では特上卓第8戦の開始です。
東1局
下家から対面へ役1のみで1300点の横移動となりました。
東2局
親の下家から手出し切りリーチが掛かりました。これは脅威ですね。まず、このような時に一番大事な事は、何故ドラ入りリャンメンターツを嫌って来たかの理由が見えているかどうかです。その理由の多くは、①が既に切られ過ぎている事、②ドラ入りリャンメンターツよりもさらに良いリャンメンターツがある事、③場況的に切れない牌や色がある事、④ドラ入りターツを嫌うに値する手役の可能性。などですが、今回で言えば下家がを切った時点では2枚しか見えていなかったので、①と②はほぼ否定されます。では残るのは③と④ですが、③はありそうですね。対面が明らかにマンズのホンイツ模様なので、マンズのカンチャンターツは残さないにしてもリャンメンターツは残っている可能性が高いですし、辺りも絞っている可能性がありますね。では④ですが、下家は字牌を1枚も切っておらず切り出しもいきなりからなので、七対子やトイトイ、チャンタもありそうです。よって下家に警戒すべきは、③であればと。④であればドラのやが最も危険なのではないでしょうか?
話が長くなりましたが、わたしの掴んだは下家に本命とも言える牌ですし、対面はまだテンパイとは思いませんが一応当たる可能性もある牌なので、これにてベタオリとする切りとしました。ちなみに、その読みならは切れるんじゃないの?と思われそうですが、通るとは思いますがやはり麻雀に絶対はありませんし、正直、下家が信用に値する打ち手でなければ今の読みは一瞬にして崩れ去りますので、ここは敢えて通ってもいない牌を切ってのアガれるとは思えない単騎待ちに構えるのは得策ではありません。
結果は、上家にタンヤオドラ3赤1で2000・4000をツモられました。
一番安いと思われた上家に本手が入っていましたか。親の下家はやはりが本命と言う読みは当たっていましたが、それ以外の牌姿は色々疑問点がありますね。
ちなみに、下家は1シャンテンとなるを引いたにも関わらず何故かここで切り。何故素直にを切らないのか謎ですね。ソウズの3メンチャンは確かに魅力的ではありますが、リャンメン2つの1シャンテンを拒否して2シャンテンのままにする意味がありませんし、自分の目からが3枚見えているのでこそ良い待ちに見えますが。。。
そしてこのを引いて、ピンズで雀頭を固定する切りとしています。まぁここでも切りとするのが普通ですが、下家からすればピンズが雀頭となってのソウズ3メンチャンの1シャンテンとなったので狙い通りなのでしょう。
前巡にが暗刻となった所へ今度は引き。そして下家はここからまさかの切りです。最終的に、待ちとして残したかったソウズが先に埋まり切りリーチとなった訳です。
ちなみに、これは下家をディスっている訳ではなく、いくら正確な読みをしても、このような異質な手順を踏む相手には『正確な読み』も有効ではないと言いたいのです。わたしははまず通ると思っていましたが、が先に入っていた場合はが当たりとなっていました。
東3局
全員ノーテン流局となりました。
東4局1本場
下家からリーチが掛かり、下家の一人テンパイ流局となりました。
南2局2本場
七対子のテンパイが入りました。対面と上家の捨て牌にが早いのでは山に居そう(実際山3)ではありますが、リーチに対して他家が切ってくれるとは限らない待ちなので、ここは待ち頃の牌を引いてからリーチでも遅くはないと判断しダマに構えました。
結果は、上家からリーチ七対子裏2()で12000(12600)点の出アガリとなりました。
いや~やはりわたしは七対子を決めるのが一番嬉しいです。七対子は誰が打っても同じ結果とはなり難いので、その分実力が反映され易い役ですよね。
南1局3本場
上家にリーチツモ裏1()で1000・2000(1300・2300)をツモられました。
南2局
下家から上家へリーチドラ1で2600点の横移動となりました。
南3局
テンパイが入りました。カン待ちは悪くはなさそうですが、南3局にトップ目がリーチとするような待ちではありません。ではここでかのどちらを切るかですが、わたしはリーチを掛ける気は全くありませんので、確定役を付けたいのです。仮にここでを切って678の三色を狙ったとしても、を引いても三色が確定する訳ではありません。だったらここは切りとし、を引いての789三色確定の方が良いと思い切りとしました。
まさに狙い通りのを引きました。これでダマでも出アガリが効きます。
結果は、上家から三色で2600点の出アガリとなりました。
南4局
全員ノーテン流局となり、見事トップでラストとなりました。
今回は異常な事が起こる事もなく、妥当な着順で終われたのではないでしょうか?(笑)