「MDGsって知ってますか? 知っていたら、あなたは、かなりのマニアです。」


というぐらい、日本社会ではMDGsって知られていないと思います。ほとんどの人は

「MDGsって知ってますか?」と聞かれると、「????えっ」って感じではないでしょうか。


MDGsとは「ミレニアム開発目標(Millennium Developmen Goals)」のことです。


JANICのサイトをみると、


「2000年9月、147の国家元首を含む189の加盟国代表が集った国連ミレニアム・サミットで、世界の貧困問題を解決するために、世界共通で取り組むべき目標をとして『国連ミレニアム宣言』を採択しました。翌年、「国連ミレニアム宣言」と1990年代の国連やサミットで採択された数々の国際開発目標とを統合し、2015年までに達成すべき8つのゴールとしてまとめられたのが、MDGsです。MDGsは8つの開発目標、18のターゲット、48の指標にまとめらましたが、2007年にはMDGsモニタリングの枠組みの見直しが行われ、現在は21のターゲットと60の指標になっています。」


と説明しています。ぜひごらんください。http://www.janic.org/more/mdgs/


人類始まって以来初めての、世界の貧困問題を具体的な達成目標で、画期的なことだと思います。48の指標がもし達成されれば、間違いなく貧困問題にかかわる地球課題のかなりが解決に向かいます。MDGsのもうひとつの特徴は、達成目標だけを示しており、その達成方法や実施者を厳密に特定していないことです。これを積極的にとれば、誰ががんばってもいい目標でもあるのです。


しかし、MDGsはおそらく達成しない・・・・・・と言われつつあります。特に国家機関が積極的に参加していないことが大きいのですが、一般市民の中に十分その存在が知られていない、また知っていても、「それって国連や政府がやることでしょ」といった誤った認識があるからだと言われています。


JANICでは、2010年からMDGsを知ってもらうキャンペーンを2年間の計画でスタートします。「みんなが責任者だよ!!約束まもろう!!」と、伝えていきつつも、楽しいキャンペーンができればと思います。・・・・と言いたいのですが、なかなか大変です。でも楽しみにしていてくださいね。


国際協力NGOセンター(JANIC)事務局長ブログ-ready to jump
ready to jump(写真提供:Ayako & Ferdi)