ドサァッ!!
光太郎「むッ!?」
光太郎「ここは…教室?いや、雲長の心の中か?」
光太郎「!」
雲長「久しぶりだな。」
光太郎「雲長。なぜだ?なぜ君がこんなことに…?」
雲長「学校での事件の後、私はさらわれた。気付けば手術台の上だった…。」
光太郎「それで改造手術を…。」
雲長「さっき見たとおりだ。だが、私の改造は完全じゃないらしい。」
光太郎「どういうことだ?」
雲長「定期的に血液を交換しないと、全身にリジェクションが起きて、そのまま朽ちてしまう。それでゴルゴムに逆らえなくなったんだ。」
光太郎「なんてことを…!」
雲長「変身は私の意志では行われない。しかも、変身の度に私の心までも侵されていく。かろうじて残っている今の私も、じきになくなってしまう…。」
光太郎「そんなことはない!今だってこうして繋がっている!助かるはずだ!」
雲長「もう時間が…ない…。頼む、光太郎。最後の頼みを聞いてくれ。」
雲長「私と一緒にみらいもさらわれた。みらいを助けてやってくれ。」
光太郎「みらいが…?」
雲長「場所は剣山の地下。そこに私が改造された基地がある。多分みらいもそこにいるはずだ。」
光太郎「わかった!だが、今は雲長のことが先だ!」
ガタッ…
雲長「それともうひとつ…。」
光太郎「なんだ?」
光太郎「もちろんだ!俺が助けるから!」
雲長「さっきも言ったように、もう時間がない。私が私でいられる時間が…。」
光太郎「そんなことはない!」
雲長「だから!!」
雲長「お願いだ…。私を殺してくれ…。」
光太郎「!」
雲長「私は私のままで死にたい…。身も心も完全にゴルゴムになる前に。」
光太郎「雲長…。」
雲長「この運命からは逃れられない!光太郎、お前が一番分かっているはず…。」
雲長「だから頼む!!私を殺してくれ!!」
バシュウーーーーーーッ!!
ギ…ギ…ギ…
雲長「タ…ノ…ム…。コ、コウタ…ロウ…!」
光太郎「雲長…!」
ザッ・・・
ザッ・・・
光太郎「おああああああーーーーーッ!!」
グアアアッ!!
カッ!!
光太郎「なあ、撃。俺のために次々に犠牲者が出ている…。奴らにとって俺はなんなんだろうな。」
撃「…。」
光太郎「この謎を解いて、信彦を助け出さないうちには、俺は一歩も前に進めない。」
撃「光太郎…。」
続く































