厚労省O157感染診療ガイドラインにある抗菌薬早期投与の方針に従い、初診で便中白血球陽性や血性下痢により細菌性腸炎を疑う患児に対して、下記の4項目のうち1つを満たせば便培養の結果を待たず抗菌薬を処方する立場がある*。3歳未満で高熱を伴えば菌血症のリスクがあると判断して特に抗菌薬を投与し、年長児では高熱があっても抗菌薬なしで症状が改善する場合があるので、重症感の有無を判断して処方を決める。
カンピロバクター、下痢原性大腸菌、サルモネラ菌を標的にホスホマイシン50-100mg/kg/日を3-4日処方し、便培養をしていれば結果が出る3-4日後に合わせて再受診の指示をする。経口摂取不良で脱水症状が見られる場合、下痢の性状や回数が悪化する場合、血便が見られるようになった場合は予約日を待たずに再受診するよう伝える。
4項目:3歳未満(±) 38.5度の発熱(±) 肉眼的血便(±) 強い腹痛や頻回の下痢から来る重症感(±)
*出典 加藤英治著 『症状で見る子どものプライマリ・ケア』 P189 医学書院 2010年第1版
炎症性の感染性下痢症は細胞毒性があり侵襲性である為、腸管粘膜の破壊により便白血球や血便が見られる。
出典『内科診断ストロング・エビデンス』P271医学書院2013年第一版
発熱・血便・しぶり腹(小量頻便・残便感)・激しい腹痛は大腸型であり、嘔吐や大量水様便を伴う小腸型と異なり、常に細菌性腸炎を示唆する。
細菌感染性胃腸炎の迅速診断としては、鏡検で便中白血球を認める場合、感度30.8%特異度96.0%で、陽性尤度比7.7陰性尤度比0.7である。
便潜血は感度30.8%特異度94.0%で、陽性尤度比5.1陰性尤度比0.7である。
鏡検で便中白血球かつ便潜血陽性の場合、感度23.1%特異度98.3%、陽性尤度比13.6陰性尤度比0.8である。
いずれも感度は低いが特異度は高いので、陽性ならば細菌性腸炎と考える。
J Clin Microbiol.1996 May;34(5):1161-5
溶血性尿毒症症候群(HUS)は腸管出血性大腸菌感染症の合併症として有名だが、抗菌薬投与で56%、非投与で8%に生じたとする報告がある。
N Engl J Med. 2000 Jun 29;342(26)1930-6
出典『ジェネラリストのための内科診断リファレンス』P88-91 医学書院 2014年第一版
カンピロバクター、下痢原性大腸菌、サルモネラ菌を標的にホスホマイシン50-100mg/kg/日を3-4日処方し、便培養をしていれば結果が出る3-4日後に合わせて再受診の指示をする。経口摂取不良で脱水症状が見られる場合、下痢の性状や回数が悪化する場合、血便が見られるようになった場合は予約日を待たずに再受診するよう伝える。
4項目:3歳未満(±) 38.5度の発熱(±) 肉眼的血便(±) 強い腹痛や頻回の下痢から来る重症感(±)
*出典 加藤英治著 『症状で見る子どものプライマリ・ケア』 P189 医学書院 2010年第1版
炎症性の感染性下痢症は細胞毒性があり侵襲性である為、腸管粘膜の破壊により便白血球や血便が見られる。
出典『内科診断ストロング・エビデンス』P271医学書院2013年第一版
発熱・血便・しぶり腹(小量頻便・残便感)・激しい腹痛は大腸型であり、嘔吐や大量水様便を伴う小腸型と異なり、常に細菌性腸炎を示唆する。
細菌感染性胃腸炎の迅速診断としては、鏡検で便中白血球を認める場合、感度30.8%特異度96.0%で、陽性尤度比7.7陰性尤度比0.7である。
便潜血は感度30.8%特異度94.0%で、陽性尤度比5.1陰性尤度比0.7である。
鏡検で便中白血球かつ便潜血陽性の場合、感度23.1%特異度98.3%、陽性尤度比13.6陰性尤度比0.8である。
いずれも感度は低いが特異度は高いので、陽性ならば細菌性腸炎と考える。
J Clin Microbiol.1996 May;34(5):1161-5
溶血性尿毒症症候群(HUS)は腸管出血性大腸菌感染症の合併症として有名だが、抗菌薬投与で56%、非投与で8%に生じたとする報告がある。
N Engl J Med. 2000 Jun 29;342(26)1930-6
出典『ジェネラリストのための内科診断リファレンス』P88-91 医学書院 2014年第一版
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