昨日目覚めてから

ウチの彼女様にVideoCallすると、



人がいっぱい集まった空間に


彼女様と息子Nくんが緊張した
面持ちで並んで座っていた。



ごめん、今忙しかった?


大丈夫、今順番を待ってる



順番?



あー、そうだった。
今日は大事な儀式があるとか言ってたな。




「Circumsicion(割礼)」




男子の性器の
包皮の一部を切除する風習。







7歳になる息子Nくんにとって
今日がその神聖なる日だったのだ。



恐怖と不安でいっぱいのはずだが、
向けられたスマホ画面に


ひきつった顔のまま、
無理やり微笑んでいるNくん。



そんな姿が、めちゃくちゃ愛らしい。
ママもかなり緊張している。



そして2時間後。



無事に儀式が終わったことを
彼女様は動画付きで知らせてきた。







彼、すごく男らしい!鼻が高い!


ほとんどの子供は泣き出すのに、
彼は全然泣かなかったよ!




私も手術の詳細を聞いているだけで
股間がモソモソしてくる。



実際に皮をカットする時よりも
陰部への麻酔が相当、痛いらしい。



大人の私でも
ウッと声くらい上げそうなものだ。



それなのにNくんは


声も上げず、表情も崩さずに
見事に乗りきってみせた。



彼女様もかなり嬉しかったのか
息子を称える自慢話が止まらない。



ただ、よく考えてみると....



わずか10歳のNくんは
今日無事に「大人の男」に仲間入りした。



一方で、アラフォーにもなって
バリバリ仮性包茎の私。



男として、「ボロ負け」だった(笑)




Nくんと彼女様



おわり。