おでんは前日から | おもいでのヤンゴ

おでんは前日から

つよきのヤンゴ

秋も深まり、人恋しくなる季節ですね。
そして、おでんも恋しくなる季節です。


昨日作ったおでん
(品数が多い方が見栄えが良いはず…と思ったけど、逆にゴチャゴチャしちゃいましたね^^;)


恋しさ余って、おでんを作る事にしました。
昔からうちの家族では、僕が“おでん奉行”なんです。
おでんに限らず、時間をかけて煮込む料理は僕の担当です。

別に、料理に並々ならぬ情熱を燃やすタイプではないけれど、やるからにはこだわりたいタイプです。
『たまに作る料理だから本気を出せる』
毎日献立に頭を悩ませないからできるんでしょうね。
(毎日作ってる主婦の方、ご苦労様ですm(_)m)
具材に味をしっかりとしみ込ませるためにも、仕込みは前日から。
18歳くらいになって料理をするようになってから、おでんはずっと前日仕込みでやってます。

でも、そんな僕のおでんへのこだわりを無視してくれる家族が一人。
うちの母さんです。

母ァさん!!

僕が初めて一人でおでんを作った時の話です。

初めに、圧力鍋で大根の下ゆでをしていた。
圧力も抜けきったのでフタを開けると、大根だけゆでていたはずが人参も入っていた。
「母ァさん!」

おでんに人参なんて…
そんなショックを引きずりながらも、具を全部鍋に入れ煮込んでいく。
そこに忍び寄るは、ゴボウを持った魔の手。
ボチャボチャボチャ
「母ァさん!!」

ゴボウまで入りちょっと投げやりな気持ちになるも、翌日になり、味もしみ込んでいるだろうとの期待に胸を膨らませて帰宅する。
もう一回火を入れようと鍋のフタを開けると、レンコンとシイタケが勝手に足されていた。
「母ァさん!!!」


∑(゚Д゚)ハッ
今になって気付いた事がある。
キーワードは、人参・ゴボウ・レンコン・シイタケ、元々の具材の鶏肉。
おそらく母さんの中では、おでん筑前煮もたいして変わらないものなんだろう。


このように、僕の料理の歴史は母さんとの戦いの歴史でもある。
何度注意しても横やりを入れてくる。
それでも我慢して言い続けたおかげか、はたまた安心して見ていられる腕前に僕がなったのか、最近では母さんも横やりを入れてこない。
僕の根気がむくわれたのだ。

今回のおでんは、仕込みはおとといで、食べたのは昨日です。
母の横やりもなく、おでんのつゆも上手に出来たし、作る手順も予定通り。
ビールを買って、足早に家に帰りました。
そして最後に火を入れようとフタを開けると
「おでんに…緑?」

…小松菜が入っていた。

「母ァさん!!!!」





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四週連続の金曜の夜更新になってしまいました。
最近平日は、ブログに割く時間が少なくなりました。
無理をするつもりはないので、
土日をブログのメインとして更新していこうと思います(*^o^*)