うちの娘は、日本語は年相応、フランス語は圧倒的に遅れています。

日本語での読み聞かせは、今まで、1日に最低でも3冊、多いと6冊ぐらい、1日も欠かさずにしているので、かなりやっている方だと思います。

フランス語の読み聞かせに関しては、細かい読み違えを娘が覚えてしまうのが怖いのでほぼしないのですが、本屋で娘が欲しいと言う本に関してはなるべく買うようにしています。

その時に私が気をつけているのが、簡単なフランス語で書かれているけれど、内容が面白い、ものを選ぶという点です。

娘が欲しいと言う本はほぼ、学校で読み聞かせをしてもらった中から娘が気に入ったものを欲しいと言う事がほとんどですが、娘のフランス語力でも理解出来て、しかも面白いものがちゃんと選べているのが凄いといつも感心します。

娘が今の学校に転校して前の学校では無かったのですが、フランス語以外の言語を母語である子供を集めて受ける特別授業に参加するようになったのですが(フランス語が遅れている子のみ受ける授業です。)、

その中でされる絵本の読み聞かせを娘以外の子供たちが嫌がると娘が言うので、どんな絵本を読み聞かせしてもらっているのか聞いてみると、

フランスでは、おなじみのチュッピーの絵本らしくて……。

今、年長組の娘達にはチュッピーの絵本はちょっと違うな……。と思ってしまいました。

チュッピーはテレビでも、毎朝学校に行く前の時間帯にアニメが放送されているのですが、チュッピーという主人公が幼稚園でお友達と喧嘩してしまったり、みんなで協力して何かを作ってみたり、ようは、チュッピーの幼稚園生活を題材にしたお話しなんです。

娘達は、もうすぐ始まる夏休みが終わったらいよいよフランスの小学校に上がるので、

小学生の生活には興味深々だけど、幼稚園生活には興味は無いんだと思います……。

言葉が遅れている子に読み聞かせする場合、ただ簡単な本を読めば良いわけでは無いんです、これは、日仏家庭のお子さんが、日本語を学ぶ時にも出てくる問題だと思います。

簡単な言葉で書かれているからと、赤ちゃん用の本を小学生に読み聞かせするというのは、無理があるのです。

大人だと、外国語の学習の為に子供用の本を読むというのは、可能な学習法だけど

子供には無理、だって楽しく無いから……。

難しいですね。