こんにちは。研修認定薬剤師の奥村です。今日は降圧剤のエビデンスについてお送りします。やや古い研究ですが、3報あります。
【ACCOMPLISH試験】
II度高血圧(160/100以上)で2剤併用療法(Ca拮抗薬とARB)脳卒中と心血管疾患の1次予防目的。
ARBではないが同じクラス(RAS抑制薬)のACE阻害剤併用療法のエビデンスがある。ACCOMPLISH試験において心血管ハイリスク患者(*)の心血管イベント(**)発症抑制効果はACE+サイアザイドよりACE+Ca拮抗薬が優れていた。ACE+サイアザイド群イベント発生率11.8%-ACE+Ca拮抗薬群イベント発生率9.6%=ARR2.2%でNNT=46なので、ハイリスク患者の場合46人をACE+サイアザイドでなくACE+Ca拮抗薬を使用すれば3年間で5.4人程度発生する心血管イベントをもう1人減らす効果が期待される。(*心血管疾患既往,腎イベント,末梢血管疾患,左室肥大,糖尿病のうち2つ以上を有する患者 **心血管死,MI,脳卒中,UAによる入院,血行再建術,心臓突然死からの蘇生) PMID: 19052124
【Syst-Eur試験】
高齢者の高血圧治療にCa拮抗薬を使うエビデンスがある。Syst-Eur試験では60歳以上の高血圧患者がCa拮抗薬を服用することで脳卒中の発症を抑制した。ベースラインリスク1.37%である。対照群イベント発生率1.37%-治療介入群イベント発生率0.79%=ARR0.58%/年で、NNT=174、すなわち174人がCa拮抗薬を1年服用することで、2.4人くらい自然発症する脳梗塞をもう1人減らす効果が期待出来る。PMID: 9297994
リスク比RR=0.58%で、絶対リスク減少RRR=1-RR=42%
【PROGRESS試験】
脳梗塞/TIA既往者にACE阻害剤単独あるいは利尿薬追加による2次予防効果を検証している。脳卒中の発症はベースラインリスク10%、プラセボ対象でRR=28% (95%CI 17-38%) ARR=7.2%でNNT=14 70人が服用して7人の発症を2人の発症に減らす効果が期待される。サブグループ解析だが、併用例では脳卒中のRR=43%と著しい効果が示唆された。
【ACCOMPLISH試験】
II度高血圧(160/100以上)で2剤併用療法(Ca拮抗薬とARB)脳卒中と心血管疾患の1次予防目的。
ARBではないが同じクラス(RAS抑制薬)のACE阻害剤併用療法のエビデンスがある。ACCOMPLISH試験において心血管ハイリスク患者(*)の心血管イベント(**)発症抑制効果はACE+サイアザイドよりACE+Ca拮抗薬が優れていた。ACE+サイアザイド群イベント発生率11.8%-ACE+Ca拮抗薬群イベント発生率9.6%=ARR2.2%でNNT=46なので、ハイリスク患者の場合46人をACE+サイアザイドでなくACE+Ca拮抗薬を使用すれば3年間で5.4人程度発生する心血管イベントをもう1人減らす効果が期待される。(*心血管疾患既往,腎イベント,末梢血管疾患,左室肥大,糖尿病のうち2つ以上を有する患者 **心血管死,MI,脳卒中,UAによる入院,血行再建術,心臓突然死からの蘇生) PMID: 19052124
【Syst-Eur試験】
高齢者の高血圧治療にCa拮抗薬を使うエビデンスがある。Syst-Eur試験では60歳以上の高血圧患者がCa拮抗薬を服用することで脳卒中の発症を抑制した。ベースラインリスク1.37%である。対照群イベント発生率1.37%-治療介入群イベント発生率0.79%=ARR0.58%/年で、NNT=174、すなわち174人がCa拮抗薬を1年服用することで、2.4人くらい自然発症する脳梗塞をもう1人減らす効果が期待出来る。PMID: 9297994
リスク比RR=0.58%で、絶対リスク減少RRR=1-RR=42%
【PROGRESS試験】
脳梗塞/TIA既往者にACE阻害剤単独あるいは利尿薬追加による2次予防効果を検証している。脳卒中の発症はベースラインリスク10%、プラセボ対象でRR=28% (95%CI 17-38%) ARR=7.2%でNNT=14 70人が服用して7人の発症を2人の発症に減らす効果が期待される。サブグループ解析だが、併用例では脳卒中のRR=43%と著しい効果が示唆された。
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