🇵🇭 第8話「思わぬトラブル」




(2018年2月渡比)




私の宿泊ホテル

「Century Park Hotel」へ到着した2人。









しかし、ここで

ちょっとしたトラブルに見舞われる。




ビジターであるライカは当然



エントランスで「荷物検査」及び

「IDチェック」を受けるわけだが....




彼女がIDを自宅に忘れてきた為

中には通せないと言われてしまったのだ。




何とか今回だけは大目に見て!と

ドアマンに必死に懇願するが



彼の一存では決められず、

最後には副支配人の女性が出てきた。




私は必死に、ライカとの「関係性」と

彼女の「安全性」を訴える。




「お客さん」みたいな生ぬるい関係では

納得してもらえないだろう、と思い




2人はすでに「恋人同士」で

私は日本から彼女に会いに来た、



という、偽ストーリーのもと




日本で彼女と撮った写真を見せながら

必死にプレゼンを繰り広げる。




しばらくは....




無理なものは無理! 規則は規則!!




と、お役所的な対応で

全く聞く耳を持たなかった副支配人も



あまりに必死な私の姿を

気の毒に思ってくれたのだろうか?




最終的には




I'll take full responsibility if any matters come up...

もし何か問題が生じたら、私が全責任を負います




こんな感じの念書を書くこと、と




ライカがホテルを出るまで

私のパスポートを預ける事を条件に




あくまで「特例」として

ライカの入室を許可してくれた。




途中、ライカが




もう、無理だよ、諦めて

大丈夫、ワタシ、このまま帰るから




彼女にも「罪悪感」があったのか




副支配人と対峙する私を

何度も何度も諦めさせようとしたが




私はどうしても

諦めるわけにいかなかった。




ライカとHができるかも知れない、




からではない。




とにかく純粋に

彼女を帰したくない、その一心だった。




とにもかくにも

2人は一緒に部屋へ入る事ができた。




果たして




部屋で2人きりとなった

アイドルと私の恋の運命や如何に....





つづく。