今日も夕方からさっきまでアルバイトをしていた。身体はさすがに疲れていて、今はベッドに横になったまま。でも明日は少し朝が遅い。嬉しい。
そういえば私は高校卒業間近からアルバイトを初めて、自分のできない分野が増えてしまった。というより、今まで気づかなかった。
電話を取れない、ということ。
というと…要は電話をしながらメモを取ることができないし、電話をしながら「これを伝えてください」と言われたことが覚えられない。電話をしている最中はなんとなく頭に入ってきて覚えているのだが、受話器を置いた途端、一瞬にして頭の中からその要件が消え去り、なにを伝えるのか全く思い出せない。そんなことに、アルバイトを初めてから気づいた。
今のバイト先はそこまで電話を取ることはないが、以前勤めていた勤務先では電話での問い合わせが多く、あまりこんなことは言いたくないが、大分苦労した。お客さんからの問い合わせもそうだが、上司からの電話での連絡を伝えなければいけないのに、メモも取れず、受話器を置いた瞬間忘れるため、最初は何度も注意された。怒られないだけマシ…と思っていたが、注意も続きに続くとさすがにメンタルが追いやられる。私は心の根底にある自己肯定感がありえないほど低いんだと思うから、余計にである。
そんなこんなで“伝えられない”を繰り返したが、以前のバイト先の同僚や社員は本当にいい人しかいなかったので、私が何度もミスしたり何度も確認してもその度にみんなが何度も教えてくれた。本当に恵まれていた。
しかし今のバイト先ではそれは本当に通用しない。ミスをしたことが社員全員に共有され、社員一人ひとりに会う度に「前の出勤の時〜したんだね。」と言われる。その度に私は「本当にすいません」と謝る。
少しおっちょこちょいで鈍臭いことをすると「菅原さんか〜笑」と面白い人としていじってくれるが、内心しんどい時もある。でも見放されないだけマシだ、と思い「あははすいません笑」と面白い人となる。これがしんどいが、そうしていくほかない。
そんなこんなで私は電話がとれない。だから、以前の職場では私が電話をとれないことを周りが察してくれてみんながフォローをしてくれた。自分から言えばいいのだが、気づいたらフォローしてくれた同僚の優しさに甘えてしまったのかもしれない。
でも今の職場ではそうもいかないため、また続くようであれば言ってみようと思う。ADHDであることは言うつもりはないが。
最近は特に前の職場が恋しい。たかがアルバイトに過ぎないが、周りのフォローに支えられてたのが本当に有り難かった。どんなに相手に怒鳴られてもみんなでフォローしあうあの関係性が素敵だった。いつか就労するためのトレーニングと工夫を見つけられたらいい。ただもう謝るのは疲れた。だからお礼の方が多くなるようにしたい。
ADHDというレッテルに負けず、甘えず、性格、個性として、自分と相手に謙虚に。