ネットワークの価値って、私なりに以下の点に整理している。


自分たち以外のセクターへ
    価値(1):主張をわかりやすくする、強くする
    価値(2):他セクターとの接近を容易にする
    価値(3):情報発信を効果的に行う
自分たち内部へ
    価値(4):倫理とルールの創出
    価値(5):経験交流、情報共有
    価値(6):相互扶助と協働の場作り
    価値(7):リスク対応


ネットワークNGOであるJANICの仕事をして、4年がそろそろ終わろうとしている。

その前は、現場のNGOの仕事をして、それなりに経営をしていたので、ネットワークNGOの経営もなんとかなるだろうと思っていた。


しかし、・・・・しかし・・・・やっぱり簡単ではなかった。


まず、多くの日本市民は、「ネットワーク・コスト」に価値を置かない。ネットワークされ整理された情報はただで手に入るもの、空気や水のように考えている。だから当然寄付しない。


一番裨益する会員NGOからお金をとりたい・・・・・しかし、NGOも貧乏。


ネットワークNGOは情報が多いのだから、それを加工し、それを有料で伝える企画がないのか・・・・・・、しかし、関心をもっている一般市民がまだ少ない、加工もかなり高度にしないと有料なんて、とても、とても・・・・

そいういったことで忙しくなると、会員NGOからも怒られる・・・・・。


結局どうしたらいいのか・・・・

そういった疑問を整理し、突破口を見つけようと2月23日、「ネットワークNGO・NPOの自律的な経営はどこまで可能か」を北海道国際交流センターとJANICで開催します。


ネットワークは非常に重要な価値です。それを支える経営的工夫はありえるのか・・・・どうぞ当日お越しください。

国際協力NGOセンター(JANIC)事務局長ブログ-smile!
smile(写真提供:Ayako & Ferdi)