横浜エアジン・ライブ・レポート by 福娘紅子
エアジン・ライブのレポートを福娘紅子さんにお願いしてあり、さっそくいただいたのでアップします。紅子さん。ライター仕事が多忙の中、感謝です(^_^;
腕に落ちる雨粒の冷たさが心地よい、蒸し暑い梅雨のただ中。
7月1日、私は、横濱『エアジン』でのJam Stringsライブへと向かっていました。
暮れかけた中華街ではフィラメントが湿気に滲み、このまま歩いて行くとどこか不思議な場所に着いてしまいそうな、物悲しい心細さと、敬虔な清澄さが交錯する、不思議な気持ちになりました。
そして、無事にレトロなペプシ看板に辿り着き、重い扉を開けると。そこは、やはり違う空間に繋がっていました。
年季の入ったフローリングの床、止まった掛け時計。低く流れるジャズ。煤けた壁に染み込んだ、過去の出演者たちの音、音、音。今が西暦何年なのか。ここは何という街なのか。ふっと、忘れそうになるお店でした。
この夜のJam Strings、Joseさんはシックな黒のスーツ、みっきぃさんは大人っぽいデザインTシャツという装いで、店の雰囲気に合わせます。
Jamの音楽は、「お洒落」や「オシャレ」という軽い表現では無く、「洒落ている」といういい意味の古さが似合うと思っていますが、エアジンという店はまさに二人にぴったりのステージという感じでした。床も壁も、弦の生の音を柔らかく響かせ、時間の感覚を奪いました。
今夜のJamの音もあの壁に染み込み、エアジンの空気を作る大切な要素の一つになるのでしょう。
店を出て、階段を降り、駅へ向かうとそこは2005年の日本の都市。『横濱』はもうどこにも無く、揺られる電車の蛍光灯の明るさが悲しく感じられる帰り道でした。
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