これがポン材を残した効果なのです。キラキラ今回はたまたま上家から出ましたが、やはり上家からしか鳴けないチーよりも、誰から出も鳴けるポン材を残したからこそのテンパイとなったのです。ウインク

 

下家からリーチが掛かった所へがカンツとなりました。

 

これは難しいですね。タラー

ここはツモ切る人も多そうですが、ここでの加カンをすれば打点アップとなりますし、裏が1枚でも乗れば満貫となります。そしてリーチ者の下家から直撃とでもなれば一気に2着目となれるのです。

ここは迷いましたが、この点棒状況とこの牌姿であれば加カンした方が良いのではないかと思い加カンしました。

 

何と!?

新ドラがポンしているとなったのです。びっくり

そうです。ひらめき電球仕掛けた時はたったの1000点だった手が、これで12000点の跳満の手となったのです。笑い泣きこれだからカンは怖いのですよね。叫びそしてこうなれば全ツッパするまでです。

 

結果は、親の対面から下家へリーチタンヤオドラ1で5200(5500)点の横移動となりました。ショボーン

 

 

南4局

下家から対面へ役1ドラ2赤1で7700点の横移動となり、3着でラストとなりました。

 

このアガリで対面が捲ってトップ終了ですか。

本当に運だけは良いのですね。もやもやそれが八段の所以と言う訳ですか。。。

 

まぁラスでないだけマシでしたが、今回はノーホーラの無放銃とまるで空気のような存在でしたね(笑)