蓄積率を利用して、高度腎機能低下時(クレアチニンクリアランス(Clcr)<30mL/min)の用量で、
メマリーの定常状態の血中濃度がどうなるか推算します。
メマリー錠の添付文書のデータを利用します。
腎機能正常での維持量は20mg/day
Clcr<30では10mg/day
 
PKパラメータ:
腎機能正常で20mgを単回投与時  半減期60時間 Cmax30ng/mL
Clcr<30で10mgを単回投与時  半減期120時間 Cmax16ng/mL
 
蓄積率:
腎機能正常では1/(1-exp(-0.693x24/60)=4.13
Clcr<30では1(1-exp(-0.693x24/120)=7.72
 
定常状態のCss.max
腎機能正常 300時間(≒13日)後に定常状態に達する 30x4.13=124ng/mL
Clcr<30では 600時間(=25日)後に定常状態に達する 16x7.72=124ng/mL
 
このように、腎機能低下している場合は、減量した用量で腎機能正常者と同じ定常状態の血中濃度に達する事が予想されます。