今回は対を成す閉経前女性の膀胱炎の治療薬です。抗菌薬の選択はどのように成されているのでしょうか。
 
20代女性
LVFX500mg 1日1回6日間
 
閉経前の急性単純性膀胱炎と思われます。JAID/JSC感染症治療ガイド2014によれば、2009年の3学会合同サーベイランスでは、分離菌の82%がグラム陰性菌であり、大腸菌(E.coli)は74%であり、またグラム陽性菌の分離頻度は約17%であり、腐生ブドウ球菌(S.saprophyticus)は約8%と報告されています。
この場合のE.coliはセフェム、キノロンなどいずれも90%以上の薬剤感受性を保持していると報告されています。
このため、JAID/JSC感染症治療ガイドラインでは、閉経前の急性単純性膀胱炎治療の第一選択として、LVFX経口1回500mg 1日1回 3日間 を推奨しています。第二選択はセフェム系抗生剤7日間です。