私がメキシコ時代から受講してるクラスのメンバーさんが面白い記事を見つけられたので(下記URL)私もこの場でご紹介したいと思います。
メキシコのお酒といえば、やはりテキーラです。
レストランやバーで見かけることも多い、メキシコを代表するお酒ですよね。
このテキーラやメスカルは、アガベ(リュウゼツラン)という植物から作られます。
実はこのお酒づくりの裏側には、「酵母」という小さな微生物の働きがあります。
酵母はパンやビール、ワインなどを作るときにも活躍する微生物で、糖分を発酵させてアルコールを生み出します。
つまり、発酵の世界ではとても大切な存在です。
そんな酵母について、最近メキシコでとても興味深い研究が行われました。
研究者たちは、メキシコ各地の伝統的な蒸留所を訪れ、アガベの発酵に関わる酵母を集めて調査しました。
訪れた蒸留所はなんと100か所以上。中には何世代にもわたって同じ製法を守り続けている場所もあるそうです。
集められた200種類以上の酵母の遺伝子を調べたところ、いくつかの驚きの発見がありました。
まず、テキーラやメスカルを作る酵母の多くは、パンやビールなどに使われるヨーロッパ系の酵母とは全く違う系統だったのです。
さらに面白いことに、酵母の特徴は地域ごとに違っていました。
つまりメキシコでは、その土地ごとに独自の酵母が存在している可能性があるということです。
そしてもう一つの驚きは、多くの酵母の遺伝子の中に、別の種類の酵母のDNAが混ざっていることが見つかったこと。
これは長い年月の中で異なる酵母同士が交雑してきた可能性を示しており、現在のところ世界でもこの地域でしか確認されていない現象だそうです。
こうした研究から分かるのは、伝統的なお酒づくりが単に文化を守っているだけではないということです。
そこには、自然の多様性や微生物の進化の歴史も息づいています。
普段何気なく楽しんでいる一杯のお酒。
その裏側には、目には見えない小さな微生物たちの長い物語があるのかもしれません。
こういう研究を知ると、テキーラやメスカルの味わいも、少し違って感じられそうですね。
(写真はテキーラ・バンデラ)
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