5月13日11時24分配信 毎日新聞

鴻池祥肇官房副長官(68)は12日夜、自身の女性問題が13日発売の「週刊新潮」に掲載されたのを受け、麻生太郎首相に辞表を提出した。首相は13日午前、辞表を受理し、後任に同じ麻生派の浅野勝人参院議員(71)=愛知選挙区=を充てることを決めた。鴻池氏は首相と同じ青年会議所の出身で、政権中枢の不祥事は首相にとって痛手となりそうだ。

 鴻池氏の辞任について、河村建夫官房長官は13日午前の記者会見で「健康上の理由で、12日夜に循環器系内科に入院した」と説明。事実上、女性問題で引責辞任した形となり、河村長官は「首相としての任命責任は避け得ない」と述べた。

 週刊新潮の記事によると、鴻池副長官は4月28日から2泊3日で、静岡県熱海市のホテルに女性と宿泊。新幹線での往復には国会議員の公務用に支給されるJRの無料パスを使用したという。

 鴻池氏は記事の中で事実関係を認め「女房に弁明のしようがないし、あちらの家族にも申し訳ない。麻生政権の足を引っ張るようなことをやってしまった」と述べている。1月にも同じ女性を東京・麹町の参院議員宿舎に宿泊させたとする記事が同誌に掲載されたが、その際、首相は辞任する必要はないとの考えを示していた。

 4月末は政府が新型インフルエンザ対策に追われていた時期で、政府・与党内からは「緊張感に欠ける行動だ」との批判が出ている。

 鴻池氏は麻生派に所属し、現在参院議員3期目で昨年9月の麻生政権発足時に官房副長官に就任した。