転倒リスクや依存性の問題から、睡眠導入剤の是非は簡単に語れませんが、屯用についてガイドラインに記載があったので、紹介しておきます。

以下、睡眠薬の適正な使⽤と休薬のための診療ガイドラインより抜粋。

 

【Q5】 眠れない時だけ睡眠薬を服⽤してもよいでしょうか? 【患者向け解説】 不眠が⽐較的軽症で、睡眠薬を少量だけ服⽤している⽅の場合には、必ずしも睡眠薬を定期的に 毎晩服⽤せずに、眠りにくい夜だけ頓⽤しても不眠症状が悪化しないことが知られています。ただ し、このような頓⽤法の効果は⼀部の睡眠薬についてだけ確認されているだけで、すべての睡眠薬 について通⽤するか確かめられていません。また、不眠が重症な時、多剤服⽤時には、休薬した夜 に不眠が悪化する可能性があるため頓⽤法は避けたほうが良いでしょう。睡眠薬を減らすときには 緩やかに計画的に⾏うことが⼤事だとされています(Q40 を参照)。頓⽤法を試すときには、医師 と相談して睡眠薬の種類や服⽤⽅法を決めるようにしましょう。 【勧告】 ⾮ベンゾジアゼピン系睡眠薬であるゾルピデムの頓⽤(As-needed/Non-Nightly 療法)が定期 服⽤時と同等の治療効果を有し、また認容性に優れていることを⽰す複数のエビデンスがあり、⽐ 較的軽症で治療初期の不眠症患者に対する治療選択肢の⼀つとなりえる。他の⾮ベンゾジアゼピン 系睡眠薬でも同様な効果が得られる可能性があるが、臨床試験は実施されていない。【推奨グレー ドB】 ベンゾジアゼピン系睡眠薬については休薬夜に薬物離脱性の不眠症状の悪化が⾒られる危険性 が否定できないため、頓⽤は推奨されず、必要な場合には慎重に⾏うべきである。【推奨グレードC2】