続きです


娘の病気が
わかった日のことです







夜、夫が荷物を持って
病院へ戻ってきてくれました






MRI検査の結果を聞くため
先生たちに呼ばれたので
夫と二人で面談室へ




先生は主治医の先生と他に2人いました

あと看護師さんが1人





先生がMRI検査の画像を画面に出し

主治医の先生がすぐ話しました







まずはお父さんは何されてますか?
お母さんは?
と、それぞれ聞かれたので
それぞれ仕事の内容を伝えました



先生は、うんうん、と頷き

続いて
きょうだいは?と聞かれたので
いません、娘ひとりです、と答えました



するとまた頷いてから





ほぼ前置きなく、









脳腫瘍です
それもかなり悪性の



大体、余命9ヶ月〜1年くらい






このあたりで夫は
「うそですよね?!」
「うそだぁぁ…」と言っていました

私は夫の手を握り
下を向いて、ただ泣いていました



先生は説明を続け





年に1人か2人…
いや、1人いるかいないか…かもしれない



その後はホワイトボードに書いたりしながら
説明されてました

(かなり気が動転している状態で聞いていたため
先生の発言や説明の順番、薬の名前など、
間違いがあるかもしれません)





まず脳幹部という
生きていくのにとても大事なところに
腫瘍ができていて

グリオーマ…
脳幹グリオーマ(DIPG)です



びまん性で、じわーっと
拡がっている

(びまん性正中グリオーマ)
 
手術は、できない

完全に治すことができない
皆、治そうと研究なりしているが
治す方法が今のところない
↑この辺は、色々な言葉を使って
かなり強くお話してくれました


できる治療としては
まず放射線治療

放射線治療すると、良くなって
個人差はあるけど
3、4ヶ月は元気に過ごせたりする


その後、必ず…腫瘍は大きくなる


そうなったときには
抗がん剤を使う
①アバスチン②テモダール
ただこれも効果が期待できるかは…
効果があるかもしれないし、ないかもしれない
劇的に余命が延びるわけではない

 

↓これについてはとても曖昧です
生検して、遺伝子レベルでの診断?パネル検査?
というものもある…
と、詳しく説明してくれて何となく覚えていますが
曖昧すぎるので端折ります








大体このようなことを
じっくりと説明してくれました


最後に
今後どうしていったらいいか、
ということだと思うけど、私達に

まずは放射線治療をして
その子らしく、良い時間を過ごしてもらう

それがいいかな…

というようなことを言われました


まず放射線治療は、する
とのことで

その前に
生検するか?
放射線治療と並行して抗がん剤を使うか?
それとも放射線治療のみからスタートするか?


それを明日までに決めて来てほしい



説明は終わり
先生方と一緒に部屋をでました


部屋を出てから
主治医の先生には

子供は敏感に察知するから…
(泣いている私を見て、言われたのだと思います)

心理士さんとお話することもできるので
希望があれば言ってほしい、

と言われました




夫は1人で個室で待ってる娘が心配だから
先に行くね、と娘の元へ

私は涙を止めることができず
しばらく廊下で過ごしてから

娘の元へ戻り

夫は家に帰りました